イタリアのフィリッポ・ガンナが9月25日にイタリアのイモラで開催された世界選手権エリート男子タイムトライアルで優勝した。所属チームはイネオス・グレナディアス。距離31.7kmを35分54秒10、平均時速52.978kmで走破した。
2位は26秒72遅れでベルギーのワウト・ファンアールト、3位は29秒80遅れでスイスのシュテファン・キュング。
ガンナはトラック競技の個人パシュートで4回の世界チャンピオンとなった実績があるが、ロード競技での世界チャンピオンはこれが初めて。
●世界選手権エリート男子タイムトライアル
1) GANNA Filippo (Italy) km 31.7 in 35:54.10 average speed 52.978 km/h
2) van AERT Wout (Belgium) +26.72
3) KUNG Stefan (Switzerland) +29.80
4) THOMAS Geraint (Great Britain) +37.02
5) DENNIS Rohan (Australia) +39.76
6) ASGREEN Kasper (Denmark) +47.13
7) CAVAGNA Remi (France) +48.35
8) CAMPENAERTS Victor (Belgium) +52.81
9) DOWSETT Alex (Great Britain) +1:06.38
10) DUMOULIN Tom (Netherlands) +1:14.06
祝福は後回し。ジロ・デ・イタリアではトーマスをサポート
「このアルカンシエルは私にとって夢だった」と新世界チャンピオンは、表彰式後に家族と抱き合った後、興奮して言った。
「この成果を祝いたいけど、今は(来週開幕する)ジロ・デ・イタリアに集中し続ける必要がある。私は第1ステージをターゲットにし、その後は総合成績のエースであるゲラント・トーマスを助けたい」
ガンナはティレーノ・アドリアティコが終わるとすぐに高地トレーニングを行った。非常に重要なプログラムで、信号がなく、ポケットに入れたスマホはほとんどWi-Fiに接続せず、ソーシャルメディアのフィードを読むことができなかったという。この日の大本命であるガンナは、それがプレッシャーを抑えるのに役立った。
「今日はどうしてもうまくやりたいと思った。昨夜、イタリアのカッサーニ監督に『明日は勝ちたい』と伝えるテキストを送った。その結果に達し、本当に幸せだ。今日の優勝候補はファンアールトのような素晴らしいチャンピオンで、ほんの数日前に彼はチームをツール・ド・フランスのトップに近づけた。この勝利をだれに捧げますか? 私の愛する人たちに。ロックダウンという困難な時期に、一歩を踏み出すのはあなたの考え方次第だと、両親は私が子供の頃から教えてくれた」
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