自転車のデイライト(日中点灯)の普及・啓発へ向けて、トレックがスパークルおおいたレーシングチームとの協働を開始した。デイライトによる安全なサイクリングを広めていくため、トレックは 2021年4月からサイクリングスクールやツアー運営企業などとともにデイライト活動を展開している。
トレック・ジャパンが大分県を拠点とし自転車による地域づくりを推進するプロサイクルチーム、スパークルおおいたレーシングチームと協働し、デイライトの重要性を広めていく活動に取り組むことになった。
ここ数年、移動手段やレクリエーションとして自転車の活用が大きく注目され、かつてないほど安全への重要性が高まっている。スパークルおおいたは、レースに参戦しながら「地域課題を解決するプロデュース集団」として、選手自らが正しい交通ルールを実践し、地域に住むサイクリストへその大切さを伝 えることを心がけている。
スパークルおおいたは今後、選手が自らトレーニング時にデイライトを必ず実践するとともに、サイクリストをはじめとする地域の人たちと接する際にもデイライトの重要性を伝えていく。
サイクリストが安全にライドを楽しみ、事故を一つでも防ぎたいと強く願うスパークルおおいたと手を取り合い、デイライトの普及・啓発に取り組んでいきたいとトレック。
「チーム発足以来、交通事故ゼロを目指すことが最重要課題であると位置づけ、自転車利用者のみならず、ドライバーや歩行者の安全をいかに守っていくかを選手自らが考え、積極的に取り組んでいます」とチームに黒枝美樹監督兼GM。
「毎日のトレーニングはもちろん、普段の買い物などちょっとした自転車利用時でもライトを点灯し、ドライバーや歩行者に気づいてもらうための取り組みを実践していましたが、その重要性を全国のサイクリストに普及・啓発するところまでは至っていませんでした。
そのような折に、トレックさんとの協働によるデイライト普及のお話をいただき、当チームの安心して楽しくサイクルライフを送れるよう全国のサイクリストの皆様へメッセージを届けたいとの思いを実現する機会を得ることができました。
新型コロナウイルスの感染が拡大したことも1つの要因となり空前の自転車ブームが到来する中、プロサイクリングチームとして、サイクリストのみならず全ての利用者が安全に安心して通行できる交通環境の実現に寄与するとともに、レース活動などのスポーツを通じて地域の課題解決に向けて取り組んでいきます」
スパークルおおいたレーシングチーム
2021年1月1日に発足した九州のロードレースチーム。「九州を一つに世界に挑む」をスローガンとし、ロードレース活動のほか、地域との連携やファンコミュニティーの拡大、地域課題の解決などを視野に精力的な活動を展開。チーム自らが考え、ファンと一緒にサイクリングや各種イベントを開催するなどさまざまなことにチャレンジを続ける。
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