スカイのゲラント・トーマス(英国)が23日間の日程で開催された世界最大の自転車レース、ツール・ド・フランスで初めて総合優勝を達成した。7月7日に開幕した105回大会は、チームメートに4年連続5度目の優勝を目指すクリストファー・フルーム(英国)がいるため、トーマスはアシスト役だった。しかし序盤から常に上位でゴールする安定感を見せ、着実にトップ3に与えられるボーナスタイムを獲得。アルプスの第11ステージで優勝して首位に。終盤戦でフルームからエースの座を譲られた。
総合2位はサンウェブのトム・デュムラン(オランダ)。総合3位はフルーム。パリ・シャンゼリゼにゴールした7月29日の最終ステージはUAEエミレーツのアレクサンドル・クリストフ(ノルウェー)が4年ぶり3度目のステージ優勝。
ポイント賞のマイヨベールはボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)で、大会最多タイとなる6回目の受賞。山岳賞のマイヨブラン・アポワルージュはクイックステップフロアーズのジュリアン・アラフィリップ(フランス)。新人賞のマイヨブランはAG2Rラモンディアルのピエール・ラトゥール(フランス)。チーム優勝はモビスター。
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