スポーツ界のアカデミー賞と呼ばれているローレウス世界スポーツ賞2022の全13部門の受賞者が2022年4月24日に発表され、最優秀男子選手はF1のマックス・フェルスタッペン(オランダ)、同女子は陸上のエレイン・トンプソンヘラ(ジャマイカ)が選ばれた。
世界40カ国以上でスポーツを通じた社会貢献活動に取り組んでいるローレウスの主催。2021年のスポーツシーンにおいて最も優れた功績を残した個人や団体を表彰した。
最優秀復活選手賞は大怪我を経て東京五輪で銅のブラウン
カムバックを果たした選手に送られる最優秀復活選手部門は、日本にもルーツを持つスケートボードのスカイ・ブラウン(英国)。自転車ロードレースのマーク・カベンディッシュ(英国)も最優秀候補選手だったが、受賞できなかった。
ブラウンは2020年6月、練習中に頭から転倒し、頭蓋骨と左手首などの骨折という大けがを負った。病院に運ばれたときには意識がなかったという重傷ながら、東京オリンピックに出場できるまでに回復。女子スケートボードパークで3位となり、13歳28日という若さで、銅メダルを獲得。英国史上最年少 メダリストとなった。
日本から最優秀アクションスポーツ選手部門にノミネートされていた堀米雄斗・西矢椛、最優秀障害者選手部門にノミネートされていた国枝慎吾、スポーツ・フォー・グッド部門にノミネートされていたNPO法人モンキーマジックは受賞ならず。
【受賞一覧】
・ローレウス年間最優秀男子選手部門:マックス・フェルスタッペン(F1・オランダ)
・ローレウス年間最優秀女子選手部門:エレイン・トンプソンヘラ(陸上・ジャマイカ)
・ローレウス年間最優秀チーム部門:サッカー男子イタリア代表(サッカー・イタリア)
・ローレウス年間最優秀成長選手部門:エマ・ラドゥカヌ(テニス・英国)
・ローレウス年間最優秀復活選手部門:スカイ・ブラウン(スケートボード・英国)
・ローレウス年間最優秀障害者選手部門:マルセル・フグ(車いす陸上・スイス)
・ローレウス年間最優秀アクションスポーツ選手部門:ベサニー・シュリーバー(BMX・英国)
・ローレウス生涯功労賞:トム・ブレイディ(アメリカン・フットボール・米国)
・ローレウス・アカデミー偉業達成賞:ロベルト・レヴァンドフスキ(サッカー・ポーランド)
・ローレウス・スポーツ・アイコン賞:バレンティーノ・ロッシ(オートバイ・イタリア)
・ローレウス・スポーツ・フォー・グッド賞:Lost Boyz Inc.(米国)
・ローレウス・スポーツ・フォー・グッド・ソサエティ賞:レアル・マドリード財団(スペイン)
・ローレウス年間アスリート支援者賞:ゲーラルド・アサモア「ブラックイーグルス」(ドイツ)
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