室屋義秀4位で総合3位に…レッドブル・エアレース第2戦。次戦は5月千葉大会

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会が4月22日にフランスで開催され、2017シーズンの総合チャンピオン、室屋義秀が決勝となるファイナル4に進出して4位になった。優勝はオーストラリアのマット・ホール。室屋はシーズン総合でマイケル・グーリアン(米国)の24点を5点差で追う3位につけた。初開催となったフランスでの大会は3日間で8万3500人の観衆を集めた。

マティアス・ドルダラー(ドイツ)がレッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会を飛ぶ © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

シリーズ連覇をねらう室屋は果敢なフライトを見せたが、1カ所のパイロン通過時に両翼の水平レベルが規定外となったため2秒のペナルティを受け、コンマのバトル争いから後退した。

「今日はよく飛べたと思います。ファイナル4では急にかなり強い風が横から入り、パイロンに接触しそうになって避けた結果ペナルティでした。レースにはこのようなことはつきものですので、パイロンヒットしなくてよかったと思います」と室屋。
「チームはいい状態ですので、次戦の千葉大会ではいい結果が出せると思います。ぜひ期待してください」と続けた。

シリーズは全8戦。第3戦は5月26、27日の千葉大会。千葉市美浜区の千葉県立幕張海浜公園で開催される。千葉大会は2015年に初開催し、今回で4年目。これまでの3年間でのべ約30万人が来場し、世界各都市で行われているレッドブル・エアレースの大会の中でも最大規模を誇っている。その人気の理由のひとつが、日本人唯一のレッドブル・エアレースパイロット室屋の存在。室屋は2016年の千葉大会でキャリア初優勝。2017年の千葉大会で2連覇して、大勢のファンを大興奮の渦に巻込み、その勢いのままついに自身初のワールドチャンピオンに輝いた。観戦チケットは現在発売中。

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会を制したマット・ホール © Grund/Red Bull Content Pool
レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会をフライトする室屋義秀 © Joerg Mitter / Red Bull Content Pool
レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会。ファイナル4のタイムを確認するマット・ホール(中央)。左は2位のマティアス・ドルダラー、右は4位の室屋義秀 © Predrag Vuckovic/Red Bull Content Pool

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ジャイアントとLivがリーズナブル価格のヘルメットを発売…トップモデルは新色も

ジャイアントは4月23日より春の新製品として、リーズナブル価格のヘルメット、ジャイアントの「REV COMP ASIA」、Livの「REV LIV COMP ASIA」「LUTA ASIA」を発売した。さらに、ジャイアントのハイエンドロードヘルメット「REV ASIA」とエントリーモデル「COMPEL ASIA」には使いやすい新色を追加。

REV COMP ASIA(グロスホワイト・マットブラック)

REV COMP ASIA(マットブラック・グロスブラック)

REV COMP ASIA(ニューモデル)
ハイエンドヘルメットREVをルーツに持ち、REVのスタイルをはじめ、優れた軽量性・通気性・安全性・快適性をバリュープライスに落とし込んだオンロードヘルメット。6800円(税別)。

REV ASIA(マットブルー・マットブラック)

REV ASIA(カラー追加)
軽量かつ優れたフィット感を実現したハイエンドロードヘルメットに4つの新色追加。マットブラック・グロスブラック、マットブルー・マットブラック、マットレッド・マットブラック、グロスメタリックホワイト・マットメタリックブラック。1万5000円(税別)。
REV ASIA(グロスメタリックホワイト・マットメタリックブラック)

REV ASIA(マットレッド・マットブラック)

REV ASIA(マットブラック・グロスブラック)

REV LIV COMP ASIA(マットホワイト)

REV LIV COMP ASIA(マットブラック)

REV LIV COMP ASIA(ニューモデル)
ハイエンドヘルメットREV LIVをルーツに持ち、REVのスタイルをはじめ、優れた軽量性・通気性・安全性・快適性をバリュープライスに落とし込んだオンロードヘルメット。6800円(税別)。

LUTA ASIA(マットブラック)

LUTA ASIA(ニューモデル)
快適なフィット感と安心のプロテクション性能を両立したコストパフォーマンスに優れるエントリーモデル。5000円(税別)。

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ジャイアントとLivからサイクルコンピューターマウントとフロアポンプ発売

ジャイアントは4月23日より春の新製品として、チームサンウェブが2017シーズンに使用していたモデルのレプリカであるサイクルコンピューターマウント2点を発売する。また、Livのフロアポンプ「LIV CONTROL TOWER 2」は充填効率をアップしてリニューアルした。

EXTENSION MOUNT – TEAM EDITION (WITH GOPRO MOUNT)

EXTENSION MOUNT – TEAM EDITION (WITH GOPRO MOUNT)

EXTENSION MOUNT – TEAM EDITION (WITH GOPRO MOUNT)(ニューモデル)
2017年にチームサンウェブが使用したレプリカモデルのFOURIERS製軽量サイクルコンピューター&GOPROマウント。クランプ径31.8mm、素材はアルミ。6000円(税別)。

MOUNT FOR TT BAR – TEAM EDITION

MOUNT FOR TT BAR – TEAM EDITION(ニューモデル)
2017年チームサンウェブ使用レプリカモデルのFOURIERS製エクステンションバー用サイクルコンピューターマウント。クランプ径22.2mm、素材はアルミ。5500円(税別)。

LIV CONTROL TOWER 2

LIV CONTROL TOWER 2(リニューアル)
上位モデルと同等の高効率な充填機能と操作性・視認性を兼ね備え、かつ軽量に仕上げられたベストバリューフロアポンプ。3800円(税別)。

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https://wp.me/p9qRLD-1ft

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室屋義秀は予選6位…レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会

レッドブル・エアレース第2戦は4月21日にフランスのカンヌで予選が行われ、米国のマイケル・グーリアンがトップタイムを記録。予選1位で22日の決戦に臨む。2017シーズンの総合優勝者、室屋義秀は予選を6位で通過した。同大会は世界最高峰の軽飛行機世界選手権で、トップ14人のパイロットが世界各国を転戦する。

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会。地元フランスのニコラ・イワノフ Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

「予選をトップタイムで通過できることは期待していなかった。それというのも、このトラック(飛行ルート)への調整にかなり時間がかかると思ったからだ」とグーリアン。
「明日も再びこの調子で飛ぶことができれば、このインタビュー席に座ることができるね。みんなボクを追いかけてくるはずだ」

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会で予選トップのマイケル・グーリアン © Daniel Grund/Red Bull Content Pool

決戦の模様はNHK BS1が生中継する。前半が日本時間夜9時から、後半は夜11時から。

レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会のマティアス・ドルダラー © Daniel Grund/Red Bull Content Pool

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レッドブル・エアレース第2戦カンヌ大会はNHKが4月22日夜に生中継

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中根英登がリグーリアで開催されるジロ・デル・アッペニーノに出場

イタリア中部リグーリア州の港街ジェノバ近郊でワンデーレースの「ジロ・デル・アッペニーノ」が4月22日(日)に開催され、NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは過去2回の優勝経験をもち、コースとの相性がいいダミアーノ・クネゴをキャプテンとして参戦。中根英登がこれに加わる。

ジロ・デル・アッペニーノに出場するNIPPO・ヴィーニファンティーニのメンバー

2018年で79回目の開催を迎えた伝統あるワンデーレースで、コースには700m級の登坂区間がいくつも組み込まれている。特に後半に登場する登坂区間パッサ・デッラ・ボッチェッタ(距離8.2km/獲得標高637m/最大勾配19%)が勝負どころとなっている。

NIPPO・ヴィーニファンティーニは多くのメンバーが山岳超級ステージレース「ツアー・オブ・アルプス」から中1日にでの参戦となる。優勝経験をもつクネゴやクライマーのイバン・サンタロミータ、オールラウンダーのマルコ・カノラがチームの軸となり、優勝をねらう。

日本人選手は唯一クライマーの中根英登が参戦。ツアー・オブ・アルプスではコンディションのよさをみせ、チームワークに大きく貢献した中根。連戦となるが、しっかりと休息をとって当日はベストを尽くして戦いたいという。

中根英登

中根英登のコメント
毎日2000m超えの厳しい山岳ステージレースからの連戦となるが、限られた時間でしっかり回復して、アッペニーノでもいい状態で臨みたい。いい感覚で走れたツアー・オブ・アルプスの第1、2ステージのようにチームに貢献する走りができるよう頑張ります。

マリオ・マンゾーニ監督

マリオ・マンゾーニ監督のコメント
厳しいサバイバルレースになると予想している。ベストを尽くして戦っているツアー・オブ・アルプスからの連戦となるが、選手たちはできるかぎり回復した状態でスタートしたい。チームリーダーとなるのは、アルプスの難関ステージでパフォーマンスを発揮したクネゴとサンタロミータ、そしてこのようなコースプロフィールに強いカノラとなる。彼らを支えるのはバジョーリとザッカンティ、中根、さらにはシーズン序盤から活躍をしているティッツァ。この布陣で勝負をし、ベストのリザルトをねらいたい。



Giro dell’Appennino 2018
開催期間/2018年4月22日(日)
カテゴリー/UCIヨーロッパツアー1.1
開催国/イタリア
コース/Serravalle DESIGN OUTLET – Genova 197km
ジロ・デル・アッペニーノの公式サイト
ジロ・デル・アッペニーノのフェイスブック
ジロ・デル・アッペニーノのツイッター
ジロ・デル・アッペニーノのハッシュタグ #Appennino

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想像以上に厳しい…ティボー・ピノが世界選手権ロードの激坂をコメント


ツアー・オブ・アルプスは最終日となる4月20日にオーストリア・チロル地方のインスブルックで2018世界選手権ロードコースの一部を使った第5ステージが行われ、総合優勝を果たしたグルパマFDJのティボー・ピノ(フランス)が「本当にタフなコースだ」と感想を語った。

ツアー・オブ・アルプス第5ステージは世界選手権コースを走った。2人目はリーダージャージを着るティボー・ピノ © Luca Bettini/BettiniPhoto

山岳レースとして知られるツアー・オブ・アルプスの最終ステージは2018年9月に開催される世界選手権ロードの舞台だった。この日は距離23.9kmのショートラップを3周した。世界選手権ロードでは全カテゴリーがクーフシュタインをスタートして90.6kmを走ってインスブルックのショートラップに突入する。ジュニア男子は2周、U23は4周、エリート女子は3周してゴールとなる。エリート男子はショートラップを6周したのちに、このショートラップを含む距離31.0kmのロングラップを1周する。このロングラップに勾配値28%のグラマルトボーデンが待ち構えている。

世界選手権ロードの周回コース部分。ジュニア男子はショートラップ2周、U23は4周、女子は3周、エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

世界選手権ロードコースはすでに発表されていて、ビンチェンツォ・ニーバリ(バーレーン・メリダ)を含むイタリアナショナルチームが試走しているが、この日が公式のテストレースとしては初めてとなった。ツアー・オブ・アルプスで使われたのはショートコースで、この日は3周。9月にはここを7回上ることになる。

「世界選手権のコースは想像以上に厳しかった。最初の峠を上り切るとすぐに高速ダウンヒルが待ち構える。そしてすぐに次の峠に突入するという。過酷な上りのハイスピードの下りが何度も連続する。本当にタフだ」とピノ。

この日のゴール後に、イタリアのファビオ・アルー(UAEエミレーツ)など有力選手は、ツアー・オブ・アルプスで使用されなかったロングラップの試走に出かけている。「地獄」と呼ばれるグラマルトボーデンの対策を練るためだ。

世界選手権エリート男子ロードの周回コース部分

世界選手権ロードの周回コース高低表。エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

全カテゴリーで使用するショートラップと、エリート男子のみ使用するロングラップの高低表

男子エリート・U23・ジュニア、女子エリートの全カテゴリーはクーフシュタインをスタートして90.6kmを走り、インスブルックの周回コースへ

インスブルックの周回コース。下がショートラップ、上の部分を含めたものがロングラップとなる

エリート男子が最後に走るロングラップに待ち構える勾配値28%の激坂グラマルトボーデン

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルのコース

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルの高低表

世界選手権男子チームタイムトライアルのコース

世界選手権男子チームタイムトライアルの高低表

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