ログリッチがまさかの落車でパリ〜ニース栄冠を失う

「ルート・オ・ソレイユ=太陽への道」という愛称を持つ8日間のステージレース、パリ〜ニースは最終日となる3月14日に第8ステージが行われ、マイヨジョーヌを着るユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が落車などにより3分08秒遅れ、首位を陥落。52秒遅れの総合2位だったボーラ・ハンスグローエのマキシミリアン・シャフマン(ドイツ)が総合優勝した。

パリ〜ニース第8ステージで落車して負傷しながら走るログリッチ ©A.S.O. Fabien Boukla

この日は距離92kmと短いレースだったが、マイヨジョーヌを着るログリッチはスタート後22kmで落車。いったんはメイン集団に追いついたが、残り25kmで再び落車して遅れると、シャフマンらのいる集団には追いつくことができなかった。

ログリッチが3分以上遅れてゴールした ©A.S.O. Fabien Boukla

「こんなふうな結果になるのは複雑な心境だ。ボクがスタート後の上りでパンクしたけど、だれも待ってはくれなかった。ログリッチの最初の落車のときは彼が集団に復帰するのを待った」とシャフマン。

「2度目の落車のときは、すでに逃げている選手らが前にいたのでチームはそれを追いかける必要があった。こんな勝ち方はあまりいいものではない」

パリ〜ニース第8ステージ ©A.S.O. Fabien Boukla
パリ〜ニース第8ステージのゴール勝負 ©A.S.O. Fabien Boukla
パリ〜ニースで総合優勝したシャフマン ©A.S.O. Fabien Boukla
パリ〜ニースのポイント賞はログリッチだったが、負傷によりチーム監督がジャージを受け取った ©A.S.O. Fabien Boukla

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