ログリッチェが得意のTTで圧勝し初めての首位に

第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは9月3日(火)、フランスのジュランソン〜ポー間の36.2kmで個人タイムトライアルとして第10ステージが行われ、この種目を得意とするユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)が圧勝。総合2位から首位に浮上した。

初めてマイヨロホを着用したログリッチェ ©Photogómez Sport
ログリッチェは総合成績の上位選手に1分半以上の差をつけた ©Photogómez Sport

休息日明けのステージは闘いの舞台をフランスに移し、大会唯一の個人タイムトライアルが行われた。総合1位とポイント賞1位のナイロ・キンタナ(コロンビア、モビスター)がマイヨロホを着用したため、この日の優勝候補ログリッチェはポイント賞のマイヨベルデに身を包んでスタート。ゴールまでは2分前にスタートしていた総合3位、新人賞1位のミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)を抜き去るほどのスピードでゴールした。

新城幸也は5分44秒遅れの87位、連戦の疲れも見せずに健闘 ©Photogómez Sport

「個人タイムトライアルでは持てる力のすべてを出して走り抜く。きょうもそれができた。最終日のマドリードがどんなことになるのかを想像することができるようになった」とログリッチェ。

「上りが得意なコロンビアやスペイン勢のことを考えると、たとえ10分リードしていても十分ではない。それでもリーダージャージーを着るのは気持ちいい。初日に落車した痛みは残るが、調子は悪くないので、最終日のマドリードまでこの深紅のジャージーを死守したい」

ミゲルアンヘル・ロペスは2分遅れの14位 ©Photogómez Sport

ログリッチェは大会初優勝。2018ツール・ド・フランス総合4位、2019ジロ・デ・イタリア総合3位の実力者。今大会は初出場ながら優勝候補の一角。ログリッチェは総合2位に1分52秒差をつけ、後半戦の厳しい山岳ステージで逃げ切りを図る。

バルベルデは1分38秒遅れの13位 ©Photogómez Sport
マイヨロホのキンタナは3分06秒遅れの27位 ©Photogómez Sport

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベルデ(ポイント賞)プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨルナレス(山岳賞)アンヘル・マドラゾ(スペイン、ブルゴスBH)
□マイヨブランコ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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新城幸也の僚友トゥーンス首位…ブエルタ・ア・エスパーニャ

第74回ブエルタ・ア・エスパーニャは8月29日(木)、モラデルビエロス〜アレスデルマエストラト間の198.9kmで第6ステージが行われ、11選手が5分以上の逃げを決め、その中からコフィディスのヘスス・エラダ(スペイン)がゴールまでの上りで抜け出して初優勝。前日は同チームの兄ホセが競り負けたが、弟がリベンジした。

第6ステージで先行するトゥーンスら第1集団 ©Photogómez Sport

「この日のステージはスタート地点もゴールの上りもよく知っているので、ステージ優勝だけをねらっていた。前日に勝利までもう少しだった兄のために勝ててよかった。ボクたちの家族やスポンサーのことを考えたらなおさらほしかったステージ勝利だ」とヘスス・エラダ。

「最後にトゥーンスと2人だけになったが、トゥーンスが加速したときに彼のホイールについていってスプリントのためのパワーをセーブした。ステージ優勝もリーダージャージ獲得もどちらも美しい。グランツールで初優勝するという目標を達成できてとてもうれしい」

ヘスス・エラダが第6ステージで優勝 ©Photogómez Sport
前日の敢闘賞はこの日の勝者の兄ホセ・エラダ ©Photogómez Sport

総合成績では、7秒遅れの区間2位でゴールしたバーレーン・メリダのディラン・トゥーンス(ベルギー)が一躍首位に。

「ブエルタ・ア・エスパーニャの開幕前からマイヨロホのことを考えていた。ステージ優勝も総合1位も取れればよかったが、一緒にゴールを目指した選手が強かったのは不運で、マイヨロホを着ることに満足している」とトゥーンス。

「明日からの山岳ステージでこのジャージをどうやって守るかは考えなければならない。総合的に強い選手がたくさんいるのはこれまでの走りでよく知っているからね」

チーム発足以来初めて三大大会のリーダージャージーを獲得し、チームメートの新城幸也も翌ステージからはトゥーンスの首位を守るためのアシスト役として意欲を見せた。

2019ブエルタ・ア・エスパーニャ第6ステージ ©Photogómez Sport

首位を陥落したアスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)だが1分遅れの総合3位に踏みとどまり、「この時点でリーダージャージーを譲ることは悪いことじゃない。明日からは本格的な山岳に突入するし、このブエルタ・ア・エスパーニャはまだ過酷なレースが残っている。いずれにしてもボクたちはとても好調でいることが重要だ」とコメント。

EFエデュケーションファーストのティージェイ・バンガーデレンはレース復帰し最下位でゴール ©Photogómez Sport
マイヨロホのロペスを守るアスタナ勢 ©Photogómez Sport

●4賞ジャージ
マイヨロホ(個人総合成績)ディラン・トゥーンス(ベルギー、バーレーン・メリダ)
マイヨベルデ(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨルナレス(山岳賞)アンヘル・マドラゾ(スペイン、ブルゴスBH)
□マイヨブランコ(新人賞)ミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)

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新城幸也、ログリッチェ、キンタナ…ブエルタ・ア・エスパーニャ参戦

バーレーン・メリダの新城幸也が8月24日に開幕する第74回ブエルタ・ア・エスパーニャに参戦する。3月のケガから復帰し、2015年、2016年に続く3度目の出場を果たした。過去のグランツール出場11回で全完走の新城だけにどんな活躍をするのか期待される。

バーレーン・メリダの新城幸也

グランツールと呼ばれる三大ステージレースの最後を飾るブエルタ・ア・エスパーニャ。全23間で、9月15日に首都マドリードにゴールする。前年の覇者サイモン・イェーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)をはじめとする有力選手が欠場し、これまで栄冠にあと一歩届かなかった悲運の選手らがタイトル獲得に挑む。

7月のツール・ド・フランスで大活躍したユンボ・ビスマは、ツール・ド・フランス総合3位のステフェン・クライスバイク(オランダ)と、5月のジロ・デ・イタリアで終盤に首位を陥落したプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア)のダブルエースを送り込んできた。ログリッチェはジロ・デ・イタリアで疲れ果て、ツール・ド・フランスをパス。今季のグランツールを回避することも選択肢のひとつだったが、2020年の大きな目標に向けて経験値を積むことを選んだ。

テレマークポーズを取る元ジャンプ選手のログリッチェ ©Massimo Paolone/LaPresse

「モナコの自宅にいて療養していたが、ブエルタ・ア・エスパーニャに向けて高地トレーニングを積んでいる」とリベンジに燃える。

ミッチェルトン・スコットは前年覇者のサイモンに代わって双子のアダムがエースとして出場するはずだったが、チームはアダムを外し、コロンビアのエステバン・チャベスをリーダーに起用した。2016年に総合3位となったチャベスは、「ブエルタ・ア・エスパーニャのコースはボクに向いているし、なにしろ暑いのが大好きだ」と悲願の初優勝をねらう。

ジロ・デ・イタリア第8ステージを終えて山岳賞ジャージを着るエステバン・チャベス © Gian Mattia D’Alberto – LaPresse

「グランツール初挑戦は2014年のブエルタ・ア・エスパーニャで、そのときの興奮をよく覚えているよ」

地元スペインチームのモビスターは世界チャンピオンのアレハンドロ・バルベルデ(スペイン)、2019ジロ・デ・イタリア総合優勝のリカルド・カラパス(エクアドル)、そして同チームでのラストイヤーとなるナイロ・キンタナ(コロンビア)のトップ3をブエルタ・ア・エスパーニャに送り込む。キンタナは来季フランスのアルケア・サムシックに移籍することが決まっている。

ナイロ・キンタナが2019ツール・ド・フランス第18ステージを制した ©ASO Pauline BALLET

一方、ジロ・デ・イタリア優勝を期待されながらケガで途中棄権したサンウェブのトム・デュムラン(オランダ)は欠場する。2018年はジロ・デ・イタリアとツール・ド・フランスで総合2位になったが、今季はタイトルなしで終わりそうだ。デュムランはブエルタ・ア・エスパーニャ出場を望んでいたが、チームは「開幕までに復調しない」と判断して8人のメンバーからデュムランを外した。

トム・デュムラン © Massimo Paolone – LaPresse

バーレーン・メリダのドメニコ・ポッツォビーボ(イタリア)は交通事故により欠場。ブエルタ・ア・エスパーニャでのエースを託され、その強化練習中の事故だった。

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入部正太朗、急逝の父に捧げる初の日本チャンピオン

第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレースのエリート男子が6月30日に静岡県小山町の富士スピードウェイで開催され、入部正太朗(シマノレーシング)が新城幸也(バーレーン・メリダ)とのゴール勝負を制した初優勝した。

入部正太朗が新城幸也を制して日本チャンピオンに ©2019 JCF

レースは雨の中、当初の予定通り21周回227kmで行われ、152選手が出走。レースは中盤に徳田優(ブリヂストンサイクリング)が独走となって周回を重ね、後半を迎えた。

徳田がメイン集団に吸収されるタイミングでカウンターアタックがあり、30名弱の先頭集団が京成される。ここから新城、横塚浩平(チーム右京)、入部が抜け出して後続との差を広げ、ラスト4周を逃げ切った。

勝負は最終周回で横塚が遅れ、新城と入部の一騎打ちに。ゴールスプリントは新城が先行するがギリギリで入部が逆転し、全日本選手権初優勝を飾った。

新城幸也がアタックし、横塚浩平と入部正太朗が追走 ©2019 JCF

「最高の気分です。(全日本選手権は)どうしてもほしかったレースでした。本当にうれしいです。(フィニッシュ後は)チームメイトやスタッフの顔、応援してくれたみんな、それにオヤジが2カ月半程前に亡くなったので、それを思い出して泣いてしまいました」と入部。

全日本選手権を制した入部正太朗を中央に左が2位新城幸也、右が3位横塚浩平 ©2019 JCF

エリート男子ロード
優勝 入部正太朗(シマノレーシング) 6:12:27
2位 新城幸也(バーレーン・メリダ) :0:00
3位 横塚 浩平(チーム右京) :0:08

別府史之と新城幸也が出場…全日本選手権ロード

第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレースが2019年6月27日から30日まで、静岡県の富士スピードウェイで開催される。オリンピック前年の大会だけに、男子エリートでは海外で活躍する新城幸也(バーレーン・メリダ)や別府史之(トレック・セガフレード)が参戦する。

全日本選手権ロードのコースマップ(クリックすると拡大します)

U23では近年力を伸ばしてきている若手選手の石上優大(AVCエクサンプロバンス=タイムトライアルは欠場)や松田祥位(エカーズ)の走りに注目。女子では、2016年から3連覇中の与那嶺恵理(アレ・チポッリーニ)にベテランの唐見実世子(弱虫ペダルサイクリング)とトラックで活躍する梶原悠未(筑波大)が挑む。

全日本自転車競技選手権ロードレース、個人タイムトライアルは日本一を決める大会。日本人だけで行われるロードレースでは唯一国際自転車競技連合(UCI)ポイントが付与される。また、それぞれのカテゴリーの個人タイムトライアルおよびロードレースで優勝すると、次大会までの一年間にわたって日本ナショナルチャンピオンジャージを着ることが義務付けられる。

今回のコースは2020東京五輪ロードレースのフィニッシュ会場、2020東京パラリンピックのロードレースでのスタート・フィニッシュ会場の富士スピードウェイの敷地を利用した特設周回コースで行われる。

ライブ配信情報
【オンデマンド限定】第88回全日本自転車競技選手権大会ロードレース 個人ロードレース 男子エリート
配信期間 : 2019年6月30日午後0:00 ~ 2019年6月30日午後3:30
https://jod.jsports.co.jp/p/cycle/japan_cycle/19612-14L

●個人タイムトライアル
​・6月26日(水曜日)
16:00-17:15 試走(個人TT)
​・6月27日(木曜日)​
08:00 バイクチェック(ピットビルB)
09:00 WJ+WU17 14.0km(1周)
     MU17+MU15 14.0km(1周)
     MJ 14.0km(1周)
        WE+WU23 28.0km(2周)
        パラ・タンデム 28.0km(2周)
12:05 パラサイクリング 14.0KM(1周)
          表彰式
          MU23 28.0km(2周)
      ME WAVE 1  42.0km(3周)
16:20 ME WAVE 2  42.0km(3周)
    表彰式

全日本選手権タイムトライアルのコースマップ(クリックすると拡大します)

●男子ロードレース
・6月27日(木曜日)​
16:30-17:15 試走  MJ, MU17+MU15​
・6月28日(金曜日)​
10:05 MU17+MU15 64.8km(10.8kmX6周)
        表彰式
12:10 MJ  119.0km(10.8kmX11周)
        表彰式  
16:30-17:15 試走 MU23​
・6月29日(土曜日)​
08:00 MU23  162.0km(10.8kmX15周) 
​18:00-18:45 試走 ME​
・6月30日(日曜日)
​09:00 ME  227.0km(10.8kmX21周)

●女子ロードレース
・6月27日(木曜日)​
16:30-17:15 試走 WJ+WU17 
・6月28日(金曜日)​
​08:00  WJ+WU17  54.0km(10.8kmX5周)
16:30-17:15 試走 WE+WU23​
・6月29日(土曜日)​
13:15 WE+WU23  140.0km(10.8kmX13周)

新城幸也ファンライド&ファン交流イベントが12月2日開催…募集開始

バーレーン・メリダに所属する新城幸也とのファンライド&ファン交流イベントが12月2日(日)にMERIDA X BASE(静岡県伊豆の国市)で開催される。主催はメリダの代理店であるミヤタサイクル。11月22日(木)17時から参加申し込みが始まった。

新城幸也選手ファン交流イベントin MERIDA X BASE
■開催日時:2018年12月2日(日)
■会場:MERIDA X BASE
静岡県伊豆の国市田京195-2 道の駅伊豆のへそ内
■内容:
9:00 ファンライド受付開始
10:00-12:00 ファンライド
15:30-17:00 ファン交流イベント
新城幸也選手&栗村修氏 対談トークショー
記念写真撮影会
サイン会(グッズ購入者先着30人限定でサイン会参加チケットを進呈)
■ファンライド参加方法:
MERIDA X BASE 公式HP上の予約サイトで申し込み
会費:1人1万円(税込)
人数:先着限定10人
内容:食事(軽食、昼食)、自転車レンタル、記念品(ポディウムキャップ=4000円相当)

新城幸也ファン交流イベントが12月2日に伊豆のMERIDA X BASEで開催へ

ミヤタサイクルは12月2日(日)にMERIDA X BASE(静岡県伊豆の国市田京195-2 道の駅伊豆のへそ内)でUCIワールドチームのバーレーン・メリダに所属する新城幸也のファン交流イベントを開催する。イベント詳細は近日中に発表される。

バーレーン・メリダの新城幸也 © Cor Vos/Miwa IIJIMA

MERIDA X BASE
9月1日(土)に伊豆の国市にオープンした『MERIDA X BASE(メリダ・エックス・ベース)』は、その卓越した技術力と商品力を持つMERIDAの「楽しさ」を「最高」の環境で「体験」するという意味で、「XCITING(EXCITING)」「XCELLENT(EXCELENT)」「XPERIENCE(EXPERIENCE)」の3つのXを掲げる、国内外では他に類を見ない規模のスポーツバイクの試乗・展示施設。スポーツバイク市場を盛り上げ、伊豆半島全体をサイクリングで活性化することを目指す。
【施設概要】
所在地   : 静岡県伊豆の国市田京195-2 伊豆ビレッジ
連絡先   : TEL 0558-77-2727
ホームページ

新城幸也やトレンティンが鷹匠に挑戦…ツール・ド・フランスさいたまイベント

バーレーン・メリダの新城幸也や欧州チャンピオンであるマッテオ・トレンティンをはじめとしたミッチェルトン・スコット選手が、11月3日に城下町岩槻鷹狩り行列ミニイベントに参加。選手たちが放鷹術を体験することになった。

ヨーロッパチャンピオンのマッテオ・トレンティン(イタリア)を中央に、左が2位マチュー・ファンデルポール(オランダ)、右が3位ワウト・バンアールト(ベルギー)

11月4日(日)に開催する「J:COM presents 2018ツール・ド・フランスさいたまクリテリウム」の大会前日に、新城とミッチェルトン・スコットのトレンティン、ロジャー・クルーゲ、カルロス・ベロナ、ルカ・メツゲッツが「第6回城下町岩槻鷹狩り行列〜クレセントモールミニイベント」に参加する。イベントでは、鷹匠による実演のもと選手たちが放鷹術体験を行う。会場は岩槻駅東口クレセントモールで、3日の10時から。

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