NIPPOデルコ・ワンプロヴァンスが1月9日、マルセイユ近郊のシャトー・ド・ラ・ビュジーヌでチームプレゼンテーションを開催。岡篤志や別府史之が新シーズンにかける意気込みを語った。
ホームに帰ってきた気持ち…別府史之
新規チームを除いて、最近はチームプレゼンテーションをやらない傾向にあるなか、多くのゲストを呼んでプレゼンテーションを行い、51のスポンサーを一つずつていねいに紹介していた。地域のスポンサーも多く、地域密着型のプレゼンテーションだった。会場には昔ながらの懐かしい顔ぶれがあり、また新しく入ってきたスポンサーの方もいたが、一人ひとり、マネージャーがあいさつをして迎え入れていたのが印象的だった。ジャラベールやツール・ド・プロヴァンスのディレクターを務めるマリアン・ルースもプレゼンテーションに駆けつけて華を添えた。
以前に所属した古巣に戻る形になるが、昔からの顔なじみが歓迎してくれたことが心強い。プレゼンテーションを終えて「ホームに帰ってきたな」という気持ち。リラックスできている。
初戦はガボンでのラ・トロピカル・アミッサ・ボンゴ。アフリカのレースを走るのは初めてで、とてもわくわくしている。近年、アフリカ人選手の驚異的なポテンシャルを見せているので、彼らの走りを間近に見れることもサプライズがあるのではと期待している。チームはスプリンターを3人、優秀なメンバーで迎えるシーズン初戦。いい成績を残したい。
最初から全開で走りたい…岡篤志
プレゼンテーションを終えて、いよいよ始まったという気持ち。2回のトレーニングキャンプですべての選手に会うことができ、非常にいいチームで活動できることを楽しみにしている。正直いまは時差ボケや移動の疲れがあるけど、日本でも年末年始にトレーナーからのメニューで、キツい練習を積んできた。シーズン最初からエンジン全開でいってほしいという期待を感じる。スペインでのトレーニングキャンプで調子を整えて、初戦のラ・トロピカル・アミッサ・ボンゴに臨みたい。
NIPPOデルコ・ワンプロヴァンス
南フランス・マルセイユに拠点を構えるフランス籍UCIプロチーム。1974年のチーム設立以後、規模を拡大し続け、2011年にUCIコンチネンタルチーム(第3ディビジョン)に昇格し、2016年からはUCIプロコンチネンタルチーム(=2020年よりUCIプロチーム、第2ディビジョン)としてグローバルに活動。アマチュアチーム時代から積極的に地元フランスだけでなく、アフリカやアジア、バルト諸国の選手も受け入れ、これまでに50名近いプロ選手を輩出した名門チーム。2020シーズンは日本の株式会社NIPPOをメインスポンサーに加え、本場の環境のもと、日本人選手やスタッフが世界をめざすミッションも担う。23名の正規選手(8月から24名)とともに、UCIワールドツアーを含めた年間250日ほどのレースに参戦する予定。
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