テックフィットネスのトップブランドであるWahooは、人気のGPSサイクルコンピュータにANT+ LEVでの通信機能を実装した。これにより、 同プロトコルを採用するeバイクと接続し、各種情報をELEMNTに表示することが可能となる。
GPSサイクルコンピュータとスマートトレーニング製品のグローバルリーダーであるWahoo Fitnessは3月10日、 ELEMNTファームウェアの新しいアップデートを発表した。この更新によりユーザーはELEMNT GPSサイクルコンピュータ(ELEMNT、 ELEMNT BOLT、およびELEMNT ROAM)を、ANT+ LEV通信に対応したeバイクと接続することができる。
LEVはLight Electric Vehiclesの略称で、軽量な電動車両全般を指す用語。ANT+ LEVプロトコルは、ANT+に規定されているデバイスプロファイルの一つであり、現在の速度、走行距離、バッテリー残量と範囲、現在の状態などさまざまな情報を車両側から表示デバイスに提供する。ANT+ LEVに対応したデバイスは、これらの情報をユーザーに伝えるために使用される。
現時点でELEMNTとの接続確認が取れているブランド、機種は以下の通り。
SPECIALIZED:
ANT+通信を備える全ての2019、2020年モデルのTurbo Bikes(CREO SL、 LEVO SL)
GIANT:
ANT+通信を備える2020年モデルのeMTB(TRANCE E+ PRO、 FATHOM E+ PRO)
今回の更新により、ライド情報の記録、GPSナビゲーション、およびeバイクの車両情報が一つの表示デバイスで利用可能になり、大きく市場が伸びているeバイクのユーザーにとってシンプルかつ強力な選択肢を提供することができる。
Wahooとは?
米国ジョージア州アトランタにあるWahooは、ランナー、サイクリスト、一般的なフィットネス愛好家向けのセンサーとデバイスの完全なエコシステムを構築している。Wahooの受賞歴のある製品には、KICKRファミリーのスマートトレーナーとアクセサリー、ELEMNTファミリーのサイクルコンピューター、TICKRファミリーの心拍数センサーが含まれる。
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