第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月3日(火)、フランスのジュランソン〜ポー間の36.2kmで個人タイムトライアルとして第10ステージが行われ、この種目を得意とするユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)が圧勝。総合2位から首位に浮上した。
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休息日明けのステージは闘いの舞台をフランスに移し、大会唯一の個人タイムトライアルが行われた。総合1位とポイント賞1位のナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)がマイヨロホを着用したため、この日の優勝候補ログリッチェはポイント賞のマイヨベルデに身を包んでスタート。ゴールまでは2分前にスタートしていた総合3位、新人賞1位のミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)を抜き去るほどのスピードでゴールした。
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「個人タイムトライアルでは持てる力のすべてを出して走り抜く。きょうもそれができた。最終日のマドリードがどんなことになるのかを想像することができるようになった」とログリッチェ。
「上りが得意なコロンビアやスペイン勢のことを考えると、たとえ10分リードしていても十分ではない。それでもリーダージャージーを着るのは気持ちいい。初日に落車した痛みは残るが、調子は悪くないので、最終日のマドリードまでこの深紅のジャージーを死守したい」
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ログリッチェは大会初優勝。2018ツール・ド・フランス総合4位、2019ジロ・デ・イタリア総合3位の実力者。今大会は初出場ながら優勝候補の一角。ログリッチェは総合2位に1分52秒差をつけ、後半戦の厳しい山岳ステージで逃げ切りを図る。
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●4賞ジャージ
■マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
■マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
●マイヨルナレス(山岳賞)アンヘル・マドラゾ(スペイン、ブルゴスBH)
□マイヨブランコ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
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