アシスト役を務め続けたプールスが35歳で夢を叶えた
第110回ツール・ド・フランスは7月16日、レジェ・レ・ポルトデュソレイユ〜サンジェルベ・モンブラン間の179kmで第15ステージが行われ、バーレーンビクトリアスのワウト・プールス(オランダ)が初優勝。
総合成績では首位ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)が10秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)のアタックを封じ込め、リーダージャージのマイヨジョーヌを守った。
●4賞ジャージ
■マイヨジョーヌ(個人総合成績)ヨナス・ビンゲゴー(デンマーク、ユンボ・ビスマ)
■マイヨベール(ポイント賞)ヤスパー・フィリプセン(ベルギー、アルペシン・ドゥクーニンク)
●マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ジュリオ・チッコーネ(イタリア、リドル・トレック)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
冷蔵庫で冷やしたビールを飲むなんてめったにない
世界有数のリゾート地、アルプス。1年に2、3日ほどボクもこの心地いい場所に滞在することができます。おりしもフランスは7月14日の革命記念日から本格的なバカンス時期に。クルマがひしめきますが、なんとなく養われた嗅覚でツール・ド・フランスのコースから離脱する一般車両を回避するルートを選択。ゴールから大回りとはなりましたが、渋滞することなくアンヌマスの隣町にある連泊ホテルに生還しました。
アルプス初日を無事にクリアしたのですから、夕食はお金を出してもしっかりしたところへ。歩いていけるところに見つけた来々軒のイメージしかありませんでした。ところが行ってみたら、体育館ほどの広大な店舗は午後9時近かったこともあってほぼいっぱい。それを見た瞬間に5000円を出すことに戸惑いが生じ、隣りにあるマクドナルドに変更。
部屋にはまだいただいたワインや食前酒などがいっぱいあるので、それを消化しないといけませんからね。
翌日は川沿いのダートを8kmランニングし、いつものようにシャワーを浴びてさっぱりしてから朝食に。この日はスタートに行かず、そしてゴールも高速道路を使えば1時間ほどなので、あまり早く出ても時間を持て余すなとお部屋でちょっとのんびりしてから出発。
まずはサンジェルべ・モンブランへ。さらにホテルのあるシャモニー方面へ。宿泊先の山小屋はオーナー夫婦もいる部屋貸しです。トイレとシャワーが共同で、それでも2泊で150ユーロなので結構な金額。ただし部屋の窓を開け放つと草原があって、そこに洗濯物のシーツが干してあるんですが、その向こうにはモンブランが。
なかなか雲が切れないのでいい写真が撮れなかったのですが、このエリアに別荘や山小屋が多いのは、他の山に隠れることなくモンブランが見えることなんですね。 周囲に飲食店やスーパーはありません。キッチンは滞在者なら無料で使えるので、まずはいつもなら洗面所で水を流して冷やすだけのビールを冷蔵庫で冷やし、お湯を作って非常食のご飯にかければまずまずの夕食になることでしょう。
この日のサンジェルべは2016年に来たときもクラフトビールを飲ませてくれましたが、今回も瓶ビールを持たせてくれました。フランスに来て、冷蔵庫で冷やしたビールを飲むことは稀なんです。
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