アルペシン・フェニックスのマチュー・ファンデルプール(オランダ)が2月21日にUCIワールドツアー第1戦として開幕したUAEツアー第1ステージで、ゴールスプリントを制して優勝。総合成績でも首位に立った。大会は27日まで。
「正直に言うと本当に予想外だったが、最初から風が強かった。エシュロン(風で分断された集団)の第1グループにいたし、調子はよかった」とファンデルプール。
「でも向かい風が強くて集団は再グループ化した。逃げたグループをキャッチすることができ、フィニッシュラインまで非常にハードレースが続いた。チームメートが素晴らしい仕事をしてくれた。スプリントのタイミングもよかった。
ハードレースになったこともよかった。ボクよりも強いスプリンターがいたが、暑さで消耗していた。スプリント勝負しようという作戦ではなかったけど、自信を与えてくれた。ステージ優勝も総合成績のトップもまったく予期していなかった。
シクロクロス世界選手権の後に休みがあり、UAEに来る1週間前にチームとトレーニングを始めた。だから、今日のボクを勝者にしてくれたのは、シクロクロスだと思う」
大会連覇をねらうイネオス・グレナディアスアダム・イェーツ(英国)と初優勝を目指すUAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)は第1ステージに残ったが、24位以下の選手はハードな気象条件により8分以上遅れた。総合優勝争いは初日で大きく絞られた。