2019JBMXF大東建託シリーズが岡山で開幕

全日本BMX連盟(JBMXF)が主催する日本自転車競技連盟(JCF)公認大会の2019JBMXF大東建託シリーズが、岡山県笠岡市の「かさおか太陽の広場BMX自転車競技場」で開幕した。

ガールズ9-10歳優勝の澤田愛奈(埼玉県/秩父BMX協会)

JBMXFと大東建託未来のアスリート支援プロジェクトとのスポンサー契約の締結により2019年シリーズは、「JBMXF大東建託シリーズ」として全5戦で行われる大会に、日本全国から200名以上のライダーがエントリー。エリートとジュニアの混走で争われる最高峰カテゴリーの男女チャンピオンシップに加えて、5歳から53歳までのライダーによる年齢別のチャレンジカテゴリーが開催された。年齢やレベルを問わずに参加しながら、トップレベルのレース観戦もできるのがBMXレースの魅力だ。

チャンピオンシップは、池上泰地が優勝 

チャンピオンシップ男子優勝の池上泰地(大阪府/関西BMX競技連盟)

若手からベテランまでが顔を揃えたチャンピオンシップ男子。開幕戦を制したのは、スタートからの優位を守り切り、追い上げた深川匠とのリードを守り切った大阪の池上泰地。2位には深川、3位に地元岡山で日本代表としても活動した高橋堅太(MJカンパニー)が入った。 

チャンピオンシップ男子優勝の池上泰地(中央)
チャンピオンシップ女子優勝の酒井亜樹(大阪府/関西BMX競技連盟/DEUX ROUES ELITE TEAM)

女子チャンピオンシップは現全日本王者の瀬古遥加(IRC TIRE)と朝比奈綾香のエリート2名と、ジュニアの酒井亜樹(DEUX ROUES ELITE TEAM)、3人の争い。こちらは3ヒートの合計で争われ、酒井が格上のエリートをリードする走りで、3回ともトップでゴール。2位に瀬古、3位に朝比奈と続いた。

チャンピオンシップ女子優勝の酒井亜樹(中央)

チャレンジは世界選手権入賞者が活躍

ボーイズ7-8歳優勝の高崎成琉(愛知県/中部BMX協会)

5歳から競技に参加できるBMXレースは、世界選手権においても年齢別のワールドチャレンジが開催されている。この大会でも2018年のワールドチャレンジで入賞した選手が活躍した。

2018年ワールドチャレンジのガールズ8歳クラスで優勝した澤田茉奈は、ガールズ9-10歳クラスで年上の選手を圧倒する走りを見せ優勝を決めた。ワールドチャレンジボーイズ7歳で7位の高崎成琉もボーイズ7-8歳クラスに出場し、3回行われる初戦(モト)から準決勝、決勝まですべてをトップでゴールして、開幕戦を勝利した。

ボーイズ7-8歳優勝の高崎成琉(中央)
ガールズ9-10歳優勝の澤田愛奈(中央)

2018年のワールドチャレンジに米国チームからボーイズ8歳に出場し6位入賞の平栗嶺は、ボーイズ9-10歳クラスで決勝に進出するも4位だったが、1歳年上のライダーを相手に健闘した。

優勝者には大東建託の公式キャラクター「だいとくん」のぬいぐるみが贈られた。写真はガールズ5-8歳クラス優勝の中村優里(広島県BMX協会)
開会式には笠岡市の小林嘉文市長も登壇。笠岡をBMXの聖地にしたい思いを語った
開会式で選手たちにエールを送る、大東建託未来のアスリート支援プロジェクト事務局の廣本繁樹氏