キナンサイクリングがツアー・オブ・ジャパン出場6選手を発表

キナンサイクリングがツアー・オブ・ジャパンに出場する6選手を発表した。同大会は5月20日の第1ステージ(堺ステージ)を皮切りに、全8ステージ・総走行距離764km、27日の第8ステージ(東京ステージ)でフィナーレを迎える。

ツアー・オブ・ジャパンに出場するキナンサイクリングの6選手 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

大会の特徴として、個人タイムトライアルで争われる第1ステージと、富士山5合目を目指す第6ステージ(富士山ステージ)をのぞき、各ステージ周回コースでレースが行われる点が挙げられる。レースをより熱く、スリリングなものとすることはもちろん、開催地における「おらが街のビッグイベント」として選手たちの戦う姿を繰り返し目にすることで、サイクルロードレースに親しみ、愛すべきスポーツとするための最大限の配慮ともいえる。

8日間の総合成績で争われる個人総合時間賞は、例年富士山を上る第6ステージと、起伏に富んだ日本サイクルスポーツセンターを走る第7ステージ(伊豆ステージ)が勝負ポイント。この2ステージで優位に立った選手が、個人総合優勝に大きく近づくと言ってもいい。

4年連続の出場となるキナンは今大会に向け、マルコス・ガルシア、山本大喜、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大の6選手を招集。2016年大会で個人総合2位となったガルシア、過去2度個人総合4位を経験しているルバを中心に、上りの安定感が光るグアルディオラ、2017年は日本ナショナルチームの一員として個人総合18位で終えた山本、平地・山岳問わず局面を動かすことができる中島、そして春以降好調をキープしている新城をセレクトしている。

シーズン最大目標の1つとして今大会に臨むキナン。個人総合優勝が最大のミッションとなるが、第3ステージ(いなべステージ)での活躍も重要視。ツアー・オブ・ジャパンには地域貢献活動の一環として「ホームステージ」の設定がなされているが、キナンはいなべステージをホームとし、同地でのサイクルイベントの開催や、小学校での交通安全教室など、通年での地域交流を行ってきた。いなべのコースで快走するとの約束を果たすため、チームは大会前半のヤマ場としてこのステージを走ることになる。

ツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.1)
5月20日(日) 第1ステージ(堺) 2.6km個人タイムトライアル
5月21日(月) 第2ステージ(京都) 105.0km
5月22日(火) 第3ステージ(いなべ) 127.0km
5月23日(水) 第4ステージ(美濃) 139.4km
5月24日(木) 第5ステージ(南信州) 123.6km
5月25日(金) 第6ステージ(富士山) 32.9km
5月26日(土) 第7ステージ(伊豆) 120.8km
5月27日(日) 第8ステージ(東京) 112.7km
※各ステージのレース距離にはパレード走行も含まれる

ツアー・オブ・ジャパンのオフィシャルウェブサイト

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