インドネシアの自転車レースは大気汚染深刻で区間中止

インドネシアのスマトラ島で開催されているツール・ド・シアク(UCIアジアツアー2.2)は9月21日の第3ステージがスタート後に大気汚染悪化で中止された。日本のKINANが参戦中で、最終日となる第4ステージは22日に行われる予定。

ツール・ド・シアク第3ステージでマスクを着用してスタートを待つ選手たち ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

前日までの2ステージとは変わって、現地時間の午前にレースのスタートが切られたが、発生したスモッグの濃度が高まったため、序盤の時点でキャンセルが決定。総合成績は第2ステージ終了時点のものが維持され、KINANは山本元喜が個人総合5位、サルバドール・グアルディオラが6位、チーム総合1位のまま最終の第4ステージへと移ることになった。

大会は後半戦へ突入。ここまでの戦いは、第1ステージで上位フィニッシュを果たした山本とグアルディオラが個人総合上位をキープ。チーム総合でも首位に立っていて、ここまで2ステージを攻撃的に戦っていることを順位でも示してきた。

迎える第3ステージは、当初大周回を2周する170.6kmが予定されていたが、開幕時から懸念される大気汚染の状況を考慮し1周に短縮。レース距離は85.5kmとなった。また、この日からレース時間を午前へと変更。少しでもよい環境でレースができるよう、出場選手・チームの意見を照らし合わせながら、主催者が柔軟な対応を見せた。

しかし、この日は早朝から濃度の高いスモッグが開催地一帯を覆う状況。スタートに向けて、選手・スタッフ・関係者がそれぞれに準備を進め、いったんはレース開始となったが、20km地点を迎えようかというタイミングでコミッセール判断によりキャンセルが通告された。それまで、KINAN勢は再三のアタックでライバルチームの消耗を誘い、よい流れを作り出していたが、無念の中止となった。

これを受け、総合成績は前日行われた第2ステージ終了時点のものが反映され、山本、グアルディオラがそれぞれ個人総合5位と6位のまま。チーム総合トップもキープして、続くステージへと進む。

大気汚染の状況に左右されながらも進行する大会は、翌22日に行う第4ステージでフィナーレを迎える。最後を飾るのは、大会の拠点都市であるシアクの市街地でのサーキットレース。17.9kmのコースをおおよそ8周回する133.5kmで競う予定となっている。最終的には、今後のスモッグ発生状況を勘案しながらレース開始時刻や距離について決定がなされるものとみられる。

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