モホリッチがジロ・デ・イタリア第10ステージ優勝…イェーツ首位堅持

第101回ジロ・デ・イタリアは5月15日、ペンネ〜グアルドタディーノ間の244kmで第10ステージが行われ、バーレーン・メリダのマテイ・モホリッチ(スロベニア)が初優勝。総合成績ではミッチェルトン・スコットのサイモン・イェーツ(英国)が首位を守った。チームメートで総合2位に位置していたエステバン・チャベス(コロンビア)は体調不良によってこの日最初の峠で先頭集団から遅れ始め、ゴールでは25分25秒も遅れることになり、総合39位に陥落。

ジロ・デ・イタリア第10ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse

今大会最長のステージは、2017年1月18日に発生した地震により雪崩が直撃し、宿泊客と従業員の29人が死亡したリゴピアノホテルの跡地横を通過(関連ニュース)。地元出身のバルディアーニCSFのジュリオ・チッコーネ(イタリア)が先頭で、依然がれきが残るホテル跡地を通過していった。

地震による雪崩で多くの犠牲者が出たリゴピアノホテル跡地を通過 © Fabio Ferrari – LaPresse

ジロ・デ・イタリア第10ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse

チャベスがメイン集団から脱落すると、サンウェブ、グルパマFDJ、スカイチームらがメイン集団をペースアップ。総合2位のチャベスを切り離すことに成功し、ミッチェルトン・スコットの2枚看板態勢を崩した。それでもイェーツは途中のスプリントポイントをトップ通過してボーナスタイム3秒を稼ぐなどで、この日終わって総合2位に浮上してきたサンウェブのトム・デュムラン(オランダ)との差を38秒から41秒に開いた。

ジロ・デ・イタリア第10ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse
マリアローザのイェーツとフルーム。ジロ・デ・イタリア第10ステージ © Fabio Ferrari – LaPresse

レース終盤は雨中戦となり、伏兵たちがアタックを連発。最後はモホリッチとAG2Rラモンディアルのニコ・デンツ(ドイツ)との一騎打ちとなり、23歳のモホリッチが先着した。2013年にU23の世界チャンピオンとなったモホリッチは2017ブエルタ・ア・エスパーニャでステージ1勝。
「ドメニコ・ポッツォビーボの総合成績を守ることが最優先のチーム戦略だが、その中でボクがステージ優勝をねらうことを容認してくれたチームに感謝したい」とモホリッチ。

マテイ・モホリッチがジロ・デ・イタリア第10ステージで優勝 © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「チャベスはこの日の最初の上りで調子が悪かった。休日明けのステージはカラダがどう反応するか分からないという怖さがある。チャベスがこの大会に備えてとてもハードに準備してくれていただけに、失望は隠せない。総合1位と2位にいることでさまざまな作戦が取れただけに残念。それでもボクらはマリアローザを持っているので、それを守り抜くことが重要だ」とイェーツ。

マリアローザを守ったイェーツ © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

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●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)エリア・ビビアーニ(イタリア、クイックステップフロアーズ)
マリアアッズーラ(山岳賞)サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)
□マリアビアンカ(新人賞)リカルド・カラパス(エクアドル、モビスター)

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いなべ市役所をキナンのツアー・オブ・ジャパン出場選手が表敬訪問

三重県のいなべ市をツアー・オブ・ジャパンのホームタウンとするキナンサイクリングは5月14日、同大会に出場するメンバーの一部とスタッフが同市役所を表敬訪問。出場選手の紹介を行い、レース当日の活躍を約束した。

ツアー・オブ・ジャパン出場選手がいなべ市役所を表敬訪問  ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

今回は出場予定の選手のうち山本大喜、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大の4選手に加え、加藤康則ゼネラルマネージャー、石田哲也監督が同所を訪問。いなべ市の日沖靖市長の歓迎を受けながら、選手のあいさつ、加藤マネージャーからチームの近況説明が行われた。

自転車の街・いなべとあって、自転車競技の造詣の深い日沖市長。国内外のレース事情についてや、自身もまたがるというロードバイクに関してなど、その話題は多岐にわたった。最後に選手・スタッフがそろってレース本番でのチームの活躍を誓ったほか、いなべステージ当日には日沖市長自ら、チームサプライヤーでもあるヨネックス製ロードバイク「カーボネックス」でパレード走行に臨むことも明言。一丸となってステージを盛り上げるべく、固く約束を交わした。

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キナンサイクリングがツアー・オブ・ジャパン出場6選手を発表

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キナンサイクリングがツアー・オブ・ジャパン出場6選手を発表

キナンサイクリングがツアー・オブ・ジャパンに出場する6選手を発表した。同大会は5月20日の第1ステージ(堺ステージ)を皮切りに、全8ステージ・総走行距離764km、27日の第8ステージ(東京ステージ)でフィナーレを迎える。

ツアー・オブ・ジャパンに出場するキナンサイクリングの6選手 ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

大会の特徴として、個人タイムトライアルで争われる第1ステージと、富士山5合目を目指す第6ステージ(富士山ステージ)をのぞき、各ステージ周回コースでレースが行われる点が挙げられる。レースをより熱く、スリリングなものとすることはもちろん、開催地における「おらが街のビッグイベント」として選手たちの戦う姿を繰り返し目にすることで、サイクルロードレースに親しみ、愛すべきスポーツとするための最大限の配慮ともいえる。

8日間の総合成績で争われる個人総合時間賞は、例年富士山を上る第6ステージと、起伏に富んだ日本サイクルスポーツセンターを走る第7ステージ(伊豆ステージ)が勝負ポイント。この2ステージで優位に立った選手が、個人総合優勝に大きく近づくと言ってもいい。

4年連続の出場となるキナンは今大会に向け、マルコス・ガルシア、山本大喜、サルバドール・グアルディオラ、トマ・ルバ、中島康晴、新城雄大の6選手を招集。2016年大会で個人総合2位となったガルシア、過去2度個人総合4位を経験しているルバを中心に、上りの安定感が光るグアルディオラ、2017年は日本ナショナルチームの一員として個人総合18位で終えた山本、平地・山岳問わず局面を動かすことができる中島、そして春以降好調をキープしている新城をセレクトしている。

シーズン最大目標の1つとして今大会に臨むキナン。個人総合優勝が最大のミッションとなるが、第3ステージ(いなべステージ)での活躍も重要視。ツアー・オブ・ジャパンには地域貢献活動の一環として「ホームステージ」の設定がなされているが、キナンはいなべステージをホームとし、同地でのサイクルイベントの開催や、小学校での交通安全教室など、通年での地域交流を行ってきた。いなべのコースで快走するとの約束を果たすため、チームは大会前半のヤマ場としてこのステージを走ることになる。

ツアー・オブ・ジャパン(UCIアジアツアー2.1)
5月20日(日) 第1ステージ(堺) 2.6km個人タイムトライアル
5月21日(月) 第2ステージ(京都) 105.0km
5月22日(火) 第3ステージ(いなべ) 127.0km
5月23日(水) 第4ステージ(美濃) 139.4km
5月24日(木) 第5ステージ(南信州) 123.6km
5月25日(金) 第6ステージ(富士山) 32.9km
5月26日(土) 第7ステージ(伊豆) 120.8km
5月27日(日) 第8ステージ(東京) 112.7km
※各ステージのレース距離にはパレード走行も含まれる

ツアー・オブ・ジャパンのオフィシャルウェブサイト

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富士山ロングライドが9月8、9日開催…富士パノラマタイムトライアルも

「富士山ロングライド」が9月8日(土)、9日(日)に開催されることになり、その参加者募集が始まった。同イベントは常に富士山を眺めながら走ることができるサイクリングイベントで、コース上にはさまざまなビューポイントが設置され、走りながらいろいろな表情の富士山を眺めることができる。エイドステーションでは地元特産のほうとうやとうもろこしなど、富士周辺の旬の食材が参加者に提供される。

富士山と富士五湖が織りなす幻想的な風景

富士五湖を周遊する30km、60km、130kmの3コースから選べるのでご家族や仲間と気軽に参加できる。また、前日イベントとして「富士パノラマタイムトライアル in 山中湖村」を同時開催。参加費は130kmクラスが前日受け付け9000円、当日受け付け1万2000円など。前日受け付けのほうがオトクなので1泊2日で楽しむのがオススメ。現在エントリー受け付け中で、8月16日(木)が締め切り。

両大会は「ツール・ド・ニッポン」のひとつとして開催され、シリーズ第9戦となる。

富士五湖をぐるっとまわるサイクリングイベント

富士山ロングライド2018
■開催日:前日受付:2018年9月8日(土) 富士パノラマタイムトライアルは2018年9月8日(土)
サイクリング:2018年9月9日(日)     
■会場:山中湖交流プラザ きらら(山梨県南都留郡山中湖村平野479-2)
■種目:ロングライド(120km、60km、30km)     
■主催:ルーツ・スポーツ・ジャパン

エイドステーションでは地元特産のほうとうやとうもろこしなど富士周辺の旬の食材が提供される

■大会Webサイト
富士山ロングライド2018
富士パノラマタイムトライアル in 山中湖村

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香港ディズニーランドの夏…これまでにないイベント「カーニバル・オブ・スターズ」開催

香港ディズニーランド・リゾート(香港・ランタオ島)の「カーニバル・オブ・スターズ」がさらにパワーアップする。新設されたエキゾチックな屋外会場ステージショー「モアナ:ホームカミング・セレブレーション」やプロジェクションマッピングショー「WeLoveミッキー!」、アフリカをイメージしたカリブニ・マーケットプレイスなど多彩なラインナップで昼も夜も楽しめる。

最新プロジェクションマッピングショー「WeLoveミッキー!」が毎晩開催される

2018年の香港ディズニーランドの夏祭りは6月21日から9月2日まで。ピクサー映画の人気キャラクターたちも登場する初の「ピクサー・ウォーター・プレイ・ストリート・パーティー!!」でさらにヒートアップ。「インクレディブルズ・アライブ!」のミスター・.インクレディブルとミセス・インクレディブルも見逃せない。これに伴い、3軒のホテルではキャラクターをテーマにした客室や食事を館内のダイニング施設で展開。さらに、香港ディズニーランド・リゾートに訪れるゲストが「パーク、ショッピング、ダイニング、ホテル」すべてで楽しめる香港ディズニーランドならではの体験を用意するという。

アドベンチャーランドにカリブニ・マーケットプレイスとモアナのステージショーが登場
大規模な拡張計画の一環として初披露目されるアトラクションは、新ステージショー「モアナ:ホームカミング・セレブレーション」。人気アニメ映画『モアナと伝説の海』のヒロインがストーリーを語りながら、ゲストとインタラクティブなショーを繰り広げる。インスピレーションに満ちた音楽、ダンス、人形劇、とびきり楽しいストーリーでいっぱいの約20分のアドベンチャーショーでは、ゲストはモアナのストーリーに惹きつけられるだけでなく、ハグしたり一緒に写真を撮ったりと、モアナと実際に会うことができる。アドベンチャーランドのエキゾチックな魅力あふれる新しい屋外ステージ、ジャングルジャンクションで5月25日より開始。

リゾート内ホテルのプールサイドパーティではディズニーの仲間たちが登場

アドベンチャーランドでは日中楽しめる新たなプログラムが満載。シアター・イン・ザ・ワイルドに隣接するカリブニ・マーケットプレイスでは、鮮やかな色彩と音楽に囲まれたアフリカらしい光景が、早くもゲストを虜にしているという。ホイール・オブ・フォーチュンなどのインタラクティブゲームでここでしか手に入らないお土産を獲得でき、このマーケットでしか味わえないさまざまなフードメニューを楽しめる。

『カールじいさんの空飛ぶ家』のカールじいさんとラッセル、『ズートピア』のジュディとニック、『ジャングル・ブック』のルーイとバルー、『ライオン・キング』のラフィキとティモン、『アラジン』のジャスミンとジーニー、『リロ&スティッチ』のリロとスティッチなど、人気のディズニーキャラクターたちがカリブニ・マーケットプレイスでゲストをお迎えする。

夏をさらに楽しみたい人はMr.インクレディブルをテーマにした客室がオススメ

昼も夜もディズニーの魔法があふれる香港ディズニーランドの詳細サイト

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横浜の山下公園でベルギービールウィークエンドが5月17日開幕

多様な味わいのあるベルギー産ビールを心ゆくまで飲めることで毎年の恒例行事となった「ベルギービールウィークエンド」。横浜の山下公園で5月17日(木)から5月20日(日)まで開催される。ゴールデンウイーク中の名古屋に続く今シーズン2カ所目の開催。110種類以上のベルギービール、ベルギーのグルメ、ベルギーマルシェとベルギー文化をまるごと体験できる4日間。

チケットはオンラインで購入可。3100円。前売り2900円。また、横浜では来場者100万人の達成が期待される。100万人目にはとっておきのサプライズを用意しているという。100万人目を目指して、週末は山下公園へ。

ベルギービールウイークエンドのホームページ

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