ベルギービールウィークエンド日比谷も開催延期へ

6月17日から東京の日比谷公園で開催予定だったベルギービールウィークエンド日比谷だが、東京都の緊急事態宣言延長に伴い、開催を延期することになった。すでに延期の発表をしている名古屋、大阪、横浜とともに新たな開催日程などを調整する。

多様なビールが楽しめるイベントは大人気だが…

緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の効果により、新型コロナウイルスの感染状況が収まるであろう夏頃の開催を目指して関係機関と協議していきたいという。新たな開催日程が決まり次第、改めて発表される。

すでに購入した名古屋・大阪・横浜・日比谷の前売りチケットは、新たな開催日程の発表まで大切に保管してほしいという。

9月17〜26日開催予定の豊洲はいまのところ開催準備中。

●ベルギービールウィークエンドのホームページ

鬼滅の刃サイクリングウエア第2弾がパールイズミから発売

日本のサイクルウエアブランド、パールイズミがTVアニメ「鬼滅の刃」の第2弾を企画・販売する。半袖ジャージ、パンツなどを自社オンラインショップなどで受注生産して販売。

TVアニメ「鬼滅の刃」とは、原作単行本1巻~23巻で累計発行部数が1億5000万部を突破した集英社ジャンプ コミックスより刊行中の吾峠呼世晴による漫画作品を原作としたTVアニメ。販売されるウエアは日本人の体形にあったパターンによる着心地で、TVアニメ「鬼滅の刃」ファンのみならず、サイクルスポーツを楽しむ人々に幅広いデザインで用意した。

KOS521-B / 鬼滅の刃 オーパス 半袖ジャージ
【価格】1万4960円(税込)
【サイズ】XS, S, M, L, XL, 3L

  • 鬼滅の刃 オーパス 半袖ジャージ

KOS263-3DR / 鬼滅の刃 オーパス パンツ 3D-R
【価格】1万4850円(税込)
【サイズ】XS, S, M, L, XL, 3L

鬼滅の刃 オーパス パンツ 3D-R(煉獄杏寿郎)

KOS523-BL / 鬼滅の刃 オーパス 長袖ジャージ
【価格】1万6280円(税込)
【サイズ】XS, S, M, L, XL, 3L

鬼滅の刃 オーパス 長袖ジャージ

●パールイズミ公式オリジナルストア
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable

辻仁成が2021年のフランス観光親善大使に就任

フランス在住の作家・ミュージシャンの辻仁成が2021年度フランス観光親善大使に任命された。フランス国家唯一の観光推進機関であるフランス観光開発機構(アトゥー・フランス、本部パリ)が2021年5月28日に任命した。

任命状を手にする辻仁成 ©Kô ODA

フランス観光親善大使のタイトルは2000年、フランス観光開発機構の前身であるフランス政府観光局が創設し、フランスに縁のある著名人の個人的な視点からフランスの魅力を発信してもらうことを目的にこれまで45人を任命している。

新しく就任される観光親善大使には、駐日フランス大使、フランス観光開発機構総裁の署名入りの任命状が渡される。2021年はフィリップ・セトン駐日フランス大使、フランス観光開発機構カロリーヌ・ルブシェ総裁による任命状が、機構パリ本部でカロリーヌ・ルブシェから手渡された。

任命状を手渡すカロリーヌ・ルブシェフランス観光開発機構総裁(左)、辻仁成 ©Kô ODA 

パリから常にポジティブな言葉を発信

辻は2000年度初頭よりパリ在住。ブログやSNS、自身が立ち上げたウェブマガジン Design Stories を通じ、フランスでの日常生活のほか、コロナ禍にある世界やフランス情勢についても、未来を見すえポジティブな視点から精力的に発信を続けている。その高い発信力を評価し、フランス観光開発機構は2021年度フランス観光親善大使の任を辻に依頼することを決定した。

任期中の活動
任期の間、辻はフランス観光開発機構やその協力先の各地方観光局と連携し、フランス各地の見どころについて発信していく。発信の場は主にウェブマガジンDesign Storiesで、フランス観光開発機構の公式サイト France.fr 内に設けるフランス観光親善大使特設サイトと連携。

セーヌ川クルーズライブ中の就任報告
就任から2日後となる5月30日、辻はセーヌ河のクルーズ船からオンラインコンサートを配信するという初の試みに挑戦。演奏の合間にフランス観光親善大使への就任を報告し、エッフェル塔やオルセー美術館などパリの名所をガイドするなど、就任後初の自身のイベントを観光プロモーションにつなげ、観光親善大使としての存在感を十二分に発揮した。

就任の抱負を語る辻仁成 ©Kô ODA

辻仁成のコメント

大変光栄なことにフランスの親善大使に任命されました。
パリに暮らし始めて20年が経ち、僕の息子もここで生まれ、来年は大学生になろうとしています。フランスに育ててもらったというのもあり、なにかフランスに恩返しができたらと思っていました。最近パリと田舎を行き来する中で今まで知らなかったフランスのよさに気づき、それを日本の人に伝えたいと思っていた矢先の親善大使のお話でしたので、これはちょうどいい僕の仕事だと使命感に燃え、オファーを請けさせていただきました。日本の皆さんにフランスの素晴らしさ、この国が持っている文化と教養、そして心のやさしさをすべて僕なりに解釈してお伝えできればと思っています。

カロリーヌ・ルブシェ(フランス観光開発機構 総裁)コメント
フランス観光親善大使の任命状を辻様にお渡しできて非常に光栄です。彼は才能豊かで、その感性をフランスの国民と分かち合い、とくに日本とフランスを結ぶ分野である文化、歴史、食、フランス流の暮らしを敏感に感じ、日本の皆様に伝えておられます。このような方に親善大使をお願いできるのは大変嬉しく光栄なことで、我々にとり大きなチャンスであります。氏を通して日本の皆様がフランスの文化、歴史、史跡、食を知り、この国やその多様な風土と人への理解が深まること、氏の著作や取材によりフランスについて良き反響が起こることを願ってやみません。

任命状 ©Kô ODA

辻 仁成(つじ・ひとなり)
作家1989年『ピアニシモ』で第13回すばる文学賞を受賞。97年『海峡の光』で第116回芥川賞、99年『白仏』の仏語版「Le Bouddha blanc」でフランスの代表的な文学賞であるフェミナ賞の外国小説賞を日本人として唯一受賞。映画監督として、1999年、第三回ドーヴィル・アジア映画祭コンペティション部門で監督作品「ほとけ」が最優秀イマージュ賞受賞。同作品でベルリン映画祭。監督作品「千年旅人」でベネチア映画祭、監督作品「アカシア」で東京国際映画祭にノミネート。ミュージシャンとしては80年代にECHOESを結成、作詞作曲した「ZOO」がミリオンセラーに。さまざまな分野で活動を続ける。現在は拠点をフランスに置き、日仏を行き来しながら創作に取り組んいる。帝京大学・冲永総合研究所特任教授。Webマガジン「Design Stories」、 デザイン&アートの新世代賞を主宰。
●WebマガジンDesignStories

観光親善大使の就任を祝って乾杯する辻仁成(右) ©Kô ODA

●歴代のフランス観光親善大使・フランス広報大使
2017年:くまモン(熊本県キャラクター)、リカちゃん(着せ替え人形)
2016年:中村江里子(アナウンサー)、新城幸也(自転車選手)
2015年:大地真央(女優)、森田恭通(デザイナー)
2014年:高見沢俊彦(ミュージシャン)、池田理代子(劇画家)
2013年:川島なお美(女優)、鎧塚俊彦(パティシエ)
2012年:竹中直人(俳優)、蜷川実花(写真家)
2011年:寺島しのぶ(女優)、平野啓一郎(作家)
2010年:小山薫堂(放送作家)、諏訪敦彦(映画監督)、知花くらら(モデル)
2009年:市川團十郎・海老蔵(歌舞伎俳優)、夏木マリ(ディレクター)
2008年:滝川クリステル(キャスター)、假屋崎省吾(華道家)
2007年:城之内ミサ(音楽家)、佐藤陽一(ソムリエ)、櫻井寛(フォトジャーナリスト)
2006年:黒柳徹子(女優)
2005年:石坂浩二(俳優)
2004年:柴俊夫(俳優)、真野響子(女優)
2003年:貴乃花光司(元横綱)、野際陽子(女優)
2002年:阿川佐和子(エッセイスト)、檀ふみ(女優)、吉田兄弟(津軽三味線奏者)
2001年:東儀秀樹(雅楽師)、林真理子(作家)、藤野真紀子(料理研究家)
2000年:石川次郎(編集者)、市川染五郎(歌舞伎俳優)、岸惠子(女優)、高田万由子(女優)、藤本ひとみ(作家)、細川護煕(元首相)、山本容子(版画)

●フランス観光親善大使特設サイト

エガン・ベルナルがジロ・デ・イタリア初出場で初優勝

イネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)が第104回ジロ・デ・イタリアで初めての総合優勝を達成した。23日間のステージレースは最終日となる5月30日にミラノで個人タイムトライアルが行われ、ベルナルは総合2位のダミアーノ・カルーゾ(イタリア、バーレーンビクトリアス)に30秒詰め寄られたが、最終的に1分29秒差で逃げ切った。

2021ジロ・デ・イタリア総合優勝のベルナル ©Fabio Ferrari/LaPresse

個人タイムトライアルでトップタイムを出したのはイネオス・グレナディアスのフィリッポ・ガンナ(イタリア)。初日の個人タイムトライアルに続く優勝で、大会通算6勝目を挙げた。

初日に続いて最終日の個人タイムトライアルを制したガンナ ©Fabio Ferrari/LaPresse

ツール・ド・フランスに勝ってからは困難な時代だった…ベルナル

「ジロ・デ・イタリアに勝つなんてスゴい。冷静にしているけど、心の中は幸せで爆発しそうなくらいに感じる。こんなレースに勝てるくらい素晴らしいレベルを維持しているけど、これからも地に足をつけて行こうと思う。他にも非常に強い選手がいる。彼らがいるからこれから先も新たなモチベーションを見つけられる」とベルナル。

「この大会で最も困難な瞬間は、カルーゾが逃げた昨日だった。ボクの周りには5人のチームメイトがいたが、あっという間にわずか3人になってしまった。幸いなことにジョナタン・カストロビエホが適切なタイミングで正しい決断を下した。最も美しい瞬間は、モンタルチーノへの砂利道でアタックしたとき。今日、タイムトライアル中にコーチのミケル・アルテツェの声を聞いたときもうれしくて、今後数年間は忘れないと思う」

「チームマネージャーのデイブ・ブレイルズフォードもこの勝利に大きな役割を果たしていた。ツール・ド・フランスで優勝した後、ボクは困難な時期を過ごした。このジロ・デ・イタリアでボクは再び目指していたものを見つけた」

ベルナルとの差をさらに詰めて総合2位を決めたダミアーノ・カルーゾ ©Fabio Ferrari/LaPresse
マリアローザのエガン・ベルナル ©Fabio Ferrari/LaPresse

ポイント賞はボーラ・ハンスグローエのペテル・サガン(スロバキア)、山岳賞はAG2Rシトロエンのジョフリー・ブシャール(フランス)でともに初受賞。新人賞はベルナル。

ポイント賞のサガン ©Massimo Paolone/LaPresse
ジョフリー・ブシャールが山岳賞 ©/LaPresse

日本選手として唯一出場したバーレーンビクトリアスの新城幸也は、カルーゾの総合2位に貢献する走りを見せながら、総合77位でゴール。ジロ・デ・イタリアは4度目の出場で4度目の乾燥。グランツールは14度目の出場で14度目の完走を果たした。

イネオス・グレナディアスが2020年のゲイガンハートに続いてマリアローザをゲット©LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rシトロエン)
□マリアビアンカ(新人賞) エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

ミラノ大聖堂前でトロフィーを授与されたエガン・ベルナル ©Fabio Ferrari/LaPresse

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総合2位カルーゾ初V。ベルナル首位堅持…ジロ・デ・イタリア第20S

第104回ジロ・デ・イタリアは5月29日、ベルバニア〜アルペモッタ間の164kmで第20ステージが行われ、総合2位につけているバーレーンビクトリアスのダミアーノ・カルーゾ(イタリア)が初優勝。

総合2位のダミアーノ・カルーゾが最後の山岳ステージで独走勝利 ©Fabio Ferrari/LaPresse

マリアローザを着るイネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)は24秒遅れでゴールして首位を守った。翌日は最終日となる個人タイムトライアルで、ベルナルがカルーゾとの1分59秒差を守り切れば初優勝を達成する。

©Fabio Ferrari/LaPresse

勝つために走るのが職業だからね…カルーゾ

「アタックはまったく計画したものじゃなかった。時には最高のことが偶然に起こる。運も少し必要で、きょうの場合は頭のよさもちょっとあった。DSM選手のアタックに反応したのはステージ優勝するためだった。ロードレースは勝たなきゃいけない職業だからね」とカルーゾ。

「妻と子供たちにこの勝利を捧げたい。明日はコースチェックからレースまで全力を尽くしたい。秒数をカウントすることなく、勝利のフィナーレを迎えたい」

マリアローザのベルナルとアシスト陣 ©Fabio Ferrari/LaPresse

1秒差でもいい。トロフィーに名を刻みたい…ベルナル

「ダミアーノ・カルーゾが動いたとき、サンベルナール峠で今回のジロ・デ・イタリアの最も気持ちが高ぶった。彼がステージ優勝して幸せだ。彼はアシスト役としてここに来て、いまは表彰台のリーダーとしてレースをしている。彼は今のところ完璧なジロ・デ・イタリアをやっている」とベルナル。

「明日はカルーゾと一緒に表彰台に上がりたいと思うが、ボクが1位で彼が2位。30kmのタイムトライアルはもちろんボクの専門領域ではないが、2分差でも1秒差でも構わない。一番大事なのはトロフィーに自分の名前を刻むということ」

2021ジロ・デ・イタリア第20ステージ ©Fabio Ferrari/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rシトロエン)
□マリアビアンカ(新人賞) エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

ジョナタン・カストロビエホにけん引されるベルナル。その背後にサイモン・イェーツ ©Fabio Ferrari/LaPresse

第21ステージ・個人タイムトライアル出走リスト

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イェーツ優勝もベルナルがマリアローザ死守…ジロ・デ・イタリア第19S

第104回ジロ・デ・イタリアは5月28日、アッビアーテグラッソ〜アルペディメーラ間の166kmで第19ステージが行われ、総合3位のサイモン・イェーツ(英国、バイクエクスチェンジ)が優勝。イェーツは区間3勝して一時マリアローザを着用した2018年以来となる大会通算4勝目。

イェーツを追うベルナルとそれをマークするアルメイダ。カルーゾはここで遅れた ©Fabio Ferrari/LaPresse

マリアローザのエガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)は28秒遅れの区間3位になり、首位を守った。

総合3位のサイモン・イェーツがアタック ©LaPresse
サイモン・イェーツが第19ステージ優勝 ©LaPresse
総合優勝に前進したベルナル ©Gian Mattia D’Alberto/LaPresse

●4賞ジャージ
マリアローザ(個人総合成績)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)
マリアチクラミーノ(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マリアアッズーラ(山岳賞)ジョフリー・ブシャール(フランス、AG2Rシトロエン)
□マリアビアンカ(新人賞) エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

ケーブルカーが落下して多数の死傷者を出したモッタローネを訪れて献花 ©Marco Alpozzi/LaPresse

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