UCIワールドツアー第1戦、UAEツアーは2月23日に山岳コースで第4ステージが行われ、前年の覇者タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)が有力選手のゴール争いから抜け出して優勝。総合成績でも首位に立った。
直前のコロナ罹患でその調整ぶりが注目されたポガチャルだが、さすがのパフォーマンスを発揮した。22日に第3ステージとして行われた個人タイムトライアルでもスペシャリストからわずかに遅れる程度で好走。この日はステージ優勝するとともに、4日間の総合成績でトップに立った。
「自転車レースのスタートラインに並んだ選手はみんな勝ちたいと思っている。今日はボクにとってもチームにとってもいいレースだった」とポガチャル。
「チームメートのラファ(ラファウ・マイカ)とハオ(・アルメイダ)が集団を分断させようと何度も試みた。もし今日の登りがもっと難しかったら、ステージ勝利はラファに託しただろう。彼は最強のライダーの一人だった。ステージ勝利争いがスプリントになると確信したとき、ラファとハオはボクのために素晴らしいリードをした。勝利をつかめてとてもうれしい。オフシーズンにやったハードワークの報いだ。チームのハードワークを思うと感情的になった」