宇都宮ブリッツェンストアで『弱虫ペダル』コラボグッズ発売

栃木県宇都宮市を拠点とする地域密着型の自転車チーム「宇都宮ブリッツェン」は、宇都宮市内で開催されるアジア最高峰の自転車ロードレース大会「2018ジャパンカップ サイクルロードレース」(10月19日~21日)開催にあわせて、宇都宮ブリッツェンのオフィシャルポップアップストア『THE RED ZONE 2018』を10月1日(月)にオープンする。

恒例となった宇都宮ブリッツェンと弱虫ペダルのコラボレーション。チーム創立10周年を迎えた2018年は、人気キャラクター鳴子章吉が宇都宮ブリッツェンのチームウエアを身にまとった渡辺航先生書き下ろしイラストで登場。店内をはじめ、ポスターなどの販促物で展開される。10月19日(金)より発売。

弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン コラボTシャツ 2800円(税込)

弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン アクリルスタンド 1000円(税込)
弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン 手帳型スマホケース 3000円(税込)

宇都宮ブリッツェン オフィシャルポップアップストア『THE RED ZONE 2018』
住所:〒320-0802 栃木県宇都宮市江野町3-10 竹川ビル1F
営業期間:10/1(月)~10/21(日)
営業時間:平日 13:00~19:00 ※水曜定休
土日祝 11:00~19:00
10/19(金)、10/20(土) 11:00~21:00
10/21(日) 11:00~18:00

弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン マグカップ 1200円(税込)
弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン アクリルキーホルダー 700円(税込)
弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン ハンドタオル 800円(税込)

地元ホームレースとなる宇都宮ブリッツェンにとっては最大の目標と掲げる大舞台で表彰台を勝ち取るべく、宇都宮の街を赤く染めてレースに挑む。

弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン クリアファイル 300円(税込)
弱虫ペダル 鳴子章吉×宇都宮ブリッツェン 缶バッジ(2個セット) 600円(税込)

男子ジュニアの日野泰静58位、馬越裕之61位、女子エリート与那嶺恵理29位…世界選手権TT

UCIロード世界選手権インスブルック・チロル大会は大会3日目となる9月25日、午前中に男子ジュニア、午後に女子エリートの個人タイムトライアルが開催された。両カテゴリーともコースは前日の男子U23と同じバッテンス(Wattens)からインスブルックまでの27.7km。朝は5度程度まで冷え込んだものの晴天に恵まれ、レースがスタートするころになると風もなく、過ごしやすい気象条件でのレースになった。

男子ジュニア個人タイムトライアルを走る馬越裕之 ©2018 JCF

男子ジュニアは、日野泰静(愛媛・松山城南高)と馬越裕之(奈良・榛生昇陽高)が出場し、日野が6分5秒17秒遅れの58位、馬越が6分29秒84秒遅れの61位という結果だった。優勝はサッカーから転向した経歴をもつレムコ・エベネプール(ベルギー)で、2位に1分23秒66差の圧勝だった。

男子ジュニア個人タイムトライアルを走る日野泰静 ©2018 JCF

少し風が吹きはじめたなかでスタートした女子エリートは、オランダ勢が表彰台を独占する結果になった。ディフェンディングチャンピオンのアンヌミエク・ファンフレウテン(オランダ)が2連覇を達成した。同種目の日本チャンピオンで、8月のアジア大会で僅差の銀メダルを獲得した与那嶺恵理(ウィグル・ハイ5)は4分0秒18遅れの29位でレースを終えた。

女子エリート個人タイムトライアルを走る与那嶺恵理 ©2018 JCF
女子エリート個人タイムトライアルの与那嶺恵理 ©2018 JCF
女子エリート個人タイムトライアルを走る与那嶺恵理 ©2018 JCF

柿木孝之コーチのコメント
ジュニア男子が開催された午前中は追い風もなく、日本の選手たちにとって不利な条件はなかった。完全に力の差が出たと思う。馬越選手については、タイムトライアル機材、バイクコントロールの練習など準備が足りていなかった。日野選手は下りで速度が乗らないなど、本来もっているパフォーマンスを発揮できなかった印象。2人ともネイションズカップに出場している選手のなかで最下位と言っていい成績だった。他の国のほうがネイションズカップを走っての成長度合いや、世界選手権に向けた心の準備が上だった。世界選手権を走る準備ができていなかったととらえている。ロードレースでは小野寺選手、日野選手を中心に戦う予定。20位〜30位の集団でゴールすることを目標にしている。
女子エリートが開催された午後は追い風が強くなり、与那嶺選手には少し厳しい条件だったが、ペース配分もよく、コーナリーングもスムーズだった。単純にパワーの差が結果に出たと考えている。ロードレースでも上の何名かはずば抜けているが、周回コースの最初の登りで全員で前に残り、与那嶺選手をできるだけ温存させるようにチームで動いていきたい。与那嶺選手にとっては自分のために走れる機会になるので、最大限の結果を残せるようチームで動きたい。登坂区間の勾配や下りなど、与那嶺選手に向いたコースだと思う。

日野泰静のコメント
アップもよくできて、調子もよく、スタートから好調に走れた。しかし、登りで失速してしまい、そこからうまくペースを上げることができず、思うような走りができなかった。前半はずっと向かい風で、そこで踏んでいたので、もっと力をセーブして、後半に向けてペースあげていけば良かったと思う。ペース配分に反省が残る。調子はいいので、気持ちを切り替えてロードレースに挑みたい。登りで先頭に必死についていって、スプリントでねらいたい。

馬越裕之 ©2018 JCF

馬越裕之のコメント
韓国でのレース(9月上旬のツール・ド・DMZ)で落車してから、調子が思うように上がってこない。しっかりアップして挑んだが、約10km地点の登りで踏みすぎてしまい、そこから脚がいっぱいになり、平坦を踏むにもうまくできなかった。ペース配分に課題が残った。トップとの差をしっかり埋めていけるように練習をしていきたい。絶好調というわけではないが、ロードレースでは自分は逃げの選手だと思っているので、危険な選手を見極めてアタックに反応するなど、積極的な走りをしたい。

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

シカゴ市、2019年をイヤー・オブ・シカゴ・シアターに…劇場芸術キャンペーン

米国イリノイ州内最大の都市、シカゴ市と関連の行政団体は、2019年を「イヤー・オブ・シカゴ・シアター」と定め、劇場芸術に関連したキャンペーンを同年を通じて実施することを発表した。米国国内でも初めての試みである同キャンペーンで、ダンス、オペラ、即興劇、人形劇など多岐におよぶ劇場芸術に関連したイベントを、シカゴ市内や近郊の文化施設、劇場、公園などで1年にわたり展開する。

シカゴ市とパートナー団体は、シカゴの劇場芸術を訴求する新たなブランディングを設定し、劇場芸術作品をサポートする追加補助金の確保、社会における一体性と公平に関する話し合いの促進、全ての市民や慈善団体、芸術やビジネス界のリーダーから劇場コミュニティーに対する支援の働きかけなど、広範なマーケティング活動を展開。また同キャンペーンでシカゴの劇場分布エリア(特に市の南部と西部地区)を拡大することも目的の一つとして掲げる。

現時点で予定されているイベントやプロモーションの概要
● 夏の期間、シカゴの中心市に位置するミレニアム・パークに、期間限定の劇場の設置と、劇場芸術に関する映画の上映
● シカゴ文化センターにて、劇場芸術をテーマとした公共プログラムと展示会の開催
● シカゴ市が運営する文化促進補助金プログラムから20万米ドル(約2,250万円)を確保し、シカゴ市内の劇場や非営利の劇場芸術プログラムに充当
● Expo72内にあるチケット販売所 Hot Tixと、シカゴ文化センター内のウェルカム・センターにて、劇場芸術作品の広告の掲示
● シカゴの劇場芸術の新たなブランディングを使ったマーケティング活動各種

シカゴ市では2017年から2018年に渡り、シカゴのパブリックアートと若々しい創造性を祝うプログラムを展開したが、その成功を受け「イヤー・オブ・シカゴ・シアター」の実施を決定した。
● シカゴ劇場連盟:ウェブサイト(ChicagoPlays.com)の刷新
● シカゴ・パーク・ディストリクト :夏の期間、2千以上の様々なイベントを実施する「ナイト・アウト・イン・ザ・パークス」の一環として、77のコニュニティー地区にて、劇場芸術をテーマとしたイベントを開催
● メトロポリタン・ピアー・アンド・エクスポジション・オーソリティー:所有するアメリカ国内最大のコンベンション・センターであるマコーミック・プレイスにて、様々な展示会開催中に劇場芸術に関する展示と、Hot Tixの期間限定ポップアップ・ストアーの設置
● シカゴ市航空局:シカゴ市内の空港にて劇場芸術作品の広告掲示
● シカゴ市観光局:毎年2月に開催される「シカゴ・シアター・ウィーク」用のマーケティング予算の拡大。シカゴ市の劇場文化の新ブランディングを使った大型観光プロモーションの実施

また、シカゴの活気ある劇場芸術コニュニティーの認知度を向上させ、シカゴを劇場芸術の鑑賞地としてマーケティングし、市内の劇場への観客動員数の断続的な増加を狙うべく、マーケティング会社であるFCBシカゴ社に依頼し、シカゴ市の劇場文化を表現する新たなブランディング、「シカゴ劇場は、シカゴの勇敢な魂そのもの」を設定した。この新ブランディングは、シカゴ市文化・特別イベント局、シカゴ市観光局、ブロードウェイ・イン・シカゴ、ワールド・ビジネス・シカゴ、そしてシカゴ劇場連盟が共同で開発したもの。

ストアフロント劇場と即興劇の誕生の地でもあるシカゴの市内とその郊外には、合計250以上の劇場がある。トニー賞を受賞した劇場が5つもあり、ニューヨーク以外で公演されるブロードウェイ作品の最大講演数を誇り、全米どの他の都市よりも数多いワールドプレミア上演を実施している。

「世界的に有名で、トニー賞を獲得しているような作品から、役者の息づかいまで間近に感じられる小劇場での作品に到るまで、劇場芸術はシカゴの文化を構成する上で欠かせない要素となっています。「イヤー・オブ・シカゴ・シアター」は、世界中からシカゴを訪れる観光客、そしてシカゴ市民を楽しませるための弛まぬ努力を続ける、シカゴで活躍する才能ある役者やプロデューサー、監督達を称えるものです」(シカゴ市のラーム・エマニュエル市長のコメント)

「シカゴを心底から愛するには、私たちの街が本来の表情を見せる劇場に足を運んでいただく必要があるでしょう。シカゴの劇場は、喜びから悩み、そしてその間に存在するあらゆる感情を表現するストーリーを語り、観客の心を強く揺さぶります。ブロードウェイ・ミュージカル、演劇、即興など様々な劇場作品を通じて、シカゴが持つエネルギーは劇場で生き生きと表現されます。250以上におよぶ多様な形式の劇場のどこかの観客席が常にあなたを待っています」(シカゴ市文化・特別イベント局の長官、マーク・ケリー氏のコメント)

「シカゴ市文化・特別イベント局から、市が主導となる今回プロジェクトのアイデアについて相談された時は大変嬉しく思いました。今回のプロジェクトを通じて、私達は、シカゴに住む全ての住民の方に劇場へ足を運んでもらえることを目指しています。そして、その文化資産の価値を再認識・評価し、観光客の皆様と共に、劇場文化こそがシカゴが他の都市と一線を画す要素であることを実感してもらいたいと思います」(シカゴ劇場連盟のエグゼクティブ・ディレクター、デボ・クラップのコメント)

■ シカゴ市文化・特別イベント局について
シカゴ市における芸術的、文化的活動をより豊かに、そして活性化することに取り組む団体。その活動範囲は、非営利芸術セクター、独立系の芸術家、営利目的の芸術ビジネスの発展の促進、「2012シカゴ文化プラン」に基づいた、シカゴ市内の文化的かつ経済的成長を導くための枠組みの提供、市の文化資産を国際的に訴求するマーケティング活動、市民や観光客と対象に高品質で、無償あるいは安価な文化プログラムを提供など多岐におよびます。

■ シカゴ劇場連盟について
シカゴの劇場産業を地域、国内そして国際的に訴求すべく、共同で販促、支援や提唱などを行う劇場の連合団体。シカゴ劇場連盟が運営する財団は、劇場や劇場の専門家を対象に、聴衆の育成と支援活動を行うことで、シカゴ市内における劇場芸術の活性化に取り組んでいます。シカゴ市内で公演される劇場作品リストは、シカゴ劇場連盟のウェブサイト

■ シカゴ市観光局(Choose Chicago)について
シカゴ市を世界的な旅行地として販促すべく、営業とマーケティング活動を展開するシカゴ市の公的観光促進機関。シカゴの比類ない観光素材の魅力を訴求することで、地域経済の活性化を目指しています。詳細はシカゴ市観光局(Choose Chicago)ホームページ またはフェイスブックページ

オランダ勢がエリート女子タイムトライアル表彰台独占…世界選手権ロード

オーストリアのインスブルックで開催されている世界選手権ロードは、大会4日目となる9月25日にエリート女子タイムトライアルが行われ、オランダのアンヌミエク・ファンフレウテンが距離27.7kmを34分25秒36で走り優勝。平均時速は48.282km。

エリート女子タイムトライアルはオランダ独占。ファンフレウテンを中央に、左が2位ファンデルブレッゲン、右が3位ファンデイク © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

2位は28秒99遅れでオランダのアンナ・ファンデルブレッゲン、3位は1分25秒19遅れでオランダのエレン・ファンデイク。

日本の与那嶺恵理は4分00秒18遅れの29位。平均時速は43.252km。

エリート女子タイムトライアルを走るファンフレウテン © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

エリート女子タイムトライアルを制したファンフレウテン © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto
オランダのアンナ・ファンデルブレッゲンが標高2000mでトレーニング © Innsbruck Tourismus – Klaus Kranebitter

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ベルギーのレムコ・エベネプールがジュニア男子タイムトライアル優勝

オーストリアのインスブルックで開催されている世界選手権ロードは、大会4日目となる9月25日にジュニア男子タイムトライアルが行われ、ベルギーのレムコ・エベネプールが距離27.7kmを33分15秒24で走り優勝。平均時速は49.979km。

レムコ・エベネプールが世界選手権ジュニア男子タイムトライアル優勝 © Davy Rietbergen/Cor Vos

2位はオーストラリアのルーカス・プラップで1分23秒66遅れ。3位はイタリアのアンドレア・ピッコロで1分37秒62遅れ。
日本勢は日野泰静が6分5秒17遅れの58位、馬越裕之が6分29秒84遅れの61位だった。

ジュニア男子タイムトライアル優勝レムコ・エベネプールを中央に左が2位ルーカス・プラップ、右が3位アンドレア・ピッコロ © Davy Rietbergen/Cor Vos

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

ジュニア男子タイムトライアル優勝のレムコ・エベネプール © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

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松田祥位47位、山本大喜49位…世界選手権U23男子タイムトライアル

UCIロード世界選手権インスブルック・チロル大会、2日目となる9月23日(月)は、午前中にジュニア女子(20km)、午後にU23男子(27.8km)の個人タイムトライアルが開催された。日本ナショナルチームからはU23に山本大喜(キナンサイクリング)と松田祥位(EQADS)が出走。

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

気温は15度に届かず、冷たい風が吹く中でのレースとなったが、最後に出走した2017年の同カテゴリー世界チャンピオン、ミッケル・ビヨルグ(デンマーク)が32分31秒05のトップタイムをマーク。U23カテゴリー2年目の19歳が圧倒的な力で2連覇を達成した。

7番目の出走となったU23カテゴリー1年目の松田は、トップから2分58秒18差の47位、ロードレースに重点をおく個人タイムトライアルU23日本チャンピオンの山本は3分88差の49位でレースを終えた。2選手とも調子のよさを感じているため、9月28日(金)に開催されるロードレースに向けて、現地でトレーニングや試走を重ねていく。

松田祥位(EQADS) ©2018 JCF
世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF
浅田顕コーチ ©2018 JCF

浅田顕コーチのコメント
コースは前半の平坦基調と後半のアップダウン区間を組み合わせたスピードコースで、大型でパワーのある選手の活躍が予想された。今大会トップ30をシーズン目標としていた松田は各コーナーや登り区間をロスなく通過できたが、スピードを上げるべく追い風の平坦区間で思うようにスピードが上がらず、平均速度を上げることができなかった。持ち前の高速巡航力を発揮できなかったのは残念。一方28日のロードレースに重点を置く山本は、前半の追い風区間でスピードに乗せペースを作った。終盤のアップダウンン区間で若干ペースを落としてしまったが、ロードに向けての調子のよさは感じられた。個人タイムトライアルではともかくトップから時速にして4㎞以上の平均速度の差をコツコツと埋めていきたい。

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

山本大喜のコメント
試走してコースを覚えて、どこで踏むかとか考えていた。それを思っていたとおりにレースでもできたので、出せるものはすべて出し切り、ベストを尽くせたと思う。(アンダー最後の年だが)アンダーでこれだけ力の差がある状態で、エリートに行くとどんどん差が広がるだけだと思う。なにかいいきっかけを作って今まで以上に違うことをしないといけない。そう思えたことはよかった。タイムトライアルを走って調子は悪くないと感じている。タイムトライアルは力勝負なので差が出てしまうのは仕方ないこと。ロードレースではダメージを少なく、最後まで脚を残していければ、トップについていくことができると思う。先頭集団に残ることだけを考えて走りたい。
世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

松田祥位のコメント
コース下見を重ねて、できるだけ不安がない状態で走った。レースでも無心で踏み続け、ベストの力を出すことをできたと思う。力の差や細かい修正点はあるが、現段階ではコーナリングなども工夫して走ることができたと思う。ジュニアカテゴリーでは、海外のレースを走る機会が限られていて、レースを走って課題をみつけても、それを次のレースで実践するまでのスパンが長かった。でもアンダー23カテゴリーになり、これからは春も夏も遠征があるので、課題を克服していくスパンを短くしていければ、世界に食らいつくことができると考えている。恵まれた環境があると思うので、それを無駄にせずに上をめざしていきたい。ロードレースは、これまでの欧州遠征の集大成。学んだことを出していきたい。いかにチームメートを上位に送るかが仕事になると思うが、恐れずに走っていきたい。調子はよく、ようやく身体が動いてきている感覚なので頑張りたい。

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF
世界選手権U23男子タイムトライアル  ©2018 JCF
世界選手権U23男子タイムトライアル ©2018 JCF

●世界選手権ロード
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

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