ビンゲゴーがティレーノ~アドリアティコ初優勝に王手

イタリアで開催される7日間のステージレース、ティレーノ~アドリアティコは3月9日に第6ステージが行われ、ユンボ・リースアバイクのヨナス・ビンゲゴー(デンマーク)が優勝。最終日は平坦ステージで、初の総合優勝に王手をかけた。

ビンゲゴーがアタックし、アユソとヒンドレーが必死に食らいつく ©Fabio Ferrari/LaPresse

ビンゲゴーは前日に大会初勝利を挙げ、首位に躍り出た。この日は総合2位フアン・アユソ(スペイン、UAEエミレーツ)、同3位ジャイ・ヒンドレー(オーストラリア、ボーラ・ハンスグローエ)の2選手に対し、残り6km地点でアタック。その差をつけて独走でゴールした。

ヨナス・ビンゲゴー。2024ティレーノ~アドリアティコ第6ステージ ©Gian Mattia D’Aberto/LaPresse

尊敬するコンタドールと同様にティレーノ~アドリアティコに勝っておきたい

「ボクたちは常に勝ちたい。今日は総合成績で上位にいるリチャル・カラパスが動いたので、逃げの後ろを走って気をつけなければいけなかった。チャンスがあればステージ優勝を狙っていた」とビンゲゴー。

「サイクリングシーズンはツール・ド・フランスだけではない。いくつかのレースに勝っておきたい。2023年も3月は調子がよかったが、その後はいろいろな要因であまり調子が上がらなかった。2年前の3月は体調を崩したが、7月に向けて体力アップすることができた。私はいつもアルベルト・コンタドールを尊敬していた。彼のレースのやり方とスタイルはボクにインスピレーションを与えてくれたので、彼が2014年にやったようにティレーノ〜アドリアティコで優勝したい」

ティレーノ~アドリアティコ第6ステージを制したビンゲゴー ©LaPresse
ティレーノ~アドリアティコ優勝に前進したビンゲゴー ©Gian Mattia D’Aberto/LaPresse