東京都の杉並区は、ヘルメットの着用促進と交通事故による被害軽減を図るため、11月1日からヘルメット購入の助成事業を始めた。安全基準を満たした新品ヘルメットを購入すると3000円、講習会を受講した人や社員向けに講習会を開催した会社には1個につき5000円が支給される。
道路交通法が改正され、4月1日から全ての自転車利用者のヘルメット着用が努力義務となったが、着用率はいまだ低い状況にある。一方で、自転車事故で死亡した人の約7割が頭部に致命傷を負っている。大切な命を守るために、大人も子どももヘルメットを着用し、自転車を安全に利用してもらうために、今回の助成事業がスタートした。
期間は2023年11月1日から2024年3月17日まで。予算額に達した場合は打ち切られる見込みだ。
対象者と助成額
- 区内在住者(年齢制限なし):ヘルメット1個につき最大3000円
- 区内在住の18歳以上で区が開催するヘルメット着用促進講習会を受講した人:ヘルメット1個につき最大5000円
- 区と協働で従業員等を対象としたヘルメット着用促進協働型講習会を開催した区内事業所:ヘルメット1個につき最大5000円
1人が1と2の両方の助成は受けられない。税込販売額が3000円または5000円未満の場合は、その販売額を助成額とする。
安全基準に適合することを認証した新品のヘルメットが対象。
講習会を受講すると自転車用ヘルメット購入助成が最大5000円
自転車用ヘルメットの正しい着用方法、自転車の交通ルールとマナーを、講習と実技をとおして学ぶ講習会に参加すると受講証が発行される。受講証を自転車用ヘルメット購入助成事業の販売協力店で提示すると、助成額が最大5000円になる。
自転車の安全利用について、実技と講習をとおして学ぶ講習会開催を希望する区内事業所を募集。開催した事業所には受講証を発行。受講証を自転車用ヘルメット購入助成事業の販売協力店で提示すると、助成額が最大5000円になる。
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