首位エヴェネプールがコロナ陽性でジロ・デ・イタリア除外

スーダル・クイックステップのレムコ・エヴェネプール(ベルギー)が第106回ジロ・デ・イタリアを新型コロナウイルスに罹患したため大会から離れることになった。同選手は5月14日の第9ステージ・個人タイムトライアルで優勝し、6日ぶりに首位に返り咲いた。その日に受けたテストで陽性が発覚し、レースを去ることになった。

6日ぶりにマリアローザを奪還したエヴェネプール ©Massimo Paolone/LaPresse

ジロ・デ・イタリアは翌日の15日は休息日で、16日の第10ステージで総合1位にアップしたゲラント・トーマス(イネオス・グレナディアーズ)がマリアローザを着用することになるが、「いい総合優勝争いを本当に楽しみにしていた。ジロ・デ・イタリアで首位に立つことは大きな名誉だが、同時にこれはリーダージャージを獲得したい手段ではない」と、トーマスはエヴェネプールに配慮した発言。