ブレラ美術館でイタリア文化に没頭し、イタリア料理の腕をふるったボーラ・ハンスグローエのペテル・サガンは紳士服のテーラーに。ミラノにある有名なファッションブランド、エルメネド・ゼーニャのアトリエで、ミラノ市のジュゼッペ・サラ市長の服をデザインから仕立てた。
「対戦相手の実力を知ることはサイクリングの基本だ。サガンはそれをよく知っている。距離、時間、リズムを分析し、周囲のライバルたちの動きを研究することは、勝利への競争戦略の一部だからね」とサラ市長。
「もちろん、私は自転車に乗るペテル・サガンと自分を比較することができないよ。私は彼に追いつくことができない。だから少なくともエルメネド・ゼーニャのアトリエに行って、チャンピオンが仕立ててくれた服に袖を通すことができて満足だ」
「ジロ・デ・イタリアにサガンが参加することは、コルサローザ(ジロ・デ・イタリアの愛称)をさらにエキサイティングなものにし、ロックダウンの厳しい数カ月後にサイクリング愛好家に楽しい瞬間を与えるだろうと確信している。ミラノはジロ・デ・イタリアを最高の温もりと熱意をもって歓迎したい」とサラ市長。
ジロ・デ・イタリアは新型コロナウイルス感染拡大により、いつもの5月開催から2020年は10月3〜25日に延期されている。「コルサローザに挑む最終的な準備はすでにできている」と、初参戦となるサガンは語っている。
サガンがイタリアのさまざまな文化にチャレンジする大会プロモーション動画は4回シリーズと番外編からなり、毎週木曜日に随時公開される。