愛三工業の岡本隼がNIPPO・ヴィーニファンティーニ研修生に

2017年U23アジアチャンピオン、愛三工業所属の岡本隼がNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニとトレーニー(研修生)契約を締結。9月のツアー・オブ・チャイナよりチームに合流する。岡本はスプリンターとして活躍し、今季も3月に日本ナショナルチームとして参戦したツール・ド・台湾第1ステージで、スプリントを制して区間優勝。個人総合リーダージャージにも袖を通した。

ツール・ド・台湾第1ステージ優勝の岡本隼

岡本は9月3日から5日までのツアー・オブ・シンタイ(中国、UCIアジアツアー2.2)、9月8日から15日までのツアー・オブ・チャイナ1(中国、UCIアジアツアー2.1)に、NIPPO・ヴィーニファンティーニの一員として参戦予定。この大会では、多くのステージが集団ゴールスプリントの展開になると予想されていて、スプリンターとして世界の舞台で貴重な経験を積んでいく。

●岡本隼のプロフィール
1995年6月1日生まれ、23歳。京都府出身
身長/体重 169cm/64kg
脚質 スプリンター
ジュニア、U23時代から日本を代表するスプリンター、トラック中長距離選手として国内外のレースで活躍。2017年、日本大在学中に愛三工業(UCIコンチネンタルチーム)と契約。プロ2年目の今シーズンは春に大学を卒業し、自転車競技に専念する。

●主な戦歴
2018年
ツール・ド・台湾 第1ステージ優勝
ツール・ド・とちぎ 第3ステージ2位
2017年
アジア選手権ロードレースU23 優勝
ツール・ド・北海道 第2ステージ優勝 ポイント賞

また8月よりチームはワールドツアーチームで活躍するニコラ・ボニファッツィオの弟であるレオナルド・ボニファッツィオ(イタリア/1991年3月20日生まれ)と、ピュアクライマーとして期待がかかるミゲルアンヘル・レジェス(コロンビア/1992年5月26日生まれ)とトレーニー契約を締結。シーズン後半戦の各レースをともに戦っていく。

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東京五輪パラ招致の立役者、谷真海が出場できず…当該クラスが除外

2020年の東京パラリンピックで実施されるパラトライアスロン競技種目が国際トライアスロン連合から発表され、谷真海が属する運動機能障害PTS4クラスの実施が見送られた。東京五輪・パラリンピックの招致活動において最終プレゼンテーションでスピーチするなど東京開催を実現させた立役者だが、現時点では東京パラリンピック出場の道が閉ざされた。

ITU世界パラトライアスロンシリーズ2018/横浜でバイクパートを走る谷真海 © ブリヂストンサイクル㈱

パラトライアスロンには6段階の障がいカテゴリーがあって各大会のスケールに応じて採用されている。東京パラリンピックで採用されるのはこのうち4カテゴリーになることはすでに国際パラリンピック委員会から発表されていた。8月6日に発表された実施カテゴリーは男女各4種目。車いす、視覚障害と運動機能障害の2カテゴリー。PTS4は競技人数が少ないことなどを理由に除外された。

ブリヂストンのトライアスロンバイクで疾駆する谷真海 © ブリヂストンサイクル㈱

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ペダルをこがない自転車レース「パンプトラック」の世界選手権代表が決定

ペダルをこがない自転車レース「パンプトラック」の世界選手権代表選手を選考する国内予選会、レッドブル・パンプトラック⽇本予選が8月5日、北海道の赤井川村で開催され、榊原爽(さや)や中井飛馬(あすま)ら男女各4選手が出場権を獲得した。

レッドブル・パンプトラック世界選手権の出場権を獲得した榊原爽 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

レッドブル・パンプトラック日本予選を制した中井飛馬 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool
東日本で唯一の舗装路常設パンプトラック © Suguru Saito / Red Bull Content Pool

女子の結果と世界選手権出場権を獲得した選手
1位 榊原 爽(サカキバラ サヤ、18歳、オーストラリア、プロBMXライダー)
2位 丹野 夏波(タンノ カナミ、18歳、神奈川県、学生)
3位 藪田 寿衣(ヤブタ ジュイ、16歳、大阪府、学生)
4位 中村 加奈子(ナカムラ カナコ、47歳、東京都、プロスノーボーダー)

男子の結果と世界選手権出場権を獲得した選手
1位 中井 飛馬(ナカイ アスマ、18歳、新潟県、プロBMXライダー)
2位 吉井 康平(ヨシイ コウヘイ、23歳、東京都、プロBMXライダー)
3位 増田 優一(マスダ ユウイチ、17歳、大阪府、学生)
4位 大霜 優馬(オオシモ ユウマ、16歳、神奈川県、プロBMXライダー)

初開催となる世界選手権は10月13日に米国アーカンソー州で行われる。

大会の動画 提供:北海道動新聞

北海道の赤井川で開催されたレッドブル・パンプトラック日本予選 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool
MTBダウンヒラーの永田隼也も参戦 © Suguru Saito / Red Bull Content Pool
300人の観衆は初開催のパンプトラックに興味津々
レッドブル・パンプトラック日本予選で2位になったジュニアの丹野夏波
左から2位の吉井康平、優勝の中井、3位の増田優一、4位の大霜優馬© Suguru Saito / Red Bull Content Pool

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トラックフェスティバルが宇都宮競輪場で開催…全国からロードチームも参戦

「トラックフェスティバル’18」が8月24日に栃木県宇都宮市の宇都宮競輪場で開催され、キナンサイクリングの参戦が決定した。トラックフェスティバルは自転車競技の発展と振興を目的に、国内UCIコンチネンタルチームが集まり、主戦場とするロードレースとはひと味違った勝負の魅力をトラックで表現していくイベント。選手たちがロードレースでつちかった走力や勝負カンに加えて、トラックならではのスピードと駆け引きが期待される。

今回行われる競技は、オリジナル種目の「ファイブポイントゲーム」。2チームの対戦形式とし、1チームあたり5名出走の計10選手がスタートラインへ。1周回ローリングののちリアルスタートとなり、各周回の先頭通過選手の所属チームに1ポイントが付与。最終的に5ポイント選手したチームが勝利となる(最短5周回、最長9周回・ラップされた選手はその時点で退場)。

参加はキナンのほか、宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、ブリヂストンサイクリング、マトリックスパワータグ、愛三工業の6チーム。これらを東西2リーグに分け、各リーグの1位チームが優勝を競う。キナンはマトリックスパワータグ、愛三工業と同じ西リーグに属する。

そのほか、ハーフタイムイベントとしてBMXショーが行われるほか、ケータリングカー出店、自転車メーカーのブース出展、各チームのグッズ販売などこれまでにはない斬新な催しになりそう。

TRACK FESTIVAL ’18
日時:2018年8月24日(金)17:00開場 18:30競技開始
会場:宇都宮競輪場(宇都宮市東戸祭1-2-7)
入場料:一般席無料、バンク内VIP席4500円(中学生以下2000円、未就園児無料)
実施競技:ファイブポイントゲーム
参加チーム:宇都宮ブリッツェン、那須ブラーゼン、ブリヂストンサイクリング、愛三工業、マトリックスパワータグ、キナンサイクリング
その他内容:ハーフタイムイベント、レース間イベント、ケータリングカー出店、サイクルメーカー・協賛社ブース出展、プロチームグッズ販売
主催:トラックフェスティバル実行委員会(参加各チーム・日本写真判定)

問い合わせ:日本写真判定スポーツ地域振興部 TEL03-6697-7166

TRACK FESTIVAL ’18の公式Facebookページ

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ベルギービールウィークエンドが日比谷公園で8月9日から12日まで開催

多様な味わいのあるベルギー産ビールを心ゆくまで飲めることで毎年の恒例行事となった「ベルギービールウィークエンド」。2018年は全国7会場で開催されるが、8月9日から12日まで東京都の日比谷公園噴水広場に特設会場を設置して行われる。

東京ではこれまで六本木ヒルズアリーナが定番フィールドだったが、都内2つ目の会場として、屋外イベントの聖地・日比谷公園が追加された。都心にいながら緑と開放感が楽しめる都会のオアシスで、これまで以上にリラックスしたベルギービールウィークエンドスタイルをお楽しみに!

台風13号の接近に伴い、開催時間などが変更する場合もあるので、SNS(Facebook、twitter)などベルギービールウィークエンド公式アカウントでの情報を確認のこと。

●今後のベルギービールウィークエンド開催日程
Hibiya
日比谷公園 噴水広場
8月9日(木)〜8月12日(日)

Kobe
メリケンパーク
8月29日(水)〜9月2日(日)

Tokyo
六本木ヒルズアリーナ
9月19日(水)〜9月24日(月祝)

ベルギービールウイークエンドのホームページ

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椿大志、塚本一樹、中西健児、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大がKINAN AACA CUP第8戦に

KINAN AACA CUP 2018第8戦が8月11日に岐阜県海津市・国営木曽三川公園長良川サービスセンター特設コースで行われ、キナンサイクリングの8選手が出場する。KINAN AACA CUPは、東海地区のレースレベル向上と選手のスキルアップを目的に行われているシリーズ戦。

KINAN AACA CUP 2018第8戦に出場するキナンの6選手

キナンはホスト役を務めるだけでなく、プロ・アマはもとより、年齢・性別を問わず混走する点も大きな特徴として挙げらる。毎回、最上級カテゴリーの1-1から1-4、さらには個人タイムトライアルも実施。選手一人ひとりの参加目的やスキルに合わせてレース参戦できることで多くの参加者を集めている。

8月11日に開催される今シーズン第8戦は、シリーズの主会場でもある国営木曽三川公園内に設けられる特設コースで行われる。1周5.1kmのコース(1-3と1-4は3.1km)のコースは、オールフラット。アップダウンがまったくない一方で、この地域特有ともいえる長良川に沿って吹く風が毎回レース展開に大きく影響する。傾向として北からの風となることが多く、バックストレートが追い風になる。優勝争いのみならず、レース途中に設けられる周回賞などの“お楽しみ”も、選手たちの意欲をかき立てる要素となる。

ホストチームのキナンは、20周回・102kmで争われる1-1カテゴリーにエントリー。今節は椿大志、塚本一樹、中西健児、雨乞竜己、中島康晴、新城雄大の6人がスタートラインへ。このうち、新城は今シーズンシリーズ2勝を挙げ、ポイントランキング首位。椿は鎖骨骨折からの戦線復帰を目指してのレースとなる。その他メンバーも、2018年シーズンの第2ピリオド(後半戦)への足がかりとなる走りに努める。

レースのほかにも、キナンメンバーとともに実際にレースコースを走行できる「キッズラン」、大会スポンサーブースの出展など、さまざまな催しを予定している。

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