ファンフルーテンが第1回ツール・ド・フランスファムで初代女王に


モビスターのアネミエク・ファンフルーテン(オランダ)が7月24日から7月30日まで開催された8日間の女子ステージレース、第1回ツール・ド・フランスファムで総合優勝した。2020東京五輪で金・銀メダルを獲得した39歳は、山岳が舞台となる最後の2ステージで連勝。最終日前日に獲得したマイヨジョーヌを最後まで守った。

第1回ツール・ド・フランスファムの総合優勝はファンフルーテン ©A.S.O. Thomas Maheux

ツール・ド・フランスファムはツール・ド・フランスの女子部門として33年ぶりに開催されたステージレース。今回は男子とは別日程、独自コースで開催され、女子選手の華やかさと近年レベルアップを続ける力強い走りで盛り上がりを見せた。

マイヨジョーヌのファンフルーテン、山岳賞のデミ・ボレリングらが集団をリード ©A.S.O. Thomas Maheux

「最終日のゴール、ラ。シュペールプランシュ・デ・ベルフィーユで黄色のジャージを着ることは、大会前に偵察を行ったときから私が望んでいたこと。私が考えることができた最高のもの結果になった」とファンフルーテン。

最終ステージはKMゼロ前のニュートラル区間で1回、さらに途中で2回メカトラで自転車を交換したファンフルーテン ©A.S.O. Thomas Maheux

「すべての観客が応援してくれた。大会2日目と3日目に体調を崩した後、このジャージを着てここにいるなんて信じられないほど大変だった」

モビスターのアネミエク・ファンフルーテン ©A.S.O. Fabien Boukla

スプリントのある平坦ステージを含めバランスが取れた大会だったと評価した。大会中盤には起伏があるコースが控え、最後の2日間は山岳が舞台。通常の他のステージレースよりもはるかに困難だったという。

ツール・ド・フランスファム ©A.S.O. Fabien Boukla
最後の激坂、ラ・シュペールプランシュ・デ・ベルフィーユを上るファンフルーテン ©A.S.O. Fabien Boukla
独走するファンフルーテンを追うカタリナ・ニーウィアドナら ©A.S.O. Fabien Boukla

「ツール・ド・フランスというものを感じた。第1回大会として最適な方法だったと思う。今後数年間はこの興奮が継続していくはず」(ファンフルーテン)

マイヨジョーヌのファンフルーテン ©A.S.O. Fabien Boukla
総合優勝のファンフルーテンを中央に、左が2位デミ・ボレリング、右が3位カタリナ・ニーウィアドナ ©A.S.O. Thomas Maheux