CCCの2選手が新型コロナウイルス感染でティレーノ除外

CCCチームはイタリアで開催中のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコからルーカス・ビシニオウスキーとシュモン・サイノク(ともにポーランド)を撤退させた。9月14日にチームが発表した。

ティレーノ〜アドリアティコ第7ステージ ©LaPresse – Fabio Ferrari

ビシニオウスキーは、大会期間中に軽度の症状を発症。13日の第7ステージをリタイアし、その日の夕方に受けたPCR検査で陽性となった。ビシニオウスキーは再確認のためにもう一度PCR検査を受ける。

CCCチームのCovid-19ポリシーに従って、ビシニオウスキーのルームメイト、サイノクは自動的にレースから撤退し、PCR検査を受ける予定。

チームはティレーノ〜アドリアティコの医療チームと協議して、レースに同行しているすべての選手とスタッフを、13日夕方と14日朝の2回にわたってPCR検査を実施。全員が非感染だったため、大会主催者のRCSが規定する特別ルールに則してレースを続行することになった。

●CCCのホームページ

ポガチャル2勝目、ベルナル脱落…ツール・ド・フランス第15S

第107回ツール・ド・フランスは9月13日、リヨン〜グランコロンビエール間の174.5kmで第15ステージが行われ、44秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)が首位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)を振り切って今大会2勝目を挙げた。

マイヨジョーヌのログリッチとアシスト陣。2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

ポガチャルがボーナスタイム10秒、ログリッチが6秒を獲得し、タイム差は40秒となった。

エガン・ベルナルが第15ステージで苦戦 ©A.S.O. Pauline Ballet

前年の総合優勝者エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)は7分20秒遅れで、総合優勝争いから一気に脱落した。

2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
NTTのミヒャエル・ゴグル(オーストリア)とB&Bホテルズ・ビタルコンセプトのピエール・ロラン(フランス)が抜け出す ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Alex-Broadway
メイン集団を引っ張るユンボ・ビスマのトニー・マルティン。2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Alex-Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2020ツール・ド・フランス第15ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

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🇫🇷ツール・ド・フランス公式サイト

クラーが初優勝、ログリッチ首位堅持…ツール・ド・フランス14S

2020ツール・ド・フランスは9月12日、クレルモンフェラン〜リヨン間の194kmで第14ステージが行われ、サンウェブのショーレン・クラー(デンマーク)が残り3km地点から単独で抜け出すことに成功し、初優勝を飾った。

マイヨジョーヌのログリッチ。2020ツール・ド・フランス第14ステージ ©A.S.O. Alex Broadway

総合成績では首位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が他の有力選手と同タイムでゴールし、マイヨジョーヌを守った。44秒遅れの総合2位はUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)で変わらず。

アレクセイ・ルツェンコ ©A.S.O. Alex Broadway
マイヨジョーヌのログリッチ、山岳賞のコズネフロワ、ポイント賞のベネット ©A.S.O. Alex Broadway
2020ツール・ド・フランス第14ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
ツール・ド・フランス第14ステージ優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux
マイヨジョーヌのログリッチ。2020ツール・ド・フランス第14ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
ティシュ・ベノートが残り10kmでアタック。2020ツール・ド・フランス第14ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
クラーがツール・ド・フランス第14ステージ優勝 ©A.S.O. Alex Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

ツール・ド・フランス第14ステージ優勝 ©A.S.O. Thomas Maheux

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マルティネスV、ポガチャル総合2位へ…ツール・ド・フランス13S

ツール・ド・フランスは中央山塊にある7つの峠を越える過酷な区間へ。9月11日にシャテルギヨン〜ピュイマリーカンタル間の191.5kmで行われた第13ステージは、EFのダニエル・マルティネス(コロンビア)が初優勝。

2020ツール・ド・フランス第13ステージ ©A.S.O. Alex Broadway

総合成績では44秒遅れの7位につけていたUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)がアタック。これに着いていけたのは首位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)だけで、2019年の覇者イネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)はスロベニア勢2人から38秒遅れた。ログリッチが首位を守り、ポガチャルが総合2位に浮上した。

2020ツール・ド・フランス第13ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
モビスターのマルク・ソレル。2020ツール・ド・フランス第13ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
マイヨジョーヌのログリッチ ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第13ステージを走る先頭集団 ©A.S.O. Pauline Ballet
エガン・ベルナルとイネオス軍団 ©A.S.O. Pauline Ballet
EFのダニエル・マルティネス(コロンビア)が初優勝 ©PresseSports Stéphane Mantey

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2020ツール・ド・フランス第13ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

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世界選手権代替開催地のイモラが大会運営に意欲

2020年のUCIロード世界選手権の開催地に急きょ決定したエミリア・ロマーニャのイモラが大会運営に自信を見せた。2020年大会は当初スイスのエーグル・マルティニーで予定されていたが、新型コロナウイルス感染拡大によりスイス政府がイベント制限措置を通告。UCI(国際自転車競技連合)が替わりの開催地を模索していた。

© 2020 Imola – Emilia Romagna 2020

UCIロード世界選手権は9月24日から27日までイタリアのイモラで開催されることになった。52年前の1968年にイタリアのビットリオ・アドルニが優勝した地だ。このときの2位選手とのタイム差9分50秒はいまも世界選手権の最大のギャップとして破られていない。

UCIロード世界選手権がイタリアで開催されるのはトスカーナ州フィレンツェで開催された2013年以来7年ぶり。

エーグル・マルティニーでの開催を断念したUCIは代替会場を模索。4都市からの招致を受け、スイスと同じくらい壮観でタフで要求の厳しいロードコースであること、現在のパンデミック中に最大の安全性を確保するために不可欠な最先端の施設があることを重点に、イモラに決定した。

2020年9月24日から27日まで、エリートクラスのレースが行われるUCIロード世界選手権は、イモラのエンツォ・エ・ディノ・フェラーリ競馬場に本部を置く。F1サーキットとしても知られる施設だ。

「イモラでのUCIロード世界選手権は、サイクリングが大好きで、このスポーツで歴史を作ったチャンピオンの発祥の地であるエミリア・ロマーニャにとって快挙だ。世界選手権開催を私たちは誇りに思う」と同地域のステファノ・ボナッチーニ会長。

●UCIのホームページ

2020東京の上り区間解放…富士山チャレンジライド開催へ

富士山南麓を駆けるヒルクライム×サイクリング「富士山チャレンジライド2020in御殿場・裾野・小山」が2020年10月10日(土)に開催される。

富士山南麓の自動車専用道路「南富士エバーグリーンライン」をタイム計測コースとして開放する、この日限りのプレミアムなヒルクライムイベント。また、ヒルクライム(8.9km)完走後のコース後半からは3つのエイドステーションを巡りながら富士山南麓を楽しむサイクリングゾーン(28km)が設定されている。裾野市・小山町・御殿場市の名物エイドグルメを堪能しながら1日通して満喫できるサイクルツアー。

主催は富士山チャレンジライド2020in御殿場・裾野・小山実行委員会。後援に静岡県、御殿場市、裾野市、小山町。事務局は静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会(E-Spo)。全国各地でサイクルツーリズム事業(=自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展 開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンも大会をサポートする。

東京2020オリンピック自転車競技ロードレースのコースとなる静岡県では、サイクリストの受け入れが整備されてきていて、サイクリストウェルカム。エントリー受け付け中で、申し込みは9月28日(月)まで。

コースとなる2市1町にそれぞれエイドステーションを設置

富士山チャレンジライド 2020in 御殿場・裾野・小山
・開催日:2020年10月10日(土)
・申込期間:2020年9月5日(土)~9月28日(月)
・会場:富士山樹空の森(静岡県御殿場市)
・種目:ヒルクライム・サイクリング
・定員:300名
・主催:富士山チャレンジライド 2020in 御殿場・裾野・小山実行委員会
・後援:静岡県、御殿場市、裾野市、小山町
・事務局:静岡県東部地域スポーツ産業振興協議会(E-Spo)
●富士山チャレンジライド2020in御殿場・裾野・小山のホームページ

・問い合わせ先:一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン 〒160-0011 東京都新宿区若葉 1-4 四谷弘研ビル 1F

富士山チャレンジライドのオススメ

特別な1日! 南富士エバーグリンライン完全封鎖
普段は自動車専用道路(有料道路)のため自転車では走ることができない南富士エバーグリーンラインを完全封鎖! ヒルクライムのタイム計測コースとして開放。

御殿場市・裾野市・小山町のエイドステーション
コースとなる2市1町にそれぞれエイドステーションを設置。地元のおもてなしで参加者をお迎え。富士山南麓の景色とともに食も楽しめる

サイクリストに優しい富士山南麓
富士山南麓では東京2020オリンピック自転車競技ロードレースのコースとしてサイクリストの受け入れが整備されてきている。コース以外の施設、温泉、お店などにもこれを機に訪れて みては?

全長 63.7km 獲得標高 1325m (うち計測区間 8.9km/獲得標高 528m/平均勾配 5.9%)

富士山樹空の森

翌日開催!サイクルボール富士いちステージ SPECIAL EDITION
静岡県御殿場市を起点にぐるっと 1 周 120km!

10月11日(日)には同会場で「サイクルボール -日本7大1周制覇の旅-」のひとつ「富士いち」のコースをこの日限定の充実したサポート・限定特典を付けて走行できる「サイクルボール富士いちステージ SPECIAL EDITION ~富士山1周サイクリング」を開催。ぜひ2日間で富士山を満喫しよう。
●サイクルボール富士いちステージ SPECIAL EDITIONのホームページ