第107回ツール・ド・フランスは9月15日、ラツールデュパン〜ビラールドランス間の164kmで第16ステージが行われ、ボーラ・ハンスグローエのレナード・ケムナ(ドイツ)とイネオス・グレナディアスのリチャル・カラパス(エクアドル)の争いとなり、残り20kmでケムナが抜け出して初勝利した。
総合成績では首位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)を封じ込めてマイヨジョーヌを守った。
2回目の休息日となる14日に行われた、今大会4回目のPCR検査は選手・スタッフ合わせて785人全員が陰性だった。フランスの人口は6700万人で累積感染者数は40万人。ツール・ド・フランスの選手・チームスタッフ785人をテストすれば、単純計算で4.71人は陽性となる。その結果はすべて陰性。主催者が大会前に打ち出した「バブル」という考え方が感染を阻止したか。注目すべき事象だ。
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
■マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)