フランス南西部の中心都市ボルドーは、その比類のない建築遺産でユネスコの世界遺産に登録されています。18世紀に造られた建物や歴史建造物が数多く残るその街並みは、まるで絵葉書のような美しさ。その一方で、世界最大の水鏡Miroir d’eau、斬新さが際立つジャック・シャバン=デルマス橋pont Jacques Chaban-Delmas、スタジアム「スタッド・マトミュット・アトランティックStade Matmut Atlantique」など、現代性あふれる建築物もそろっています。
世界に名だたるワインの都
ボルドー近郊は、高級ワインの世界最古にして最大の産地。その面積は112,000ヘクタールに及び、アペラシオンは65を数えます。「シャトー」と呼ばれる当地のワイナリーのうち、一般の見学を受け付けている施設は数百にのぼり、ワイン造りのノウハウを紹介しています。またワインはボルドーの街中でも存在感を発揮しており、ワイン博物館「シテ・デュ・ヴァンCité du Vin」はその格好の例と言えるでしょう。
旧市街 Le Vieux-Bordeaux ボルドーを訪れたら、ぜひ足を運びたい場所。小さな広場が点在し、歩行者専用の小道が走るこの地区には、美味しいレストランやテラス席を備えたカフェやビストロが集まっています。ブルス広場Place de la Bourseと背後にそびえる18世紀の壮大なファサードは、ボルドーの旅の思い出づくりに欠かせない格好のフォトスポット。広場の正面には世界最大の水鏡が広がり、霧のショーで人々を魅了しています。
シテ・デュ・ヴァン Cité du Vin 2016年にオープンしたこの新世代の文化施設は世界でもユニークなワイン博物館で、文化、文明、遺産、普遍性という切り口からワインを紹介しています。常設鑑賞コース、特別展、テイスティングのワークショップを通じて世界中のワインの産地に光をあてており、あらゆる文化、あらゆる時代を網羅したすばらしい世界一周の旅が楽しめます! laciteduvin.com/
ガロンヌ川の岸辺 ボルドーを流れるガロンヌ川の岸辺はそぞろ歩きに理想的。ナポレオンが建造させたピエール橋Pont de Pierreを渡ることもお忘れなく。1日または半日の各種クルージングツアーも開催されており、川からボルドーの美しい街並みを観光できます。
レ・バッサン・ド・リュミエール Les Bassins de Lumières 2020年6月にオープンした世界最大のデジタルアートセンター。第2次世界大戦中に建造された潜水艦用の掩蔽壕(バンカー)を舞台に、音響効果とプロジェクションマッピングによる没入型の鑑賞体験を提案しています。2021年は「モネ、ルノワール・・・シャガール、地中海の旅Monet, Renoir…Chagall, voyage en Méditerranée」展とイブ・クラインの特別展が予定されています。. www.bassins-lumieres.com/
ボルドーワイン祭り Bordeaux Fête le Vin ヨーロッパ最大のワインフェスティバルで、2021年6月17~20日開催。ブドウ栽培者との交流、ワインのテイスティング、グルメスタンドのほか、数々のイベントが予定されています。www.bordeaux-fete-le-vin.com
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