JCL TEAM UKYOがイタリアを拠点として欧州での活動を計画

ツール・ド・フランス出場を目指すJCL TEAM UKYOは、2年目となる2024年にイタリアのミラノ近郊レッコに本拠地を構え、ジェネラルマネージャーとしてバーレーンビクトリアスからアルベルト・ボルピを引き抜いた。

ツール・ド・フランスの表彰台を目指して2023シーズンに始動したJCL TEAM UKYO  ©JCL TEAM UKYO

2020東京オリンピック・パラリンピックで自転車全競技の運営責任者を務めた片山右京チーム代表が率いる日本国籍チーム。史上初のツール・ド・フランス出場を目標に日本トップクラスの選手が集結して2023年に発足した。

2023シーズンは、日本国籍のチームとして初めてツール・ド・フランスの主催者であるアモリ・スポル・オルガニザシオン(ASO)が主催するサウジツアーに参戦。世界トップクラスのチームが勢揃いするなか大きな逃げをつくり、一時バーチャルリーダーとなるなど奮闘した。同じくASOが主催するUCIプロシリーズ、ツアーオブオマーンにも参戦し、山本大喜と小石祐馬がUCIポイントを獲得した。

国内自転車シリーズ戦のJCLチェアマンを務める片山右京。2月18日には東京・丸の内でナイトレースを開催 ©JCL

2024シーズンはヨーロッパを軸にシーズンを戦う

新GMのボルピは1985ジロ・デ・イタリアの新人王。現役引退後はファッサボルトロ、バルロワールド、リクイガスなどで選手を率いた。
 
JCL TEAM UKYOは2023ナショナルチャンピオンに輝いた山本(ロードレース)と小石(タイムトライアル)を中心に、岡篤志、増田成幸、石橋学、アール・ネイサンのほか、現地有望選手を新たに迎え入れる予定。

最後の上り坂を走る石橋学 ©JCL / Yosuke SUGA