クラウドファンディングでアイデア商品…自転車製品で急増

これまでは完成車ブランドやパーツメーカーが製品をつくり、自転車ショップなどで販売するのがあたりまえだったが、だれもが考えなかったようなアイデア商品を、資本力を持たない人たちでもクラウドファンディングで生産できるようになった。それって一体なに? どんな仕組みなの? そこで今回はそんな自転車関連の最新商品を紹介。

3Dプリンターで製造するフルカーボンバイクもクラウドファンディング

ネットで資金を募って部品を製造…できあがったら出資者へ

こんな商品があったら便利だなというアイデアを考えた人が、それを作るために資金を募る手段がクラウドファンディングだ。お金を出す人へのリターンのあり方で4タイプに分類される。

①アイデアに賛同して寄付するので見返りはなし。
②投資として配当を受け取る。
③融資として利子を受け取る。
④代金として商品を受け取る。

ウルトラマンデザインのオーダーカーボンバイクは78台限定

自転車関連の場合は④が多い。つまり「この商品がほしい」という人がネットで注文。企画者は目標額が集まったら製造に着手し、代金を払った人に販売するという手順だ。今回紹介する商品はすべて国内に窓口を持つもの。それぞれの問い合わせ先はネット検索で。

3Dプリンターで作るカーボンバイク

米国シリコンバレーのベンチャー企業アレボは、3Dプリンターを活用した世界初のオーダーメイド・カーボン製スポーツバイク「スーパーストラータ」を開発。予約キャンペーンを7月14日よりクラウドファンディングで始めた。開始3分もたたずに目標の10万ドル(1050万円)を達成し、現在は2500人以上の支援者から約400万ドル(4億2000万円)の支援を受けている。

Superstrata Terraは2799ドル(約30万円)

この製品は独自の技術により、従来は加工が難しかったカーボン複合材を使用した継ぎ目のないフレーム構造が簡単にでき、カーボンバイクならではの軽さはそのままに耐衝撃性を高めた。また、3Dプリンターを使用することにより、体格や乗車姿勢に合わせフルカスタムを実現しながら、低価格での提供を可能に。

従来のカーボン製自転車のフレームは何十個のパーツを接着・溶接、ボルトなどでの固定により製作されていたが、3Dプリントすることにより継ぎ目や連結がないモノコック構造を実現。完成車状態で市場価格の5分の1ほどの約30万円で売り出した。

●アレボのホームページ


Zwiftもできるフィットネスバイク

バーチャルサイクリングアプリに対応した多機能センサー内蔵のフィットネスマシン「ヒットフィットバイク」がクラウドファンディングの「キャンプファイヤー」で公開され、支援金額が1000万円を突破した。

画面に映し出された道路の勾配に応じてペダルの重さが変わるバーチャルマシンは注目されているが、自分の自転車と負荷が自動調節されるスマートトレーナーが必要だった。このシステムはフィットネスクラブのマシンのように自転車がなくても楽しめる。定価は12万円(税込み)だが、早割価格で35%引きに。

●ヒットフィットバイクの詳細ホームページ


出かけるたびに携行しなくてもいいロック

米国製の「ロブスターロック」。走行中はフレームに固定しておいて、駐輪時にアームを伸ばして鍵をかけるというアイデア商品。6月26日からクラウドファンディングの「マクアケ」で販売し、発売開始5日で100万円、海外では500万円以上の支援金を獲得している。

●ロブスターロックの詳細ホームページ


簡単にハンドル部に装着できるスマホホルダー

手持ちのスマホをハンドルやステム部に装着できる「バイクタイ」。台湾の台北市に拠点を置くボーンコレクションが企画。7月15日から自社オンラインショップでクラウドファンディング方式として発売した。スマホのサイズに関係なく装着できる。専用モバイルバッテリーホルダーがセットになったもので2980円(税込み)。先行販売では数量限定で最大35%割引。

●バイクタイのホームページ