METのサポートライダー募集…ブログでレポートしよう

インターマックスは、2019年のシーズンを全力で楽しむパワーあふれるライダーを募集している。自転車好きのライダーに全力で走りを楽しんでもらうためのアイテムとして、METのヘルメットをサポートする。

ブラックレッド(2019ニューカラー、アジアンフィット)

ワールドチームのとUAEエミレーツ、国内は東京VENTOSにヘルメットの供給を行うMET。エアロダイナミクスに優れ、軽量ながら高い強度を合わせ持っているのが特徴だ。

今回のサポート活動は、METのサポートアイテムを通して商品のよさを感じてもらうとともに、インターマックスがユーザーとのつながりを大事に、そして自転車に乗って走る楽しさを全力で伝える担い手となってほしいという思いがあるからだ。

プロライダーにスポンサーが求めるような「速く走る、結果を残す」ということではなく、レースに参加されない人でもサイクルイベントへの参加や週末のロングライド、毎日風雨の中を通勤しているなど、日常的にスポーツバイクを使用する人、かつブログなどで「サポートアイテムを使った自転車の楽しさ」を伝えていくことが可能という人であればだれでも応募できる。

METのサポート開始は5月上旬頃を予定

・サポートモデルのインプレッションやそれを使用した際の活動内容を月に2回以上ブログやFacebook(公開記事であることが必要)で報告できる人。サポートライダー本人の写真を投稿可能な方。更新のたびに同社へメールで連絡。
・個人、チーム問わず。 
・カラーとサイズの希望はうかがうが、希望通りのサポートができない場合も。
・サポートモデルを使用しての年間5回以上のレースまたはイベント参加予定の人。
・選考基準として2018年のレース、サイクルイベントへの参加実績やリザルト、年間走行距離(およそで大丈夫)、 2019年のイベント参加予定を知らせる。
・サポート開始から、その商品を1年間は必ずご使用ください。

<申し込み方法>
・申し込みはInterMax2019年度サポートライダー一般公募係あてにメールで連絡。その際必ず題名の「サポートライダー一般公募係」の後ろに氏名を記入。
送付先アドレス:support@intermax.co.jp 
・明記する内容
1.氏名 
2.年齢 
3.住まいの地域
4.電話番号 
5.メールアドレス 
6.サポートを希望するサイズ、カラー 
7.2018年度のレース・イベントの参加実績、2019年度の参加予定スケジュール 
8.情報発信をして下さるブログのURL 
9.顔写真(できれば、ヘルメットやサングラスを着用していないもの)
10.熱意やご意見があれば、お聞かせ下さい 
※お送り頂きます情報は今回の選考のみに使用し、他の目的には一切使用しません。

サポートの結果報告は同社からの返信をもって替える。 返信は4月中旬を予定し、サポート開始は5月上旬頃を予定。

<サポートアイテム内容> 
METヘルメット
MET:リヴァーレHES、MANTA HES、TRENTA 

<募集期間> 
3月20日〜4月5日

「METが好きでたまらない!」「商品に愛着をもって、ボロボロになるまで使い切れます!」 といった、自転車やサポートモデルのサポートに対する熱い思いをお待ちしています。シリアスレーサーにとどまらず、女性や学生の方も対象にしています!

ミラノ〜サンレモ優勝のアラフィリップが世界ランキング1位に

UCI(国際自転車競技連合)が3月24日に世界ランキングの最新版を発表し、同23日のミラノ〜サンレモで初優勝したドゥークニンク・クイックステップのジュリアン・アラフィリップ(フランス)が1位にランキングされた。

アラフィリップがティレーノ〜アドリアティコ第2ステージを制した ©Gian Mattia D’Alberto / LaPresse

これまでの1位は世界チャンピオンであるモビスターのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)。前回のランキングで3位だったアラフィリップがバルベルデを一気に逆転した。

3月24日付けの世界ランキング
1 ジュリアン・アラフィリップ(フランス、ドゥークニンク・クイックステップ)
3798点 △2
2 アレハンドロ・バルベルデ(スペイン、モビスター)
3514点 ▼1
3 プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィスマ)
3191点 △5
4 トム・デュムラン(オランダ、サンウェブ)
3145点 △1
5 グレッグ・ファンアーフェルマート(ベルギー、CCC)
2771点 ▼3
6 ティボー・ピノ(フランス、グルパマFDJ)
2656点 △3
7 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
2549点 ー
8 サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
2497点 ▼2
9 ロマン・バルデ(フランス、AG2Rラモンディアル)
2413点 △1
10 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、ドゥークニンク・クイックステップ)
2329点 ▼6

フィジークシューズ購入でフィジークレーシングソックスをプレゼント

2019フィジークソックスキャンペーンがスタート。2019年3月25日(日)から6月30日(日)まで、フィジークシューズ対象商品を販売店店頭で購入するとレーシングソックス 1ペアがプレゼントされる。

応募は対象商品をキャンペーン参加販売店で購入したときに、販売店でキャンペーン申し込みする。路面店のみでインターネット購入は対象外。

フィジークシューズとは

ツール・ド・フランス2018を制覇したゲラント・トーマス ©Chris Graythen/Getty Images

世界最高峰のサイクルロードレースシーン。ツール・ド・フランス2018を制覇したゲラント・トーマスや、2018年ロードレース世界王者アレハンドロ・バルベルデの活躍を足元から支え、近年その混沌としたプロントンにおいて多くのトッププロ選手の支持を集めているのがフィージークのシューズ。

そのフィージークシューズをキャンペーン期間中にシューズ特約店で購入すると、もれなくフィージークレーシングソックスがもらえる。人間工学に基づいた先進のテクノロジーと厳しいレースにも耐えうるレーシングシューズとしての性能、トレンドを生み出す独創的で美しいイタリアンデザインを兼ね備えたフィージークシューズをこの機会に試してみたい。

モビスターもフィジークを愛用する

ボート競技の日本代表候補最終選考レース開催…正式発表は3月27日以降に

ボート競技の2019年日本代表候補最終選考レースは、大会3日目の最終日となる3月24日に戸田ボートコースで決勝レースが行われた。日本代表候補は3月27日に日本ボート協会から正式発表される(訂正=日本代表候補は3月27日以降に発表される。3月27日に協会から訂正あり)。

女子軽量級シングルスカル ファイナルA
順位 氏名 所属 2000m
1 冨田 千愛 関西電力小浜 7:48.30
2 大石 綾美 アイリスオーヤマ 7:49.22
3 上田 佳奈子 明治安田生命 7:50.20
4 山嶺 夏実 デンソー 7:54.50
5 高島 美晴 明治大学 8:01.07
6 角谷 真緒 立教大学 8:09.20

同ファイナルB
順位 氏名 所属 2000m
1 四方美咲 鹿屋体育大学 8:19.14
2 瀧本日向子 明治安田生命 8:20.45
3 安井咲智 早稲田大学 8:20.81
4 土佐真歩 明治大学 8:22.50
5 福本温子 トヨタ自動車 8:25.91

男子軽量級シングルスカル ファイナルA
順位 氏名 所属 2000m
1 武田 匡弘 関西電力美浜 7:08.31
2 佐藤 翔 新日鐵住金 7:09.85
3 池田裕紀 トヨタ紡織 7:10.13
4 西村 光生 アイリスオーヤマ 7:11.88
5 大元 英照 アイリスオーヤマ 7:14.69
6 古田 直輝 NTT東日本 7:16.65

同ファイナルB
順位 氏名 所属 2000m
1 浜田 祐太 明治安田生命 7:20.36
2 新井 勇大 慶應義塾大学 7:24.83
3 越智 寛太 今治造船 7:25.68
4 大河原 敦史 明治安田生命 7:26.36
5 奈良 和紀 新日鐵住金 7:28.11
6 西 知希 NTT東日本 7:29.86

女子シングルスカル ファイナルA
順位 氏名 所属 2000m
1 榊原 春奈 トヨタ自動車 7:59.84
2 米川 志保 早稲田大学 8:03.68
3 上総 香子 デンソー 8:12.15
4 西原 佳 東北大学 8:12.51
5 米澤 智華 中央大学 8:17.21
6 宮住 真奈 中部電力 8:20.77

同ファイナルB
順位 氏名 所属 2000m
1 西尾 友伽 一橋大学 8:30.58
2 遠藤 穂 中央大学 8:35.41
3 溝口 女華 中央大学 8:41.32

男子シングルスカル ファイナルA
順位 氏名 所属 2000m
1 荒川 龍太 NTT東日本 7:08.58
2 山尾 圭太 トヨタ紡織 7:14.03
3 栗原 誠和 明治安田生命 7:15.63
4 櫻間 達也 同志社大学 7:18.26
5 木村 晶 日本大学 7:24.69
6 遠山 秀雄 日本体育大学 7:25.75

同ファイナルB
順位 氏名 所属 2000m
1 勝又 晋一 戸田中央総合病院RC 7:24.18
2 中島 希世紀 チョープロ 7:24.93
3 黒川 尚暉 一橋大学 7:29.88
4 石田 尚也 東レ滋賀 7:35.98
5 駒井 宏昭 中部電力 7:39.95

男子舵手なしペア ファイナルA
順位 氏名 所属 2000m
1 高野/大塚 NTT東日本 6:56.68
2 中溝/三浦 NTT東日本 7:04.81

女子舵手なしペア ファイナルA
順位 氏名 所属 2000m
1 高野/西田 立命館大学/明治大学 7:38.89

ファイナルAは1~6位決定戦、ファイナルBは7~12位決定戦

【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ後編】登山に使ったら頂上までの残り距離や所要時間を教えてくれた

高度計(Altimeter)、気圧計(Barometer)、コンパス(Compass)機能があるABCウォッチに光学式心拍計とGPSを搭載したfenix 5X Sapphire(フェニックス・ファイブエックス・サファイア)を駆使して、本格的な登山に出かけた。

アクティビティによってその運動に必要な表示項目が出現。登山なら獲得標高などがわかる

パソコンでルート作成して転送すれば登山ナビに

日本人なら一度は国内最高峰の富士山に登りたい。夏山シーズンにそんな計画を立て、その練習のために丹沢の塔ノ岳(標高1491m)登頂を目指した。筆者の登山歴は初級レベルだが、同行する仲間は始めたばかり。低山ハイキングの途中にいつも質問されるのが、「もう半分くらい歩きましたか?」「あとどのくらいで頂上ですかね?」。こちらも明確な回答が出せないので、用意した地図を示しながら適当なことを答えるしかない。

大自然のまっただ中にいて、現在はコースのどの位置にいるのか。距離にしてあと何km、標高差にしてあと何m上ればいいのか。そんな魔法のアイテムがあったらいいな、と思ったらあったのだ。fenix 5X Sapphireだ。

アクティビティで登山を選ぶと獲得標高、所要時間、昇降速度が自動的に表示されるようになる
GPS稼働中の軌跡は水色ラインで表示される。赤い矢印は北を指し示す
コースナビ中の地図。アップとダウンボタンで拡大と縮小ができる

登山コースをパソコンサイトで作って、あらかじめデバイスに送り込んでおけば、残り距離や高度、到着予想時間などが表示される。すでにランやサイクリングで使いこなしてきた機能だが、フルカラー登山地形図を収納しているfenix 5X Sapphireなら本格的登山に使えるのである。

最も簡単なのはデバイス内の地図データに収録されたPOI(ポイント・オブ・インタレスト)を選択してナビしてもらうこと。ただし「富士山」や「丹沢山」などの著名な山岳しかプリインストールされていない。今回の目標である「塔ノ岳」は見つからなかったので、座標を調べて設定するしかない。

チャージングクリップを使ってデバイスと同期すれば自作コースも同時に送り込まれる
ここまで11.17km歩いて、所要時間は2時間22分03秒、現在のペースは1kmあたり24分30秒
GPSによる捕捉は森の中でもかなり正確にその位置を特定してくれる
気圧は日々変化するので出発地点で高度を校正しておく必要がある。写真は校正していなかったケース

座標には60進数(度分秒)と10進数の単位があって、fenix 5Xに入力する単位は60進数となる。登山の目的地に割り当てられた座標は登山サイトなどで簡単に見つけることができるが、10進数の場合は変換する必要がある。

例えば丹沢山系の塔ノ岳なら「北緯35°27′2565″、東経139°09′7892″」とあれば60進数。「北緯35.454064、東経139.163278」とあれば10進数で、ガーミンデバイスには前者を入力する。インターネットに変換サイトがあってこれを利用するといいし、googleマップを利用して目的地にポイントを合わせると2種類の座標が表示されるサイトもある。

さらに確実なのは登山計画ルートを入れておくこと。丹沢くらいに人気があるルートなら途中の山小屋の位置がPOIとしてプリインストールされているので、それを次々と選んでいき、頂上までのコースを作成する。もしPOIが見つからなければパソコンのgaminconnect.comサイトで作成する。作業はそれほど難しいものではなく、今回はコースを自作してデバイスに送り込んでおいた。

塔ノ岳にいたる大倉尾根。ひたすらバカのように上るのでバカ尾根とも呼ばれている
直近4時間の心拍数の推移。運動の強さを5段階で色分け表示する
休憩時にストップボタンを押したときは、再スタートの時に「再開」ボタンを押すのを忘れないように
コースナビ中の高低図。歩いたところが緑色になり、その先は青色に表示される
コースナビ中。残り距離、到着予想時刻が表示されるのが頼もしい。赤い三角はゴール地点の方角
コースナビ中。これまで歩いた距離、タイム、現在のペースが表示される

富士山のトレーニングルート、丹沢塔ノ岳に投入

当日は早朝に小田急線の渋沢駅に仲間と集合し、路線バスで15分ほどの大倉バス停へ。現地に到着したらまずはGPSを起動して、デバイスの高度計を校正しておく。高度は天気の気圧配置によって変動するので、その日の気象状況に合わせて修正しておく必要があるのだ。例えば富士山須走口五合目の高度は2500mだが、高気圧に覆われていると2400mなどと表示されてしまう。そのまま富士山に登ると山頂の高度が3676mと残念な数字になる。できればここは3776mの数字を見て登頂を祝したい。

大倉バス停で気圧校正を済ませたら、「塔ノ岳」と名前を付けておいたコースを選択してスタートボタンを押す。

ところでよくある失敗。休憩時に停止ボタンを押して計測をいったん止めることがよくあるが、再スタート時に50パーセントの確率で「再開」ボタンを押し忘れる。記録が途中で途切れてしまった経験はGPSデザイスユーザーならだれでもあるだろう。だったら休憩時もGPSを稼働したままにしておき、ゴールするまで右サイドのボタンはさわらないほうがいい。だからデバイスの電池寿命は重要なのだ。あるいは設定で「自動停止」をオンにしておき、止まっているとデバイスが判断したときは「自動停止」するようにしておくといい。

コースナビ中の高低図。歩いたところが緑色。山頂まで、まだ半分程度だ
アクティビティを終了したあとは詳細を手元でも確認できるが、Gamin Connectに転送したほうがさらに詳しく分かる
塔ノ岳の自作ルートをデバイスの地図で表示。拡大/縮小も自在にできる

頂上までの距離が分かれば残りの体力配分ができる

こうして塔ノ岳を目指す登山に挑んだのだが、大自然の中で現在地の把握、気圧変動による天候予測、心拍数による身体的な状況などを数値で確認できることの安心感たるやこの上ない。あとどのくらい頑張ればいいかがつかめれば、残りの体力と相談してペース配分を的確にコントロールすることができる。これほどまでに便利なものがあるとは。

こうして塔ノ岳から無事に下山したあとは、Bluetooth接続でスマホにデータを送り込み、歩いたコースを確認したり、勾配に応じて変化する心拍数を照らし合わせたりしながら、登山仲間と楽しいひとときを過ごす。みんな、富士山の初登頂に向けて自信を深めることができたトレーニングに大満足だった。 もちろん登山地図や装備品は従来どおりに用意するのは当然として、ABC機能・心拍計・GPSという三種の神器がそろった最先端ツールが本格的登山においても頼もしい存在となるのは間違いない。

アクティビティ終了後に歩いたルートの高低図を表示する
塔ノ岳登山の実績をパソコンのgaminconnect.comサイトで確認してみよう
標高、スピード、心拍、気温の推移、消費カロリーや最大心拍数などさまざまなデータが収集されている
ペリカン社製「Pelican 1150」プロテクターケースに収納されている

⚫ガーミン特集サイトへ
【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ前編】本格登山にも使えるABCウォッチ
【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ中編】アプリやオプション連携でできるスゴいこと

GARMIN ガーミン fenix5X Sapphire フェニックスファイブエックス サファイア ウェアラブル ウォッチ 腕時計 スマートウォッチ ランニング トレーニング ダイエット器具 健康器具 スポーツ GPS

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【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ中編】アプリやオプション連携でできるスゴいこと

フルカラー地図ガイド付き、高品質マルチスポーツGPSウォッチのfenix 5X Sapphire(フェニックス・ファイブエックス・サファイア)。手首に装着するだけで計れる光学式心拍計、GPSナビゲーション、高度・気圧計などさまざまなスポーツを楽しむための多彩な機能を搭載している。

保護用のDLCコーティングを施したステンレス製ベゼルとボタンが魅力

無料ダウンロードで文字盤がお好みに変更できる

fēnix 3シリーズが発売されたのは2015年秋。そして1年半ぶりにリリースされた待望の新シリーズは4を飛ばして5シリーズとなった。5X Sapphireは現在のところそのフラッグシップモデルであり、フルカラー登山地形図と日本詳細道路地図をプリインストールしている。

自転車ロードレースの三大大会すべてで総合優勝しているイタリアのビンチェンツォ・ニーバリもこのfenix 5X Sapphireを使用していた。チームカラーと同じ赤の特製ベルトをしていて、ウォッチフェイスはチームロゴがデザインされたものに変更されていた。

ウォーキング。ここまで1.54km歩いて、所要時間は20分18秒、現在のペースは1kmあたり18分40秒
心拍数は年齢や安静時心拍数に応じて5段階の強度に区分され、運動の強さを色分け表示する
ランやウォーキングの基本ページ。停止しているとペースは非表示になる

ウォッチフェイスはConnect IQという機能を駆使して好みのものに変更することができる。もちろん無償なので、デバイスを手に入れたらまっさきに着手するとても楽しい作業だ。Garmin Face Itというアプリは手持ちの写真やロゴをウォッチフェイスにするアプリで、この選手もおそらくそれを駆使してウォッチフェイスをチーム仕様にしたのだと思われる。

次にやることはユーザープロフィール設定。性別、誕生年、身長、体重、着用する手首、心拍ゾーンなどを入力していく。もちろん入力しなくても使えるが、より精度の高いトレーニングデータの計測が可能となる。心拍ゾーンの設定がよく分からない場合は、最大心拍数に「220-年齢」を入力しておけばいい。平静時心拍数はデバイスを2日ほど着用していれば自動的に計測される。

GPS精度はコンビニ店内の移動まで捕捉されてしまうレベル

fenix 5X Sapphireをさっそく使ってみた。最も身近な「ウォーク」をアクティビティの中から選択し、右上のスタート/ストップボタンを押して歩き始める。ウォークアクティビティには4ページがプレ設定されていて、左サイドの中央と下部の2ボタンでスクロールする。1ページ目が「タイム・距離・ペース」、2ページ目が「心拍数」、3ページ目が「マップ」、4ページ目が一般的な「時計」だ。

GPSによる位置情報の取得は、これまでのあらゆるfenixシリーズの中で最も精度が高く驚くべきものがあった。ウォーキング時にコンビニに立ち寄って、トイレをお借りし、いくつかの商品を手に取り、レジで支払いを済ませて出ていったのだが、歩き終わってスマホにデータを転送させて確認してみると、コンビニ店内の動きまで記録されていたのである。

自作コースを実際に走ってトレーニング。過去の記録とバーチャル競争できる
ナビ機能で土地勘のないエリアを歩いてみる。スマホアプリのほうが利用しやすいと思う
ナビゲーション中。「あと113mで左折してください」という表示

同期(アップロード)が速いのも実感した。Gamin Connect Mobileアプリをスマホにインストールして、Bluetooth接続でペアリングしておけば、デバイスに保存されたデータは自動的にアップロードされる。旧来モデルはデバイス側の「同期する」項目を選択してその都度手動でデータを送り込んでいた。そんな時代から見ると画期的だ。さらにはこれまでも「自動的に同期」とうたっていたが、なかなか反応しない機種もあって、じれったくなって手動で同期することも多かった。しかしfenix 5シリーズではもはやそんなイライラは体験しないだろう。

Bluetoothを常に接続しておくと、スマホに電話やメール、SNSの新着が入ったことをウォッチフェイスで教えてくれる。ただし、Bluetoothをオンにして接続しているとスマホ側のバッテリーが多少消耗するので、不要なときはオフにしておくといい。

すでにガーミンデバイスを愛用している人なら、スマホのGamin Connect Mobileアプリ、あるいはパソコンのgaminconnect.comサイトにはこれまでの練習コースや実績が蓄積されているはずで、fenix 5X Sapphireを新規のデバイスとして追加すれば、そのまま練習コースをデバイスに送り込むなどして効果的なトレーニングができる。初めてGamin Connectを利用する人でも、他の人が公開しているコースを取得して、トレーニングすることも可能だ。

ランやウォーキングの基本ページ。停止して撮影しているのでペースはゼロに
スマホがポケットに入っていてもBluetooth接続していれば着信や新着情報が手元で分かる

fenix 5X Sapphireには一般路や登山ルートをナビゲーションする機能が進化したので、これを利用しない手はない。ナビ機能はいくつかの方法がある。

マラソンの自己ベスト更新をサポートしてくれる

地図データ内に収録されたPOI(ポイント・オブ・インタレスト)を選択してナビしてもらう方法。大画面のナビゲーション専用機には及ばないが、土地勘のないところである程度は進むべきルートが把握できる。ポイントだけでなくコースをナビしてくれることもできる。新規コースはデバイスでも作成できるが、パソコンのgaminconnect.comサイトで作るほうが画面が大きいのでやりやすい。

ランニングフォームの状態がモニターできる。記録されるのではなく走りながら数値をチェックする
ランや自転車の練習後はトレーニング効果が表示される。有酸素運動3.2は能力向上を意味する値
この日のトレーニングは高強度のレッドゾーンを含めてまずまずの負荷で走りきった
ハードなトレーニングをしたあとはカラダに必要なリカバリー時間が表示される

Gamin Connectに記録しておいた過去のアクティビティを選択して、バーチャルレースをするのも面白い。例えばランニングで、1年前のハーフマラソンを走ったときのデータが保存されていれば、それをデバイス上で呼び出し、そのときの距離、ペース(スピード)、タイムが仮想のライバルとなって出現するので、自分自身の練習成果を試せるのだ。

ここ1週間のトレーニング効果をチェック。VO2 Maxは47でとてもいい練習ができている

表示されるページに先行あるいは遅延時間、平均ペースとともに、赤いランナーとグレーのランナーが走るイラストが出現する。赤いランナーは自分で、グレーは過去のペースだ。赤が先行していれば過去の自分を上回るペース、グレーが先行していればそれに追いつかないと新記録は達成できない。

ランやバイクのトレーニングが充実したものになるのは間違いない。インプレ後編ではfenix 5X Sapphireの真骨頂が発揮される登山に投入して、さらなる使い勝手を試してみよう。

練習効果によってマラソンなどの予想タイムも提示される。3時間31分? ちょっとお世辞ありすぎ
過去7日間のトレーニング負荷は228で最適。オーバーワークも防止できる

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【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ前編】本格登山にも使えるABCウォッチ
【GARMIN fenix 5X Sapphireインプレ後編】登山に使ったら頂上までの残り距離や所要時間を教えてくれた

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