トレック直営店は自転車商品値上げに無金利キャンペーンの打開策

トレック・ジャパンが全国に展開する26店舗のトレック直営店で、8月31日まで無金利キャンペーンを実施する。税込み10万円以上のショッピングローンでの買物で最大24回まで無金利で支払える。

無金利キャンペーンは当初は7月31日までだったが、8月31日までに延長した。自転車関連商品は世界レベルの品薄状態が続き、日本では特に輸送コスト増大、円安などの影響で各メーカーが価格見直しを発表。全国的に売れ行きに影響が生じていた。 

バイクと同時購入のアクセサリーやホイールなど、パーツのみの買物でも利用可能。秋のサイクリングシーズンに向けて、カーボンロードバイクやホイールのアップグレード、またはeバイクなど新規での自転車購入を検討している人にお得なキャンペーン。 

■期間: 8/31(水)まで
■対象:合計で税込10万円以上の商品を指定ショッピングローンで買い物の人
※指定のショッピングローン会社での審査の必要ある
■特典:最大24回まで金利無料 
■実施店舗:全国26店舗のトレック直営店

最新eバイク、FX+ 2は税込324,500円

■支払い例: 
・軽量カーボンロード「Émonda SL 5 Disc(税込349,800円)」なら24回払いで月々14,500円~ 
・最新e-bike「FX+ 2(税込324,500円)」なら24回払いで月々13,500円~ 
・走りの質を変えるカーボンホイール「Aeolus Pro 3 TLR(税込229,800円)」なら24回払いで月々9,500円~ 

●トレックの詳細ページ

ナリフリがヒットユニオンのアウトドアブランドとコラボ商品

「fashion + bicycle」をコンセプトに、自転車に乗ることを想定した機能と街に溶け込むデザインを両立させたブランド「 narifuri(ナリフリ)」は、『軽くてタフでなければいけない』をコンセプトに高品質なプロダクトを生み出し続けている、1981年に設立されたアウトドアブランド「WILD THINGS(ワイルドシングス)」をコラボレーターに迎え、初となるコレクションを発表した。 

narifuri × WILD THINGS ベンチレーションデナリシャツ

コラボレーションは、narifuriがモノ作りのテーマとして取り組んでいる 『PROTECT RIDE』をベースに構成されている。

バッグを持たなくてもいいようにウエアに収納性

 「FIELD PROTECT RIDE」をテーマとした今回のコレクションでは、日常から非日常へ、タウンユースでありながらアウトドアフィールドも自転車での移動や遊びをストレスなく身軽に気軽に楽しもうというコンセプト。服自体に収納を持たせ、自転車乗車時にバックを持つことで生じるストレスや問題解消を目的としたアウター、シャツ、パンツの3アイテムが登場。両ブランドがバックボーンに持つ、自転車とアウトドアの要素を融合したコラボレーションとなった。 

narifuri × WILD THINGS パッカブルデナリジャケット

『PROTECT RIDE』とは
自転車に乗るために必要な機能と、自転車に乗ることで起きるさまざまな問題から乗り手を守るための機能を備えているアイテム。 

2022年10月には、narifuri × WILD THINGSコレボレーション第2弾の発売を予定。 

narifuri × WILD THINGS パッカブルデナリジャケット/¥32,000+Tax
WILD THINGSを代表するDENALI JACKETをベースに、narifuri独自の機能が盛り込まれたアウター。

narifuri × WILD THINGS パッカブルデナリジャケット(背面)

表地にはnarifuriオリジナル4WAY撥水ストレッチリップストップを採用。高密度でしっかりとした耐久性のあるリップストップ生地は、撥水機能がありながら縦横斜めに伸縮し自転車乗車時の動きを制限することがない。またムレ防止のため脇下にはハトメ仕様を追加。

DENALI JACKETの特徴の1つであるフロントの大容量ポケットに加え、コラボのみの仕様として後身頃に大容量バックポケットを完備。1泊程度の荷物なら十分収納可能なポケットでありながら、着用していない時はひっくり返すこおtでサコッシュになる特別仕様。

narifuri × WILD THINGS パッカブルデナリジャケット

今回のコレクションアイテムには、WILD THINGSの特別仕様のリフレクターネームが付属。 

narifuri × WILD THINGS テーパードカーゴパンツ/¥22,000+Tax
WILD THINGSで展開されていたTACTICAL RIP 7POCKET PANTSをベースに、narifuri独自の機能が盛り込まれたパンツ。

narifuri × WILD THINGS テーパードカーゴパンツ

パッカブルデナリジャケット同様、表地にはnarifuriオリジナル4WAY撥水ストレッチリップストップを採用。TACTICAL RIP 7POCKET PANTS自体が収納力のあるアイテムで、コラボ独自の仕様は自転車に乗るための機能に特化した。

全体的なサイズ感を調整し、テーパードシルエットに変更することにより、ペダリング時に邪魔になる裾のもたつきを軽減解消。ショートパンツ丈へのサイズ変更(2WAY 仕様)のギミックは残し、サドルの接地面であるお尻は二重仕様。裾にはWILD THINGSの特別仕様のリフレクターネームが付属。 

narifuri × WILD THINGS ベンチレーションデナリシャツ/¥19,000+Tax
WILD THINGSで展開されているDENALI SHIRTベースに、narifuri独自の機能が盛り込まれたアイテム。

narifuri × WILD THINGS ベンチレーションデナリシャツ

表地にはポリエステルストレッチサッカーストライプを採用。ポリエステル100%でありながらスパンライクな表情のサッカー生地は、軽量、吸水速乾、イージーケア性があり、シャツの悩みである洗濯後のシワ問題も軽減。ストレッチ性もあるため、通常のシャツに比べ自転車乗車時の動きを制限することがなく、ベースのDENALI SHIRT自体が収納力のあるフロントポケットを完備しているため、このコラボレーションシャツではナリフリらいし自転車に乗るための機能をプラスした。

全てのボタンは片手でも着脱しやすいようにドットボタンを使用。体温上昇の激しい自転車乗りのことを考慮し、ムレ防止のために背面にnarifuri独自のベンチレーションシステムを採用している。脇下にはハトメ仕様を追加し、WILD THINGSの特別仕様のリフレクターネームも付属。 

●ナリフリのホームページ

澤田茉奈がBMX世界選手権12歳女子クラスでダブルタイトル

BMXレーシング世界選手権のワールドチャレンジカテゴリーがフランスのナントで7月26日から29日まで開催され、初日に開催されたクルーザークラス女子12歳アンダーで、澤田茉奈(さわだまな)が後続に10車身以上の差をつけ、日本人女子初となるクルーザークラス優勝を飾った。

女子12歳アンダーの澤田茉奈 ©日本自転車競技連盟

総勢2830選手、8歳から50歳超で世界チャンピオンを争う

世界各国から総勢2830選手が集まったUCI BMXレーシングワールドチャレンジは、新型コロナウイルスの影響から中止が続いていて、2019年のベルギー大会以来の開催となった。ワールドチャレンジは、タイヤサイズが20インチと24インチの2種類のクラス設定があり、下は8歳から上は50歳以上まで全43カテゴリーが設けられる。世界中から集まる老若男女が、チャンピオンシップレベルと同様のコースで世界1を争う、自転車競技でも選手年齢層の幅が一番広い国際大会となっている。

ワールドチャレンジカテゴリーに参加した日本チーム ©日本自転車競技連盟

日本からは総勢18選手が参戦し、男子は12歳アンダーで石川智士(いしかわさとし)が7位入賞、15−16歳では浦井健芯(うらいけんしん)が5位に入り、合計3名のファイナリストが生まれた。

15−16歳で浦井健芯(左から4人目)が5位に ©日本自転車競技連盟
11歳クラスで2位になった高崎成琉 ©日本自転車競技連盟
12歳アンダーで石川智士が7位 ©日本自転車競技連盟

2日目以降の20インチクラスでは、女子12歳で澤田が2018年以来の2度目の優勝、クルーザー クラスとのダブルチャンピオンを獲得した。男子は11歳の高崎成琉(たかさきなる)が決勝へ進出し、優勝まであと数センチ届かなかったものの、2018年に獲得した自身の7位を大きく上回る世界2位を獲得した。 男子の表彰台獲得は、2012年の増田優一以来10年ぶりだった。

澤田茉奈が後続に10車身以上の差をつけ日本人女子初となるクルーザークラス優勝 ©日本自転車競技連盟

大会でのワールドチャレンジ日本チームの活躍は、その後に開催されたれチャンピオンシップレベルの複数名決勝進出につながる大きな勢いをつけ、次世代の可能性も表す好成績で大会を終えた。

木内彪凱がBMXレーシング世界選手権29位、西村寧々花17位

BMXレーシング世界選手権がフランスのナントで7月30日から 31日まで開催され、ジュニア1年目となる木内彪凱(飛龍高)が男子で29位、西村寧々花(GAN TRIGGER)が女子ジュニアで17位になった。

木内彪凱はジュニア男子29位 ©日本自転車競技連盟

ジュニア男子はエリート男子に次ぐ大混戦

エリート男子に続く参加人数56選手(計27カ国)が集まったジュニア男子カテゴリー(17−18歳)。日本からはジュニア1年目となる木内が派遣され、シーズン前半に行ったヨーロッパシリーズでの単独武者修行の成果の発揮に期待がかかった。

予選では好スタートを決めたが、隣の選手と接触してクラッシュ。一時は重症と思われたが、幸いにも軽症だったため、敗者復活戦Last Chance Qualifyに出場し、通過圏内の2位で1/8決勝へ進出。1/8決勝でも好スタートを決めて3位でレースを展開するが、最終コーナーでのライン取りミスにより順位を落とし、5位で準々決勝進出を逃した。

木内彪凱のコメント
15-16歳のワールドチャレンジがコロナウイルスの影響により2年間中止が続き、3年越しでの世界選手権挑戦でした。事前練習から調子は整っていただけに1/8決勝でミスをして、チャンスをつかみきれなかった自分にガッカリしていますが、現状の自分の位置も確認できたことは、次のトレーニング活かせる収穫でした。

また、初めてのナショナルチームとの大会参戦で慣れない部分もありましたが、それ以上に学ぶことも多く、ここからエリートへ向けての新たなスタートと再認識することもできました。 来年もヨーロッパにベースを置いて、最後のジュニアで勝負できる位置に持っていきたいです。

<大会結果 男子ジュニア>
優勝:BIJSTERBOSCH Julian(オランダ)
2位:BRINK Jaymio(オランダ)
3位:MAGDELIJNS Wannes(ベルギー)
29位:木内彪凱(飛龍高)

ジュニア女子で西村が準々決勝に進出

女子17カ国から総勢27名が集まったジュニア女子カテゴリーには、日本からは西村が出場した。予選は通過圏内の4位でコース前半を終えるが、第2コーナーで接触してクラッシュしたため、敗者復活戦に回った。

西村寧々花はジュニア女子17位 ©日本自転車競技連盟

上位2名が通過となる敗者復活戦では、3位で追いかけると展開となったが、最終コーナーで一つ順位を上げ、0.087秒と僅差で逃げ切り、翌日の準々決勝へ進んだ。

5名で争われた準々決勝では、最初のジャンプでのミスが響き、上位4名には届かず、総合17位でジュニア最終年を終えた。

西村寧々花のコメント
2021年の世界選手権では予選を通過できなかったため、いくつかの課題に取り組んできましたが、ジャンプという最大の課題で差を埋めきれず、今回も納得できる結果は得られませんでした。

帰国後はアジア選手権などが続きますが、まずはジャンプフォーム修正を1番の目標において、その後に次のU23カテゴリーでの4年間に向けて大会での結果を考えてきたいと思っています。日本からのたくさんの応援、ありがとうございました。

左から丹野夏波、籔田寿衣、西村寧々花 ©日本自転車競技連盟

<大会結果 女子ジュニア>
優勝:BRINDJONC Lea(フランス)
2位:STURISKA Veronika Monika(ラトビア)
3位:MAY Bella(オーストラリア)
17位:西村寧々花(GAN Trigger)

中井飛馬がBMXレーシング世界選手権U23で3位…丹野夏波は女子4位

BMXレーシング世界選手権がフランスのナントで7月30日から 31日まで開催され、世界選手権大会初開催となったU23カテゴリーで、男子は中井飛馬(日本体育大)が、2017年世界選手権ジュニアカテゴリー以来の決勝進出を果たし、3位になった。

中井飛馬が2022BMXレーシング世界選手権U23で3位。中央は優勝したレオ・ガロワン(フランス)、左は2位フアンカミロ・ラミレス(コロンビア) ©日本自転車競技連盟

女子U23カテゴリーでは丹野夏波(早稲田大)、籔田寿衣(大阪体育大)が決勝進出を果たし、それぞれ4位と7位に食い込んだ。

丹野夏波(左から2人目)はU23女子で4位と健闘 ©日本自転車競技連盟

フランスでのBMX世界選手権開催は2005年パリ大会以来。それにさかのぼる1999年にも同市ナント世界選手権開催実績を持っている。日本チームはチャンピオンの称号であるレインボージャージを賭けて戦うチャンピオンシップレベル(ジュニア、U23、エリート)に、ジュニア男女各1選手、U23男子3選手、女子2選手の計7選手を派遣した。エリートの派遣は、男子該当者なし、女子は怪我のため不参加だった。

中井が日本勢としてチャンピオンシップカテゴリー初の表彰台

この大会から新設されたU23カテゴリーには24カ国、55選手が参戦し、初代チャンピオンを狙っての混戦が繰り広げられた。日本からは2021年のワールドカップシリーズチャンピオンである中井をはじめ、増田優一(大阪体育大)、島田遼(GAN TRIGGER)の 3人が代表とし参戦。

中井飛馬が先頭に立ってゴールを目指す ©日本自転車競技連盟 ©日本自転車競技連盟

初日の予選・1/8 決勝では、中井が1/8決勝を1位で通過し翌日の準々決勝へ進出した。 島田は1/8決勝で通過圏内の3位を走行中に、前走者との接触で失速。増田は敗者復活戦にあたる Last Chance Qualifyであと1つ届かず、それぞれ翌日の準々決勝へは勝ち進むことができなかった。

中井は翌日の準々決勝、準決勝を勝ち上がり、決勝へ駒を進めた。決勝ではインサイドの3レーンを選択。得意のスタートのタイミングミスにより後方から追い上げる展開となったが、世界選手権決勝であることから先頭グループでは荒れたレース内容が続き、度重なる接触などをうまくかわして、3位までの追い上げを見せてレースを終えた。

今大会会場はコンパクトで短いコースレイアウトのためスピードコースであり、一つのミスが大きく響く結果となった。それでも日本チームとしてはチャンピオンシップレベルでの初メダル・表彰台獲得となり、中井自身もジュニア4位を上回る成績を修めた。

先頭を行く島田遼。男子U23で37位 ©日本自転車競技連盟

中井飛馬のコメント
最低ラインのメダルを獲得しましたが、優勝だけを狙ってトレーニングを積んできて、決勝でも勝てる条件が揃っていただけに、レース直後から悔しい気持ちでいっぱいです。

決勝のスタートではタイミングを早まり、ゲートに前輪をヒットさせてしまいました。他の選手の展開からも、通常のスタートを決めることができていればと悔やみきれませんが、来年 からのエリートカテゴリーに向けて、今大会での経験を大切なステップとしたいです。

日本初のレインボージャージを持ち帰ることはできませんでしたが、日々の多くの方々のサポート、そして会場での日本チームの応援により、全力で今大会に挑めたことに感謝しています。たくさんの応援、ありがとうございました。

増田優一は男子U23で50位 ©日本自転車競技連盟

<大会結果 男子U23>
優勝:GAROYAN Leo(フランス)
2位:RAMIREZ VALENCIA Juan Camilo(コロンビア)
3位:中井飛馬(日本体育大)
37位:島田遼(GAN TRIGGER)
50位:増田優一(大阪体育大)

U23女子で丹野が表彰台まであと一歩の4位

女子U23の参加者は13カ国、18選手と少なめだったが、参加者の半数以上が今シーズンのワールドカップシリーズで決勝へ進出していて、各国の強豪選手が集結した。

日本の丹野と籔田は各組において予選を2位で勝ち上がり、準決勝も接触などで危ない場面もあったが、それぞれ4位で決勝へ進出した。両選手ともチャレンジレベルでの決勝進出が最後で、丹野は2016年ぶり、籔田は2015年ぶりに決勝へ。再び世界選手権大会決勝の舞台へ戻ってきた。

籔田寿衣は女子U23で7位 ©日本自転車競技連盟

決勝で丹野は5レーン、籔田は6レーンからスタート。丹野が好スタートを決めるも、最初のジャンプで少し失敗し、4番目で第1コーナーを通過。前を行く選手を追走するが終始差を縮めることはできず4位でフィニッシュ。籔田は第1バームで接触し、大幅に失速したため最終7位となった。

表彰台まであと1歩だったが、複数名の日本人選手決勝進出はチームとしても大きな成果となった。

丹野夏波のコメント
目標としていたトップ3にあとひとつだったので、悔しい気持ちもありますが、決勝でも今持っているベストのパフォーマンスを発揮することができたので、今大会の結果には満足しています。

東京オリンピックの代表を逃してから、気持ちの切り替えに時間がかかってしまいましたが、こうしてまた大きな舞台でBMXレーシングをすることで、次なる目標へのモチベーションを見つけることができました。今シーズンもまだ続くので、短い休憩をはさんで残りのワールドカップシリーズに向けてトレーニングに励みたいと思っています。 応援ありがとうございました。

左から丹野夏波、籔田寿衣、西村寧々花 ©日本自転車競技連盟

籔田寿衣のコメント
大会に向けてヨーロッパで2カ月半の事前調整をしてきましたが、大会約3週間前に病院へ救急搬送される大きなクラッシュをしてしまい、直前までスタートに立つことが目標となっていました。レースができるか不安な日々が続いていましたが、怪我の回復は早く、チームのサポートもあり、レース当日には全力で走れるまでになりました。

当初の目標でもあった決勝へ進出することができ、安堵の気持ちでいっぱいです。決勝では思った展開にはならず7位で終わりましたが、残り2年あるU23カテゴリーで表彰台、そし 優勝と着実にステップアップできることが今後の目標です。今大会でもたくさんのサポートをいただき、ありがとうございました。

<大会結果 女子U23>
優勝:SØRENSEN Malene(デンマーク)
2位:AEBERHARD Nadine(スイス)
3位:SIMPSON Molly(カナダ)
4位:丹野夏波(早稲田大)
7位:籔田寿衣(大阪体育大)

対向車が迷惑なまぶしさを抑え、地面も明るくなるシェード

自転車ヘッドライトが照射する光で、歩行者や対向車ドライバーが「眩しい」と感じる光を遮断し、危険を防止するシェードがワールドサイクルから発売された。シリコンゴムの伸縮性を利用することで、90%以上の自転車ヘッドライトに装着可能とメーカー。2200円。

防眩効果を維持しながら先端が発光する「光る防眩シェード」

夜のサイクリングに欠かせない自転車ヘッドライト。しかし、性能がアップし、光量が大きくなることで、歩行者や対向車ドライバーには「眩しい」ものになる。眩しいライトから歩行者や対向車ドライバーが眼をそむけたり、眼の残像効果で視界が暗くなることは、一瞬だが「危険な瞬間」を生み出す。

自転車ヘッドライト用防眩シェードORCANO(オルカノ)は自転車ヘッドライトが照射する歩行者や対向車ドライバーへの「眩しい光」を遮断し、サイクリストに必要な視界を確保しながら、サイクリストの存在を知らせる機能、ライトの落下防止機能もあわせ持つ。

防眩性能
ORCANO(オルカノ)は前方に滑らかに突き出す形状で自転車ヘッドライトの光をコントロール。歩行者に対する遮光と対向車ドライバーに対する遮光を同時に実現。サイクリストの走行に必要な視界を確保するための中心光と道路への光はそのまま維持。さらに内面の鏡面仕上げによって上方に照射されていた光を自転車下部と周辺に反射させ、周囲に自転車の存在を知らせる。

高い耐衝撃性
シリコンゴムで成型されたORCANO(オルカノ)は柔らかい素材のため、人・車と接触しても衝撃を吸収。

光る防眩シェード
グラファイト・チェレステブルー・ペールピンク・ブルー・グリーン・オレンジ・イエロー・ホワイト。先端部の光はシリコンゴムを透過しているため、柔らかい拡散光となり、眩しさはない。

被せるだけのイージーフィット構造
ほとんどのヘッドライトでORCANO(オルカノ)の装着はライト先端に被せるだけ(メーカー調べ)。シリコンゴムの伸縮によってORCANO(オルカノ)はライトにしっかりと密着し、走行中に脱落することはない。一部のライト(先端からブラケット取付部が近いタイプなど)では、ORCANO(オルカノ)の一部をカットするとフィットする。その場合は付属の装着固定用両面シールで固定。一般的な両面テープではシリコンゴムに接着できない。

ライトの形状は円筒形が一般的だが、断面が楕円形でも角の丸い長方形でも周囲長が92〜126mmであれば装着できる。周囲長111mm以上、断面が角の丸い長方形の場合は時間がかかるかも。取扱説明書に取付手順を記載。

ミラーステッカー付属。オルカノのカラーとライトの光量、取り付け位置によっては、ライダーがまぶしいと感じる場合がある。その場合付属のミラーステッカーを貼ることで、光の透過が抑えられる。スリット入りなので、ライトのON/OFFも容易に判別がつつ。

付属の専用ストラップでライトの落下を防止:ORCANO(オルカノ)には左右に二つのストラップホールがあり、シリコンゴム製の専用ストラップが付属。夜間走行中にヘッドライトがブラケットからはずれて道路や草むらに落下してしまう事故を防止。

徹底した軽量化
無駄をそぎ落としたORCANO(オルカノ)の重量はわずか12g。専用ストラップを含めても16g。極限まで軽量化したロードレーサーでも負担にならない重さ。

素材:シリコンゴム
重量:本体12g・専用ストラップ4g
サイズ:幅36.6mm・奥行き90.2mm・高さ32.8mm
シリコンゴム伸び率:約140%
付属品:専用ストラップ1本、ミラーステッカー、装着固定用両面シール(2cm×2cm)2枚、取扱説明書/ガイドブック
生産国:本体/日本 専用ストラップ/中国

●ワールドサイクルの販売ページ