新型コロナウイルス感染拡大により延期されたジロ・デ・イタリアは、主催するRCSスポルトが、イタリア自転車競技連盟とイタリア政府のスポーツ大臣と会合し、大会実現に向けて調整に入った。
イタリア自転車競技連盟のレナート・ディロッコ会長、イタリアスポーツ省のビンチェンツォ・スパダフォーラ大臣との会合は、6月19日朝にローマのスポーツ省で行われ、イタリアナショナルチームのダビデ・カッサーニ監督とスポーツオフィスのジュゼッペ・ピエッロ事務局長も出席した。
会議の結果について、RCSスポルトのCEO兼ゼネラルマネージャーのパオロ・ベリーノとジロ・デ・イタリアのディレクター、マウロ・ベーニは次のようにコメント。
「スパダフォーラ大臣との会談は非常に生産的だった。私たちは、ジロ・デ・イタリアを開催するために疫学的リスクを最小限に抑えるべく必要なすべての措置を提示。自転車レース再開のためのプロトコルを提出した。大臣は、RCSスポルトとイタリア自転車競技連盟の協調的な努力を高く評価。6月11日に施行されたD.P.C.M.(デクレト・デル・コンシリオ・デイ・ミニストリ・デッラ・レプッブリカ・イタリアナ=イタリア共和国閣僚会議の大統領令)とすりあわせた。今後、大会の開催計画とその内容を分析し、RCSスポルトが主催する自転車イベントの実施に向けて合意が得られる予定だ」