北園丈琉「徳洲会で強くなりたい」…ユース五輪5冠の逸材

第3回ユースオリンピック競技大会で体操男子個人総合と種目別で計5個の金メダルを獲得した大阪・清風高の北園丈琉(きたぞのたける)が8月8日、大阪市天王寺区にある同校で練習を公開。2021年4月からは徳洲会体操クラブに所属することが決定し、目標を語った。

北園丈琉(左)と徳洲会体操クラブの米田功監督

「体操を続けていく上で、一番体操に専念できる環境であると思ったから」と、進路を決めた思いを語る北園。
「徳洲会体操クラブは全てが魅力的です。ここで強くなりたいと思いました」

高校を卒業して直接社会人クラブに所属することを選択した北園。
「人とは違うチャレンジをすることに不安もあったが、なにが一番いいのかをたくさん悩んで決めました」という。

大阪の清風高で練習する北園丈琉

清風高体操競技部の梅本英貴監督は、北園選手の決断について、「徳洲会体操クラブに所属するという決断は強い気持ちがないとできないと思う。北園選手の自身の夢への強さを感じました」と語った。
「体操だけではなく、社会に出ていろいろと経験を積み、人間として成長し、強さを身に着けてほしい。この力がつけば必ず世界で活躍できる選手になれると思います」と梅本監督。

徳洲会体操クラブの米田功監督は北園を迎えるにあたって、「徳洲会体操クラブとして世界で活躍する北園選手を迎え入れることができ、うれしく思っています。北園選手の強みは、自分の夢に向かいブレず前に進む力、素直な吸収力が技術を産んでいると思います」と評価した。

北園丈琉(きたぞの たける)
生年月日 :2002年10月21日
出身地 :大阪府
出身校 :清風高(大阪)
身長/体重:148cm/45kg ※公益財団法人日本オリンピック委員会参照

主な戦績
●2018年第3回ユースオリンピック競技大会 ☆史上初の5冠達成
男子個人総合優勝、男子種目別ゆか優勝、男子種目別つり輪優勝、男子種目別平行棒優勝、男子種目別鉄棒優勝

●2019年全国高等学校総合体育大会 ☆当時高校2年生ながら4冠達成
男子団体総合準優勝、男子個人総合優勝、男子種目別床優勝、男子種目別平行棒優勝、男子種目別鉄棒優勝、男子種目別あん馬準優勝、男子種目別つり輪準優勝

清風高体操競技部の梅本英貴監督(左)と北園丈琉

●徳洲会体操クラブのホームページ

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