新たな地獄…パリ〜ルーベが感染拡大の影響で開催延期

北の地獄と呼ばれる石畳の悪路を走る第118回パリ〜ルーベは、新型コロナウイルス感染拡大の影響により4月11日の通常開催を断念。10月3日に延期すると4月1日に発表した。開催地となるフランスのオードフランス地域圏の要請に主催者が従った。

北の地獄パリ〜ルーベ ©ASO Pauline Ballet

UCI(国際自転車競技連合)と開催地自治体が迅速に、協力的に議論を行い、パリ〜ルーベ女子レースが10月2日に、男子のパリ〜ルーベが世界選手権ロードの1週間後となる3日に設定された。

「とても人気のあるクラシックレースで、世界最高レベルの選手に切望され、何百万人ものファンが見守り、190カ国でテレビ放送されるパリ〜ルーベは、オードフランス地域圏全体の誇りでもある。これはその歴史の一部です」と延期開催にこぎ着けたASOのクリスティアン・プリュドム。

しかしフランスは感染拡大が止まらない。4月3日(日)午前0時から5月2日(日)までフランス全国(海外県を除く)で全日・毎日の外出制限を実施。夜7時から朝6時まで夜間外出禁止。生活必需品を除くすべての店舗・施設を閉鎖する。6月26日に開幕するツール・ド・フランスへの影響を懸念する声も聞かれている。

●パリ〜ルーベのホームページ

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