梶原悠未優勝のトラック世界選手権がNHK BS1で再放送

トラック世界選手権の模様がNHK BSで3月29日(日)午前5時から放送される。3月19日(木)に放送されたものの再放送。国内トラック競技界で女子初の世界チャンピオンとなる梶原悠未の女子オムニアムの激闘が伝えられる。

梶原悠未が世界選手権オムニアムで初優勝 ©JCF

落車で負傷しながら最後までトップを死守

女子オムニアムで日本選手史上初となる世界選手権金メダルを獲得した梶原悠未。序盤は盤石のレース運びだったが、中盤でまさかの落車。しかし最後までトップを譲らず、世界チャンピオンの栄冠を手にした。

強豪がひしめくレースで梶原はどのような走りを見せたのか。東京オリンピックに向けてオムニアムをどう見ればいいのか? この番組を見れば東京オリンピックでの梶原の走りが理解できること間違いないという。

脇本雄太 ©JCF

競輪選手の東京五輪代表争いも注目

男子ケイリンは脇本雄太が自身初となる世界選手権でも銀メダルを獲得。日本発祥のオリンピック種目「ケイリン」。日本は2018年に河端朋之が銀メダル、2019年に新田祐大が銀メダル、それに今回の脇本と3年連続で銀メダルを獲得した。

しかし悲願の金色メダルにはまたも手が届かず。日本人選手が越えなければならない壁とは?

さらにプロ競輪選手4人が争うオリンピック出場に向けた日本代表選手枠争いも大詰めを迎えた。誰がオリンピックに出場するのか? 激しいレースはどんな展開になったのか。ドイツ・ベルリンで行われた頂上決戦の模様をお伝えする。

●NHKの詳細ホームページ

高速走行で威力を発揮するスピードビブパンツ登場

パールイズミは2020年春夏新商品として、ロードバイクの速度域に特化して開発された空気抵抗を軽減する新素材スピードセンサーⅡを採用した「スピードビブパンツ」をサイクルショップやスポーツ用品店などで発売する。

スピードセンサーⅡは、ロードバイクの有効速度域で最も空気抵抗の軽減効果を発揮し、さらに前素材スピードセンサーと比べ、ストレッチ性も向上しました。パッドはハイエンドパット「3Dネオプラス」を採用した。サイクリストをより高いパフォーマンスへ導くビブパンツ。

【品番/商品名】 T280-3DNP
【 カラー 】 ブラック
【 価格 】 1万5800円(税別)
【 サイズ 】S, M, L ,XL
【 パッド 】 3Dネオプラス
【商品特徴】
■【スピードセンサーⅡ】ロードバイクの有効速度域に特化して開発された空気抵抗軽減素材
■涼しく、日焼けしにくい素材「コールドシェイド」採用
■【3Dネオプラス】 ソフトな肌触りと最適なクッション性でお尻を痛みから守るハイエンドパッド
■スムーズなペダリングを追求した前側中心に縫い目のない設計

締め付け感が少ないラッセルテープの滑り止め
空気抵抗を軽減する新素材「スピードセン サーⅡ」を適所に配置
風洞実験やPIV測定を繰り返し作られた素材は 40km/hから空気抵抗を軽減し、50km/hで最 も効果を発揮する

●パールイズミのホームページ

エリートのチームボトルで沈んだ気持ちをアゲていこう!

世界中で入手可能な、最も軽いプロ仕様のボトル「FLY(フライ)」がエリートから発売され、日本にも入荷された。取り扱いはカワシマサイクルサプライ

軽量で、柔らかく握りやすいFLYボトルは、安価もあって「ボトルと言えばFLY」と言っても過言ではないほどの人気を誇るベストセラーアイテム。UCIトップカテゴリーのチームからも絶大な信頼を得ていて、2020シーズンも半数以上のチームが採用。まさにゴールデンスタンダードなレーシングボトルだ。

新型コロナウィルスの影響で、レースが次々とキャンセルになっているが、カラフルな新デザインのチームボトルを手に入れて沈んだ気分をアゲていこう!

FLY TEAM 2020 550ml(フライチーム 2020 550ml)
カラー:AG2R、ALPECIN  FENIX、ARKEA SAMSIC、BAHRAIN McLAREN、BMC MTB、CCC、CERVELO smoke、COFIDIS、GROUPAMA FDJ、ISRAEL STAR-UP NATION、MOVISTAR、TEAM INEOS、TEAM SUNWEB、UAE TEAM EMIRATES(全14色)
※CERVELO smoke、GROUPAMA FDJ、TEAM INEOSは、2019シーズンとデザイン変更なし
容量:550ml
BPA不使用
※4月頃入荷予定
価格:730円(税別)

FLY TEAM 2020 750ml(フライチーム 2020 750ml)
カラー:BAHRAIN McLAREN、BMC VIFIT、CERVELO smoke、MOVISTAR、EAM INEOS(全5色)
※CERVELO、TEAM INEOSは、2019シーズンとデザイン変更なし
容量:750ml
BPA不使用
※4月頃入荷予定
価格:870円(税別)

※FLYボトルは、側面に「へこみ」等が発生している場合があるが、50℃程度のぬるま湯を入れて放置すると元に戻る。トッププロからのフィードバックに基づき、極限まで軽さ、やわらかさを追求したモデルであり、通常の運送便でも「へこみ」等が発生してしまう場合があるという。
※使用上の注意:本製品はスポーツ用途への最適化を目的に開発されていて、軽さや握りやすさ(やわらかさ)を実現するため、液体の密封は完全ではない。逆さにしたり、かばんに入れると液体が漏れる場合がある。

●カワシマサイクルサプライのホームページ

野中生萌…ワガママな性格がクライミングに向いているのかな

新種目スポーツクライミング複合でメダル獲得を目指す東京生まれの22歳、野中生萌(のなかみほう)。2018年ワールドカップ世界ランキング1位。2019年のジャパンカップではボルダリングとスピード種目、五輪競技として採用された複合で1位。2019年8月の世界選手権時は肩のケガの影響もあって日本女子2位となり、同1位野口啓代に五輪代表1枠目をさらわれたが、ケガも回復し五輪当日を見すえて練習を怠らない。

3姉妹の末っ子。9歳のときに姉2人とともに父親に連れていってもらったジムでクライミングに出会った。2人の姉が楽々と登っていく姿に触発され、負けず嫌いな性格に火がついた。自然と自身を練習で追い込んだことでクライマーとしての才能が開花する。

自らが発案した一般向けのボルダリングコンペティション「レッドブル・アシュラ」でデモンストレーション
男子のトップ選手、原田海と

「末っ子なのでワガママです。そんな性格がクライミングに適していたのか、結局続けたのは私だけです。今は家族全員で応援してくれています」

左肩の痛みはもうないので、思い切り身体を動かせるという

鍛え抜かれた筋力は見事だ。総合力が求められる複合種目にあって、野中はパワーで攻めるスタイルだ。筋肉を形成する肉などのたんぱく質は大好きだというが、体重が増えるとクライミングには不利となる。そのため常に食べる量とバランスを考えているという。

リラックスできるのは「ネコかな」。家族とともに住む自宅には生後一週間のときに捨てられていたクロネコを含めて3匹と同居する

東京五輪のスポーツクライミング日本代表は男女各2人。日本山岳・スポーツクライミング協会は2019年8月の世界選手権のコンバインドで日本勢最上位だった男子の楢崎智亜と女子の野口啓代を五輪代表に決定した。ところが国際スポーツクライミング連盟の規定変更により、世界選手権で日本勢2番手に入った男子の原田海と女子の野中に五輪出場権を与えたと発表。

日本協会がスポーツ仲裁裁判所に提訴するというニュースも報じられ、現在は渦中の存在となってしまったが、それでも野中は冷静にその先を見すえる。

プールと海がめちゃめちゃ好きですが、泳げないんですよ。ガチな泳ぎはできませんが、水遊びは大好きです

五輪に初採用され、しかも伸び盛りの年齢で迎える2020東京への思いは?

「まさにそこなんです。東京出身の私にとってもうこれ以上のチャンスはないと思っているので、そのチャンスをつかみたいたいと思います。絶対に悔いのないように頑張りたい。メダルを絶対に取りたいです」

●野中生萌が語る“クライミング”や“オフタイム” 東京五輪は冷静にその先を見すえる

キンタナ兄弟はコロンビアのホテル一室で2週間の健康監視

アルケア・サムシックのナイロ・キンタナと弟のダイエ、ウィネル・アナコナのコロンビア3選手が、フランスのパリ〜ニースからの帰国後に政府の指示によりホテルの一室に滞在し、健康状態を監視されている。

コロナウイルスに勝つために家にいようとハッシュダグでツイートするナイロ・キンタナ

3選手は新型コロナウイルス感染拡大が続くヨーロッパに滞在していたため、コロンビア政府の決定により、帰国後にホテルに2週間閉じ込められている。標高3000mの高地で練習できず、室内でのローラー台とプールでの水泳をする日々が続いているという。

多くのNGOに投資してきたナイロ・キンタナはコロンビア有数のインフルエンサーでもあり、ソーシャルネットワークを通じてメッセージを発信している。

#CoronemosElVirusDesdeCasa

このパンデミックを乗り越えるためにボクたちがなにをできるか? まずは家にいよう。

●アルケア・サムシックのホームページ

東京五輪予選大会中止のボートで日本代表候補選手内定へ

日本ボート協会は3月20日から22日まで埼玉県戸田市の戸田ボートコースで日本代表候補選手選考レースを開催し、男女シングルスカル、男女軽量級シングルスカル、男女舵手なしペアの優勝者を決めた。

2019世界選手権の女子軽量級シングルスカルで2位になった冨田千愛(写真は2019世界選手権)

男女軽量級シングルスカルの上位4選手は3月28日から行われるダブルスカル2艇でのシートレースを経て代表選手が内定する。

日本代表が決まっても五輪枠獲得の国際大会が中止に

日本代表選手は本来なら東京五輪のアジア・オセアニア大陸予選と世界最終予選に出場して東京五輪の国別出場枠を目指すはずだったが、新型コロナウイルスの拡大によって予選大会がすべて中止。

国際ボート連盟(FISA)から五輪枠の配分規定が発表されるまでどの種目で東京五輪に出場するかが未定のため、今回のトップ選手が五輪出場に決まったわけではないという。日本ボート協会は今後、出場可能な種目が決定次第、必要な選考を経て派遣を決定する。

日本は2019年8月に開催された世界選手権で、五輪種目ではない女子軽量級シングルスカルで冨田千愛が日本女子初の銀メダルを獲得したものの、この大会での2020東京オリンピック・パラリンピックの出場権獲得はできなかった。そのためアジア・オセアニア大陸予選での出場枠獲得を目指していた。

日本は開催国枠としてシングルスカル男女で少なくとも各1枠が付与されることが決まっているが、それ以外は不透明な状態。


日本代表候補選手選考レース結果

男子軽量級シングルスカル(LM1x)
1 武田匡弘(関西電力)
2 宮浦真之(NTT東日本)
3 西村光生(アイリスオーヤマ)
4 古田直輝(NTT東日本)

女子軽量級シングルスカル(LW1x)
1 冨田千愛(福井県スポーツ協会)
2 大石綾美(アイリスオーヤマ)
3 山領夏実(デンソー)
4 上田佳奈子(明治安田生命)

男子シングルスカル(M1x)
1 荒川龍太(NTT東日本)
2 櫻間達也(NTT東日本)
3 山尾圭太(トヨタ紡織)

女子シングルスカル(W1x)
1 米川志保(トヨタ自動車)
2 中条彩香(デンソー)
3 西原佳(プリントパック)

男子舵手なしペア
1 大塚圭宏/高野勇太(NTT東日本)

女子舵手なしペア
1 高野晃帆/村松栄理(立命館大/関西電力)


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