増田優一と酒井亜樹が2022JBMXF大東建託シリーズ開幕戦勝利

一般社団法人全日本BMX連盟(JBMXF)が主催する日本自転車競技連盟(JCF)公認大会の 2022JBMXF大東建託シリーズが岡山県笠岡市のかさおか太陽の広場で4月23、24 日に開催。新型コロナウイルス感染症の影響により、2020年と2021年はシーズンを統合する変則スケジュールだったため、2022年は通常の開催が戻ってきた。

スタートからの第1ストレートで増田(#205)と北川晃久(#218)がトップ争いを展開。第1コーナー にイン側から入れた増田がトップに立つと北川の追撃を許さない走りで優勝 ©全日本BMX連盟

エリートとジュニアの選手により争われるチャンピオンシップカテゴリーで、男子は増田優一、女子は酒井亜樹がそれぞれ優勝した。

チャンピオンシップ男子 ワールドカップなどでも活躍するトップ選手に加えて、ベテラン選手、年齢別のチャレンジカテゴリーから昇格した選手など、15名がエントリーしたチャンピオンシップ男子。決勝は2021年の岡山大会を制した増田優一と、今シーズンよりジュニアカテゴリーの年齢となった北川晃久がスタートからトップ争いを展開した。

アウト側からスタートした北川に対して、増田はイン側のポジションの優位性を生かして第1コーナーをトップで通過。その後のセクションも順当にクリアし、増田が開幕戦を制した。

チャンピオンシップ男子はスタートからのトップ争いで優位に立った増田優一(右)が北川晃久(左)を 抑えて優勝 ©全日本BMX連盟

優勝した増田優一のコメント
「久しぶりの国内のレースということで緊張があったが決勝は理想の走りができた。予選で後ろが迫っているとも感じていたので、ていねいな走りを心がけた。この先ワールドカップや世界選手権が控えているなかでシーズン最初に幸先のいいスタートが切れた」

2位北川晃久のコメント
「決勝のスタートをベストなタイミングで出ることができたものの、増田選手に前に出られてしまった予選でのクラッシュが響き不利なアウト側のゲートしか選択できなかったのが悔やまれる。イン側からのレースを展開できれば勝てるチャンスがあったと思う。この反省を生かして次戦以降を戦っていきたい」

優勝は増田優一(大阪体育大)、2位北川晃久、3位庄司佳真(日本体育大) ©全日本BMX連盟

チャンピオンシップ女子は酒井亜樹が3レースでトップ

3レースの合計によって争われたチャンピオンシップ女子。2021年JBMXF大東建託シリーズチャンピオンの酒井亜樹がすべてのレースをトップでフィニッシュして優勝した。優勝の酒井に迫る走りを見せた野村凪沙が2位。3位には丹野夏波が入った。

野村凪沙(#205)を振り切り3レースともトップでフィニッシュした酒井亜樹(#201)がチャンピオンシップ女子を制した ©全日本BMX連盟

優勝した酒井亜樹のコメント
「3レースともトップでフィニッシュするレースだったが、2位の野村選手に差を詰められていたので悔しさは残るレースだった。今年の目標は国内では全日本選手権2連覇。さらに走りに磨きをかけていきたい」

優勝は酒井亜樹(deux roues elite team)、2位野村凪沙(Ace Rece Australia Factory Team)、3位丹野夏波 ©全日本BMX連盟

チャレンジカテゴリーで前シーズン王者がトップフィニッシュ

BMXレーシングの大きな特長が5歳から参加できる年齢別のチャレンジカテゴリーが設定されていること。チャレンジの選手は各クラスのみならず、総合ポイントにより年齢の枠を超えたタイトルも争ってい る。前シリーズでは男子が高崎成琉、女子は澤田茉奈がそれぞれタイトルを獲得した。11-12歳クラ スに出場した両名は今季も強さを発揮して優勝。2シーズン連続のタイトルへ幸先のいいスタートを切った。

ボーイズ11-12歳クラス優勝の高崎成琉(左) ©全日本BMX連盟
ガールズ11-12歳クラス優勝の澤田茉奈 ©全日本BMX連盟

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