コロンビアのナイロ・キンタナがスペインのモビスターからフランスのアルケア・サムシックに移籍することが決まった。3年契約。モビスターのウィネル・アナコナ、ネーリ・ソットーリのダイエ・キンタナ(以上コロンビア)、イネオスのディエゴ・ローザ(イタリア)もアルケア・サムシックに移籍する。
「アルケア・サムシックは年々進歩している。チームのプロジェクトに興味を持ったことと、そのイデオロギーに好感を持った。人間の価値観うぃ重視してくれる組織だと思う。満足できるチームを探していた」とナイロ・キンタナ。
「私の野心は変わらない。個人的にもチームメンバーとしても、目標はツール・ド・フランスで勝つために戦うこと。キャリアの転換点となるが、ポジティブな気持ちだ。フランス語を修得する必要があるが、なによりも好きなことをし続ける。自転車に乗っているときは幸せで、心が和らぐ。アルケア・サムシックのジャージで最善を尽くしたい」
移籍に際してはチームメートとしてウィネル・アナコナ、ダイエ・キンタナ、ディエゴ・ローザとの移籍を希望したという。
チームはグランツールで勝てる逸材を模索
アルケア・サムシックはフランス北西部のブルターニュ地方を拠点とする第2ディビジョンのプロコンチネンタルチーム。同地で生まれたワレン・バルギル(フランス)と実績のあるスプリンター、アンドレ・グライペル(ドイツ)の2枚看板を掲げ、ツール・ド・フランスにワイルドカードで出場する。
「私はまだブルターニュ文化に精通していないが、類似点があると言われた。この冬にブルターニュに足を運んでそれを見つけてみたい」
「ナイロがシーズン中にアルケア・サムシックに移籍して、チームを強くしたいと打ち明けてくれた。その話に共感を覚えた。ボクの役割はナイロや他の山岳エースをサポートすること。個人的にも野心を持っているので、チャンスを与えられたら優勝するために全力で走りたい」(アナコナ)
「アルケア・サムシックに移籍できてうれしい。イタリアチームからの移籍となるので環境に順応する必要があるけど、そんなに時間はかからないと思う。チームのプロジェクトを信じて、成功させる一翼となりたい」(ダイエ・キンタナ)
「世界最強のイネオスで3年間走ったが、そこではチームの構成選手の1人に過ぎなかった。だから新たなチャレンジをするために移籍を決意した。グランツールではエースのために走るが、クラシックレースでは勝利を目指していきたい」(ローザ)
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