NIPPOの初山翔と西村大輝が2018シーズンの手応えをコメント

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニが1月26日、スペインのカルペで第二次トレーニングキャンプを終えた。所属選手の初山翔と西村大輝が2018シーズンへの手応えをコメントした。

新しいチームキットに身を包み、チームバイクで乗り込みを行う

●初山翔のコメント

初山翔

2週間にわたるカルペ合宿を終えた。初めて来るカルペだったが、この時期の合宿地としてはまさにうってつけだった。暖かい気候、交通状況、地形。 プロ、アマ、男子、女子、問わず世界中からサイクリストが集まるのも当然のように思える。そのような環境を利用して、トレーニングキャンプとしては濃い2週間を過ごさせてもらった。毎日完璧に自転車を整備してもらい、毎日マッサージを受けて、トレーニングだけに集中できた。このような贅沢ともいえる環境を味わうと他所には行きたくない。否、残れるように努力すべきだとつくづく思う。僕個人はよりよい状態で開幕戦に挑めるように、もう数週間カルペにとどまりトレーニングを続けていく。

●西村大輝のコメント

西村大輝

1月15日から26日まで、スペインのカルペで行われた合宿を無事終えた。11日にイタリア入りし、チームプレゼンテーションなどを終えた後、選手全員で空路での移動をして開始した合宿。 滞在していたホテルは自分たちの他にもバーレーン・メリダをはじめ、さまざまな有名チームが滞在しており、カルペが冬の合宿地としてヨーロッパの中でいかに人気かということがうかがえた。
チームの雰囲気としては、キャプテンのマルコ・カノラを中心にまとまりのある、とても仲のいいチームだと感じている。トレーニング内容は、チームと契約しているトレーナーが選手それぞれのパワーデータや乳酸テストの結果をもとに作成したメニューで行われ、日々充実したトレーニングを行うことができた。数日前に、スケジュールの変更で2月上旬から2つのステージレースを走らせてもらえることになった。シーズン初戦をいい状態で迎えられるように、今はさらに身体を絞る作業をしている。トレーニングは充分行ってきたので今からシーズン初戦が楽しみだ。

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NIPPO・ヴィーニファンティーニ、1月31日にスペインで緒戦へ

NIPPO・ヴィーニファンティーニ、1月31日にスペインで緒戦へ

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニは1月15日から約2週間にわたり、温暖なスペイン・バレンシア地方のカルペを拠点に行っていた第二次トレーニングキャンプを26日に終了。キャンプでは乳酸値などを計測するテストを組み込み、各自のコンディションに合わせて専門トレーナーがメニューを作成。シーズンインを間近に控え、連日ハードなトレーニングを積んだ。

バレンシア地方特産のオレンジ畑のなかを駆け抜ける

例年は1月中旬から南アメリカでのレースに出場していたが、2018年はこの時期に全メンバーがそろい、チームとして内容の濃いトレーニングを積むことができたようで、これから始まるレースシーズンに向けて一致団結して士気を高めた。

現役最後のシーズンを迎えるダミアーノ・クネゴが集中してトレーニングに取り組む

拠点となったカルペは天気がいいと日中は20度程度まで気温が上がる。平坦や山岳などさまざまなトレーニングコースが近くにあるため、近隣のアリカンテ地方と合わせて多くのプロチームがこの時期にトレーニングキャンプの拠点としている。2017年から日本人選手を中心に自主キャンプを行っていたが、今季はチームとしてキャンプを実施。この後も一部選手はカルペに残り、トレーニングを続けていく。

ボルタ・ア・バレンシアーナ出場メンバーはチームタイムトライアルの練習も行った

初戦はスペイン。1月31日より開幕する「ボルタ・ア・バレンシアーナ」。その後、2月上旬にかけてスペイン、フランス、イタリアでのレースに出場し、アジアのレースも転戦していく。3月にはイタリア国内での3つのUCIワールドツアー(ストラーデビアンケ、ティレーノ〜アドリアティコ、ミラノ〜サンレモ)に出場予定。アジアのレースでは日本人選手がエースを担い、勝利をめざす大きなミッションも控えている。2018シーズンは序盤から非常に重要なレースが続く。

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萩原麻由子が2018シーズン緒戦に…チームメートのクロエが優勝

アレ・チポッリーニに所属する萩原麻由子は1月27日、オーストラリアのジーロング近郊で開催された113kmのロードレース「カデルエバンス・グレートオーシャンロードレース」で2018シーズンの緒戦を迎えた。チームメートであるクロエ・ホースキング(オーストラリア)が優勝。サントス・ウィメンズ・ツアーダウンアンダーでの区間優勝に続く2勝目をマークした。萩原はトップから3分14秒差の50位でフィニッシュした。

2018シーズン初戦のカデルエバンス。集団内で走行する萩原麻由子 ©Kei TSUJI

前哨戦といえる25日のクリテリウムに引き続いて開催された本大会。萩原にとってはUCI(国際自転車競技連合)公認のレースとしては今季初戦となった。自身のパフォーマンスはまだ向上中だというが、チームメートの自国での大きな勝利、そして再び世界のトップレースでスタートを切れたことに大きな喜びを感じる1日となった。

チームメートと勝利の喜びを分かち合う萩原麻由子 ©Kei TSUJI

「今日はチームメイトが優勝し、素晴らしい日になったと同時に、チームメイトが序盤に落車し鎖骨骨折してしまうなど、いいことと悪いことが同時に起きた日でした」と萩原。
「レースは終始大きな動きもなく進みましたが、終盤にレースが動いたときに自分の脚がビッタリと止まり、そのまま遅れてしまいました。 練習で調子を上げてきましたが、レースで現実を見ることができました。現状をしっかりと見つめ、しかしレースに戻れたこと、無事に初戦を終えれたことをステップととらえ、着実に進んでいきたいと思っています」

今後のレーススケジュール予定は、1月30〜31日ウィメンズ・ヘラルドサンツアー(オーストラリア)、2月22〜25日セッティマーナ・チクリスタ・バレンシアーナ(スペイン)。

スタート前にステージで行われたチームプレゼンテーション ©Kei TSUJI

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サンウェブ所属選手が着用してシーズンインするナショナルチャンピオンジャージ

サンウェブが2018シーズンの序盤にタイトルホールダーが着用してシーズンインするナショナルチャンピオンジャージのデザインを公開した。同チームは今季、シクロクスとなどを含めて合計10枚のチャンピオンジャージを所有している。

サンウェブの所属選手が着用してシーズンインするナショナルチャンピオンジャージ。左からドイツ、スイス、オランダ

オランダのエリートタイムトライアル覇者のトム・デュムラン、ドイツU23ロードのマックス・カンター、スイスU23タイムトライアルのマーク・ハーシなど。デュムランは世界選手権タイムトライアルのアルカンシエルも所有している。

「ドイツチームのサンウェブでドイツチャンピオンジャージを常に着用して走るのがどんなに誇らしいことか。レースのスタートラインに立つたびにそれはボクにモチベーションをもたらせてくれる」とカンター。

INFINIの充電式LEDライト…手ごろな価格で高性能を実現

手ごろな価格と高い性能から多くの支持を得ているライトブランドのINFINIから、新型の充電式LEDライトが登場した。トロン300 I-281Pは300ルーメン、トロン100 I-280Pは100ルーメンの明るさを発揮しながら、それぞれ3500円、2800円(いずれも税別)と手ごろな価格を実現したヘッドライト。

TRON 300 I-281P

どちらもアルミ合金製ボディにエアロ形状のハンドルにも取付可能なラバーストラップ方式を採用し、周長150㎜まで対応。多くのハンドルに取付が可能。トロン300 I-281Pには任意の明るさに設定して使用可能なプログラマブルモードが備わっていて、無段階で希望の明るさに設定しての使用も可能。

TRON 300 I-281P

TRON 300 I-281P

TRON 300 I-281P
アルミ合金ボディ。光束300ルーメン、光度2250カンデラ、照度20ルクス/10m。リチウムイオンポリマー電池、5V/500mA。高輝度点灯、ブースト点灯、点灯、パルス点灯、デイフラッシュ点灯の5モード。点灯時間2時間(高輝度点灯)、4時間(ブースト点灯)、8時間(点灯)、8時間(パルス点灯)、3.5時間(デイフラッシュ点灯)。充電時間2.5時間。充電用USBケーブル付属。57x32x25mm (ライト本体)。53g。3500円 (税別)

トロン100 I-280P
トロン100 I-280P
トロン100 I-280P

TRON 100 I-280P
アルミ合金ボディ。光束100ルーメン、光度660カンデラ、照度6.2ルクス/10m。リチウムイオンポリマー電池、5V/500mA。高輝度点灯、点灯、パルス点灯、点滅の4モード。点灯時間 1.5時間(高輝度点灯)、4時間(点灯)、7時間(パルス点灯)、18時間(点滅)。充電時間2時間。充電用USBケーブル付属。54x29x20 mm (ライト本体)。35g。2800円 (税別)