2020東京五輪ロードの沿道で小学生2800人が初めての観戦

ブリヂストンサイクルは7月22日に静岡県で行われた「富士山チャレンジライド2019 in御殿場・裾野」に協力。地元の子どもたちが自転車競技に親しむ契機にできればと、スタート地点やコース沿道での観戦・応援を同社がサポートした。主催は富士山南麓周回コースサイクリングイベント実行委員会。

今回のイベントは、普段自転車での走行が許可されていない南富士エバーグリーンラインを含む、東京2020オリンピック男子ロードレースのコースの一部を舞台に、国内外のトップアスリートやプロアスリートに加え、事前に参加申し込みをした一般のサイクリストが走行する東京2020参画プログラムイベント。

当日は、地元の子どもたちが自転車競技に親しむ契機にしようと同社がサポートし、御殿場市立玉穂小学校、原里小学校など約2800人が、それぞれの学校付近からロードレースの雰囲気を味わった。

初めて自転車競技を観戦する児童がほとんどだったことから、スタート前からコースをのぞきこみ、待ちわびる姿も見られた。

選手が姿を現すと子どもたちからは大きな歓声があがり、スティックバルーンを叩きながらの声援に、選手も笑顔で応じていた。

また、開催地を代表して、静岡県副知事や、御殿場市長、裾野市長らによるパレード走行が実施され、同社従業員でオリンピアンの鈴木光広(ソウル1988大会出場)、飯島誠(シドニー2000大会、アテネ2004大会、北京2008大会出場)が先導を務めた。

イベントには、静岡県三島市を拠点に活動するブリヂストンサイクリングの選手も参加し、約2800人の子どもたちや一般参加者と交流した。

◇応援に参加した児童の声
●柏木康希さん(原里小6年)
「とても迫力がありました。ぼくは選手の腹筋がすごいと思った。東京2020大会では御殿場市にもたくさんの外国人が訪れて、観光していってくれればと思う」

●瀬戸結奈さん(同小6年)
「ロードレースを観戦するのは初めて。すごく速かった。ロードバイクは、私の自転車と比べて乗りやすそう。選手たちの脚の筋肉もすごかったです」

ブリヂストンサイクルは、「オリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、今後も東京2020大会、そして2024年までのオリンピック・パラリンピックを応援していきます」とコメント。

柏木康希さん(左)と瀬戸結奈さん

2020五輪まで1年…ブリヂストンサイクルが静岡で体験イベント

ブリヂストンサイクルは2019年7月21日、東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車競技ゴール地点となる静岡県の富士スピードウェイで開催された「自転車競技開催1年前イベント in 静岡」に企画協力し、スポーツバイクを身近に感じてもらえるような体験型のコンテンツを提供した。

同社は、東京2020オリンピックロードレースコースの一部となっている山中湖畔や明神・三国峠を自転車シミュレーターで体験できるブース出展や、同社のスポーツバイク試乗会を実施した。

元五輪代表の飯島誠がロードレースコースを開設

イベントには、抽選で選ばれた1200人が全国各地から富士スピードウェイに集まり、会場内で実施された各種イベントを楽しんだ。メインステージでは同社従業員でオリンピック出場経験を持つ飯島誠が、自転車競技や東京2020オリンピックロードレースコースの解説を行い、その魅力を伝えた。

同日には、東京2020オリンピックロードレースコース(一部区間を除く)を舞台にした「READY STEADY TOKYO – 自転車競技(ロード)」が開催され、富士スピードウェイに集まった参加者は、世界トップレベルの選手たちによる終盤の手に汗握るレースを観戦した。

READY STEADY TOKYO – 自転車競技(ロード)

ブリヂストンサイクリングからは石橋学が日本人2位、16位に入った。

READY STEADY TOKYOで石橋学が16位

本番まで1年を切り、静岡県をはじめとした開催地域では、東京2020オリンピック自転車競技への関心が高まっている。ブリヂストンサイクルは、「オリンピックおよびパラリンピックのワールドワイドパートナーとして、今後も東京2020大会、そして2024年までのオリンピック・パラリンピックを応援していきます」と意気込む。

多摩市が2020東京の自転車ロード応援イベントを7月13日開催

多摩市では7月13日(土)、パルテノン多摩市民ギャラリーで、東京2020オリンピック大会の自転車競技ロードレースを楽しんでもらうための応援イベントを開催する。

自転車ロードレースが疑似体験できるサイクルマシン

このレースにおいて都内最長となる11.8kmが市内コースとなった多摩市では、大会の成功に向け、 「たましい込めて応援しよう!PROJECT」を進めている。

2019年7月21日(日)には、東京2020テストイベント『READY STEADY TOKYO-自転車競技 (ロード)』が開催される。自転車競技ロードレースの魅力や本番の見どころを楽しく知ってもらい、市民全員で熱い応援を目指したいという。

イベント当日は、市内コースの一部をバーチャルで走行体験できるコーナーや、元ロードレース選手の栗村修氏を招いてのトークショーなど、初心者でも楽しめる内容を実施。来場者には、東京2020オリンピック競技大会「自転車ロードレース」を楽しむためのルールや魅力を紹介する観戦ガイドブックを配布する予定。

新旧ロードバイクやジャージも展示

イベント実施概要
日 時 : 7月13日(土) 午前10時~午後6時 (入場無料:時間内の入退場自由)
会 場 : パルテノン多摩 市民ギャラリー (東京都多摩市落合2-35)
内 容 :
・元ロードレース選手 栗村修氏によるトークショー(上記時間内に複数回実施)
・固定自転車による市内コース(一部)の仮想走行体験
・パネル展示 など(予定)

2020年はジロとツールの間隔が1週間短く…すべて東京五輪のせいだ

2020年のジロ・デ・イタリアがハンガリーのブダペストで開幕することは発表されていたが、6月27日にその詳細が発表され、例年通りに5月第2週の土曜日となる5月9日に開幕することになった。2020年は東京五輪が開催されることで、ツール・ド・フランスとブエルタ・ア・エスパーニャは例年よりも1週間早い開催日程。そのためジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの間隔が5週間から4週間になった。

2020ジロ・デ・イタリアはハンガリーのブダペストで開幕する

2020年のジロ・デ・イタリアはブダペストで距離9.5kmの個人タイムトライアルで始まる。2日目の第2ステージはブダペストからジェールまでの距離193km。3日目の第3ステージはセーケシュフェヘールバールからナジカニジャまでの197km。選手らはその後空路でイタリア入りすることが想定されるが、今回の発表は最初の3日間のみ。

ハンガリーでは3ステージが行われる

●2020年のグランツールと東京五輪の開催日程
5月9日〜31日 ジロ・デ・イタリア(ハンガリー・ブダペスト開幕)
6月27日〜7月19日 ツール・ド・フランス(ニース開幕)
7月24日〜8月9日 東京五輪
8月14日〜9月6日 ブエルタ・ア・エスパーニャ(オランダ・ユトレヒト開幕)

ジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスの開催日程が1週間も縮まったことで、有力選手の戦略もこれまでのシーズンとは異なるものになるはず。ワンデーレースとして開催される東京五輪での参戦もふまえてさまざまなプランが検討されるのでは。

MGCは最後の5km勝負。そこでは誰にも負けない…東京五輪を目指す神野大地

神野大地(セルソース)が、9月15日に開催される2020年東京オリンピック男女マラソン日本代表選手選考レース、マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)への思いを語った。

2020東京五輪出場を目指す神野大地

「1億円よりも東京オリンピック出場。MGCで2番以内になるのが目標に。そして本当の勝負は東京オリンピックだと思っています」

MGCは東京五輪マラソン男女3枠のうち2枠を決める一発勝負のレース。2017年夏から約2年をかけて行われたMGCシリーズで、MGC出走権を獲得した男子31選手、女子12選手が出場する。残る代表枠はMGCファイナルチャレンジ派遣設定記録「男子2時間5分49秒」「女子2時間22分22秒」をクリアした最上位が内定となるが、クリアした者がいない場合はMGC2枠に入らなかった3位選手が内定する。

日本中が注目する選考レース。6月3日に都内でその出場選手発表会が行われ、現役選手として唯一、神野が出席した。

青山学院大3年生の箱根駅伝では、往路5区の山登りでこれまでの記録を塗り替えての区間新記録。同大学初の総合優勝の立役者となった。神野にはすぐさま「三代目山の神」のレッテルが貼られ、一躍注目される選手となった。

「山の神と言われるようになり、社会人になってからもマラソンに挑戦しようというときも、それがすごいプレッシャーでした。自分自身の思うような結果が出ない日々でした」(神野)

高橋尚子(左)と野口みずき(右)という五輪金メダリストにはさまれて緊張気味の神野大地

それでもMGCへの切符はなかなか遠かった。2019年3月、日本記録保持者の大迫傑さえ途中リタイアするような冷たい雨のレースとなった東京マラソンで、神野はようやく出場権をゲット。うれしい思いがゴール時の笑顔に現れていましたが、2018年5月にプロランナーとして転向してケニアに行ったりエチオピアに行ったりといろいろな挑戦をしています。

「最終的にギリギリではありましたけれど、2019年3月の東京マラソンでMGC出場権を獲得できたことは素直にほっとしました。レースに出るたびに山の神というプレッシャーがあって、それでもなんとか結果を出してきた。そういう力は他の選手に負けていないと思っている」

35km地点で10番手であっても、ボクはそこから逆転できる

MGC記者発表に登壇した野口みずきさん、神野大地、瀬古利彦プロジェクトリーダー、高橋尚子さん

MGCのコースは明治神宮外苑いちょう並木~四ツ谷~飯田橋~神田~日本橋~浅草雷門~銀座~芝公園~日本橋~二重橋前~神保町~飯田橋~四ツ谷~明治神宮外苑いちょう並木。

「2週間前にコース試走に行ったんですけれど、最後の5kmの上りが厳しいことを実感。短いけれど壁のような激坂があって、ゴールの新宮外苑までも上りが続きます。35km地点で10番手であっても、ボクはそこで逆転できると思います」

2004アテネ五輪女子マラソン金メダルの野口みずきもエールを送る。
「私自身も後半の坂に備えて、3カ月前からはしっかり勝負できる脚を作るように練習しました。3カ月前に目標・目的をしっかりと考えることが重要だと思います」と野口は秘策を伝授する。

2018年は同世代とも言える大迫傑や設楽悠太が日本記録を更新。それを評価しながらも、MGCでは両選手をマークしすぎないように心がけたいという。

「MGCに出場する選手は全員がライバルだと思っています。もちろん大迫さんや設楽さんはすごく成果を上げている。3年前の丸亀のハーフマラソンではボクが1番、大迫さんが2番、設楽さんが3番でした! そういうレースもあったんです。だからそんなに雲の上の存在というわけではないです。

大迫や設楽に勝っている日本選手はあんまりいないと、 日本陸上競技連盟強化委員会の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダーも神野の走力を評価している。

日本陸上競技連盟強化委員会の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー

「大迫さんに日本人で先着をしている選手はここ数年であまりないと思います」(神野)

五輪代表最終枠を争うファイナルチャレンジのタイムが予想してたよりも厳しいものとなったことで、今回のMGCでは3番以内でも東京オリンピックに行けると神野はそれを脳裏に入れている。
「いずれにしろMGCは最後の5km勝負。自分自身しっかり結果を出したい。 2020五輪が東京に決まってから、そしてMGC開催が決まってから自分は明確な目標を掲げて継続して努力を続けてきています。いまさら新しくやるものはなく、日々の継続こそが大事だと信じています」

五輪マラソン代表選考のMGCは男子がTBS、女子がNHKで二局同時生中継

2020東京五輪の男女マラソン日本代表を選考するマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)は男子がTBS、女子がNHKで二局同時生中継をする。大会は9月15日の開催で、8時50分に男子が、9時10分に女子がスタートする。

MGC記者発表に登壇した野口みずきさん、神野大地、瀬古利彦プロジェクトリーダー、高橋尚子さん

史上初の二局体制による前代未聞のマラソン中継。男子マラソンを中継するTBSはMGCスペシャルキャスターとして、2000年シドニー五輪金メダリストの高橋尚子を起用。女子マラソンを中継するNHKはMGC解説として、2004年アテネ五輪金メダリストの野口みずきを抜てきした。

レースにはMGC出場権を獲得した男子31選手、女子12選手が出場する。

「これまでのマラソンの選考の常識を覆すMGCの導入は、公平に透明に選考を行うため」と、6月3日に都内で開催されたMGC出場選手発表会見で日本陸上競技連盟の尾縣貢専務理事。

日本陸上競技連盟の尾縣貢専務理事
東京のマラソンコース攻略をトークする。左から瀬古利彦プロジェクトリーダー、高橋尚子さん、神野大地、野口みずきさん

「レース展開は読めません。いろんなタイプの選手がいるので」と、日本陸上競技連盟強化委員会の瀬古利彦マラソン強化戦略プロジェクトリーダー。
「MGCは一瞬たりとも目が離せませんよ。だから生中継は2つ見たいよなあ(笑)」

「ただ言えるのは誰が勝つかわからないということ。東京オリンピックで勝つために新設されたのがMGCなんだから、大会当日はだから暑くなってほしい。予想される暑さの東京五輪で勝てなければなりませんからね」

MGC記者発表に登壇した野口みずきさん、神野大地、瀬古利彦プロジェクトリーダー、高橋尚子さん

「私は東京で開催された選考レースを落ちた身ではありますが、臨場感あふれる解説をしたいです。男子と女子がほぼ同時進行で行われるので、この1日がマラソンデーになるように盛り上げていきたい」と高橋。

「選手も緊張しているけど、私もドキドキワクワクです。安定した走りの松田瑞生選手やベテランの福士加代子選手に注目」と野口。

2020東京五輪ロードのパレード区間を実走…公開データはGPSデバイスに転送可

2020東京五輪の自転車競技ロードレース。府中市にある都立武蔵の森公園をスタートし、10kmのパレードを経て、多摩川にかかる是政(これまさ)橋で競技開始となる。途中には由緒ある大國魂(おおくにたま)神社の参道を貫通するなど、日本情緒あふれる景観を世界中にアピールする。そんなルートを実走してご紹介。

大國魂神社の参道が2020東京五輪のパレードコースとなった
2020東京五輪自転車競技ロードレース・パレード区間。クリックすると拡大します

●2020東京五輪ロードのスタート&パレードコース【公開データ】
GPSデバイスに転送できます。

●東京オリンピック自転車競技ロードレース(男子)コース詳細
●2020東京五輪最初の決勝種目、自転車競技男子ロードレースのコースを走ってみた

いにしえの神社境内を貫通する驚きのパレード区間

府中市にある都立武蔵の森公園のこのあたりから東京五輪はスタートする

自転車ロードレースはマラソンのように一斉スタートし、ゴールの着順を競う競技だが、スタートが込み入った市街地となる場合は、パレード区間が設定される。郊外に出たところに設定された「0km地点」まで選手たちはゆっくりと走行し、そこから正式なレースが始まるというのが特徴だ。

東京五輪男子ロードレースは開会式翌日の7月25日(金)、女子は26日(土)に武蔵の森公園をスタートする。是政橋で競技開始となり、富士山を目指す。パレード区間を含めて男子244km、女子147kmの長丁場だ。

都立武蔵の森公園内のパレードコースは2019年4月の段階で路面改修中
都立武蔵の森公園の出口を左折し、人見街道に向かう
人見街道を鋭角的に左折して野川公園の脇を走る東八道路へ

スタート地点となる都立武蔵の森公園は調布飛行場をはさんで南と北に分かれるが、五輪で使われるのは府中市にある北地区。調布市にある南地区はバドミントン、近代五種のフェンシング、パラリンピックの車いすバスケットボールが開催される。また隣接する味の素スタジアムではサッカーとラグビーの一部試合、近代五種のうち4種目が行われる。

今回はGPSデバイスを起動してパレード区間を実際にサイクリングしてみた。舗装路と出口が改修中の公園を抜けて人見街道へ。野川公園の脇を走る東八道路、府中の森公園横の小金井街道、そして桜並木の桜通りへ。道路は比較的走りやすく、序盤を除けば下り基調で、スイスイと走れる。多磨霊園を含めて周辺に緑が多いのも特徴だ。

野川公園の脇を走る東八道路。写真奥から選手団がやってくる
東八道路を西に進んで多磨霊園脇を通過する
東八道路に別れを告げて小金井街道へ
片側1車線の小金井街道を進んで府中市街地へ
小金井街道の脇にある府中の森公園
小金井街道から桜並木の桜通りへ
桜通りを通過するといよいよ大観衆が待ち構えるはずの府中駅が近づいてくる

京王線府中駅近くの「馬場大門のケヤキ並木」からがパレード区間の見どころ。真夏でも涼しさを感じさせるこの並木道は大國魂神社の参道でもあるが、今回のパレードコースは直進し、神社大鳥居の下をくぐって、普段は歩行者しか通行できない境内の参道を行くのだ。

五輪のときはもちろん、選手は乗車しながら参道を走るが、一般のサイクリストがコース試走する際は自転車を押し歩きする必要がある。あるいは周囲に配慮して側道を走るのがいい。

桜通りから馬場大門のケヤキ並木へ
京王線府中駅近くの「馬場大門のケヤキ並木」
馬場大門のケヤキ並木を直進し、神社大鳥居の下をくぐる

パレードコースは随神門の前で右折。境内から府中街道に出て、多摩川に架かる是政橋に向かう。この橋の中ほどに「0km地点」が設定される予定だ。

大國魂神社の参道
自転車は押し歩きすれば参道も行けるが、場所をわきまえて試走する際は迂回することを推奨
写真奥の本殿前を右折し、この鳥居をくぐって外に出る
神社の西にある通りを抜けて府中街道に向かう

レガシーとしてこのコースを活用したい

2019年7月21日には五輪テストイベントが開催される。ツール・ド・フランス期間中であることもあり、参加は国内外のナショナルチーム。それでもメダルをねらう強豪国はコース状況の確認のために有力選手を送り込んでくることが想定される。

「東京五輪自転車ロードレースの開催を契機に、市民に自転車の魅力を知ってもらい、大会のレガシーとして自転車を活用した市民の健康増進を推進していきたい」と府中市の高野律雄市長。

大國魂神社の猿渡昌盛宮司も、「参道が五輪コースとなることに驚きましたが、世界中からやってくる選手たちをどう応援するか、いろいろと考えています」と大歓迎。例大祭に引っぱり出される大太鼓の演武などが考えられている。

府中街道に出ればいよいよ正式スタートも目前
府中街道を道なりに進むと多摩川にかかる是政橋が見えてくる
是政(これまさ)橋

東京五輪観戦チケットの申し込みは5月から始まるが、ロードレースはゴールとなる富士スピードウェイでの観覧席のみが有料。スタート地点は一般入場できないエリアが設営されることが想定されるが、パレード区間を含めてコース途中は原則的に無料観戦できる。どこでどう見るかは事前下見が肝心。駅至近のポイントは人だかりとなりそうなので、自転車を使って絶好の応援拠点を見つけておこう。

是政橋の中ほどに「0km地点」が設定される予定

2020東京五輪まで500日…各競技のピクトグラム発表

東京2020組織委員会は2020年の東京五輪開幕まで残り500日となった3月12日、東京2020オリンピックスポーツピクトグラムを発表した。全33競技50種類のオリンピックスポーツピクトグラムを制作。

2020東京五輪のピクトグラム(フリータイプ)

スポーツピクトグラムは、それぞれの競技を正確に表すと同時に、コミュニケーションツールとして情報を伝える大切な役割がある。また、開催期間のみならず、後年にわたって人々の記憶の中に東京2020オリンピックを印象づけるものだ。

東京2020オリンピックスポーツピクトグラムは、1964年の東京オリンピックで生まれたスポーツピクトグラムの考え方を継承するだけでなく、さらに発展させ、躍動するアスリートの動きを魅力的に引き出すデザインとなっている。グラフィックデザイナーである廣村正彰らで編成される開発チームが、全33競技50種類のオリンピックスポーツピクトグラムを制作した。

2020東京五輪のピクトグラム(フレームタイプ)

東京 2020 オリンピックスポーツピクトグラムのコンセプト

東京1964オリンピック競技大会のスポーツピクトグラムは、世界中の人々が言語を問わず誰でも理解ができるように、「情報伝達」という点を重視して作られた。東京2020オリンピックのピクトグラムは、その情報伝達という考え方を継承するだけでなく、さらに発展させ、躍動するアスリー トの動きを魅力的に引き出す設計で開発された。これにより、大会競技を彩る装飾としての機能もかなえるピクトグラムが誕生した。
“Innovation from Harmony”という東京2020のブランドプロミスに基づき、1964年のピクトグラムを先人へのリスペクトともに継承・進化させ、新しい時代の革新的なピクトグラムとなっている。

東京2020オリンピックスポーツピクトグラムの展開

東京2020オリンピックピクトグラムは2種類で展開される。一つは、ピクトグラム単体で表現される「フリータイプ」。もう一つは東京2020エンブレムをイメージする“円型”の中におさめられた「フレームタイプ」。フリータイプは、主にポスター、チケット、ライセンス商品などに用いられる。また、フレームタイプは地図表記、サイン類、ガイドブック、Webサイトなどで競技に関する情報伝達のために用いられる。

また、東京2020スポーツピクトグラムは、大会ブランドの一貫性を大切にするため、エンブレムブルーを基本カラーとしている。加えて、東京2020大会の大会ルックに用いられる、紅(くれな い)、藍(あい)、桜(さくら)、藤(ふじ)、松葉(まつば)のコアグラフィックスカラーをサブカラ ーとして設定している。

自転車競技は5種類。これはロードレース

東京2020公式ライセンス商品の発売

東京2020オリンピックスポーツピクトグラムの展開例の一つとして、公式ライセンス商品が挙げられる。3月12日より東京2020オフィシャルショップ各店舗と東京2020オフィシャルオンラインショップなどでスポーツピクトグラムを活用した第一弾の商品を発売。Tシャツは3500円(税別)。

グラフィックデザイナーの廣村正彰が制作

東京2020オリンピックスポーツピクトグラム開発チームデザイナー、廣村正彰

廣村正彰(ひろむら まさあき)
1988年に田中一光デザイン室を経て、廣村デザイン 事務所設立。グラフィックデザインを中心に、美術館 や商業、教育施設などの CI(コーポレートアイデン ティティ)、VI(ビジュアルアイデンティディ)計画、 サインデザインを手がけている。多摩美術大学客員教授、一般社団法人ジャパンクリエイティブ代表理事。近著『デザインからデザインまで』(ADP)他。

■ 代表的な仕事(受賞歴含む)
日本科学未来館 横須賀美術館 9hナインアワーズ、すみだ水族館、東京ステーシ ョンギャラリー そごう・西武、ロフトのアートディレクションなど。主な受賞歴:N.Y.ADC 9th International Annual Exhibition 銀賞、KU/KAN 賞、毎日デザイン賞受賞、グッドデザイン賞金賞、SDAサインデザイン大賞など

廣村正彰のコメント
東京2020オリンピックスポーツピクトグラム開発チームデザイナー
「今回、東京2020スポーツピクトグラムのデザインに携われることになり大変光栄です。1964年の東京大会で日本のデザイン界の先駆者たちが生み出してくれたレガシーを出発点に、躍動するアスリートの美しさを各競技のスポーツピクトグラムに表現させていただきました。その完成には実に2年近い年月がかけられており、多くの関係者の思いが込められています。この東京2020スポーツピクトグラムが、大会前から各競技への期待を膨らませ、東京2020大会本番を彩ってくれることを願っております。