ジロ・デ・イタリア出場選手とスタッフはすべて陰性

第104回ジロ・デ・イタリアは5月17日にフォリーニョで最初の休息日を迎え、出場選手とチームスタッフ合計600人の新型コロナウイルス検査を行った結果、陽性者はいなかった。翌18日に主催するRCSスポルトと国際統括団体のUCI(国際自転車競技連合)が共同で声明を出した。

©LaPresse

ジロ・デ・イタリアの健康プロトコルに従って、自転車競技の国際的統括機関であるUCIによって策定された「コロナウイルス・パンデミックにおける組織とロードレース参加にかかる規則」と、イタリア保健省による対策に従って、すべての出場選手とチームスタッフが検査を受けた。

合計600人が検査され、陽性を示した選手・スタッフはいなかった。

ジロ・デ・イタリア公式サイト
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出場184選手リスト

追いつかれるまで逃げ続けるワールドランに出てみた

追いつかれるまで逃げ続けるランニング大会、Wings for Life World Runが2021年5月9日、UTC協定世界時午前11時、日本時間で20時にスタートした。新潟県南魚沼市の会場に集まった参加者とともに精いっぱい逃げた。今回はそのレポート。

八色の森公園がグループ・アプリランの拠点に ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

世界同時スタート。最後に捕まった人が世界チャンピオン

何万人のランナーが世界各地で一斉にスタートする。スタートから30分後にキャッチャーカーと呼ばれる追跡車がスタートから走り出し、参加者たちを追いかける。キャッチャーカーは最初ゆっくりと走り、時間を追うごとに徐々にスピードを上げていく。キャッチャーカーに追い抜かれた時点でその参加者はレースが終了となり、世界で最後に追い抜かれた参加者に世界チャンピオンの称号が与えられる。

そのユニークさに魅せられて、2020年大会に参戦する意欲満々だったが、新型コロナウイルス感染の第一波により、「フラッグシップ・ラン」と呼ばれる、前述したリアルなラン大会は中止。2021年もコロナ禍はなかなか収まらず、アプリを使って所定のコース、または自分の好きな場所で走る「アプリラン」は実施。

日本ではみんなで同じ会場に集まって走る「グループ・アプリラン」が南魚沼市で行われ、感染予防対策を行ったうえで101人が参加した。日本全国の参加者合計は1341人だったという。

ちなみに日本女子選手は過去に素晴らしい実績があり、2015年は渡邊裕子さんが56.33 km、2016年は吉田香織さんが65.71 kmを逃げて、世界チャンピオンとなっている。

今回の南魚沼でのグループ・アプリランは残念ながらキャッチャーカーと呼ばれる追跡車はなかったが、ダウンロードしたアプリがスマホ画面にバーチャルのキャッチャーカーを表示。アプリにはトレーニングモードが実装されるほか、ランニング中に音声による声援や情報取得も可能になっている。

スタート前にアプリ起動を準備する ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

日本では南魚沼で。スマホ片手に101人が集まった

イベント当日の気温は15度で、スタート前にはかなり肌寒かったが、レースが始まってからはTシャツと短パンでちょうどいい感じ。午後8時なので当然紫外線の照射はなく、そういった意味ではコンディションはよかった。世界各国の会場ではもちろんお昼過ぎで気温が高いところ、なかなか身体が動かない未明の時間帯のところもあったはずで、レース環境として条件はまちまちだ。ただしこれは世界中の参加者が気持ちを一つにしてチャレンジするチャリティーイベントであって、メダルも賞金もない。だからバーチャルで容認できるのである。

8回目の開催となった2021年も、地球のあちこちで美しい景色とストーリーがあふれた。ひとりで走った人、少人数のグループで走った人、陽光に恵まれた中央ヨーロッパを走った人、冠雪の山を背景に走った人、日の出や日没を迎えたビーチ沿いを走った人、さらには、アフリカでキリンに見つめられながら走った女性もいたという。また、雨のスペインとアイルランド、雪のノルウェー、晴天のギリシャなど天候もさまざまだった。

記録も更新され、史上初の3度目の優勝を記録したランナーが誕生した。キャッチャーカーに追いつかれるまで66.8kmを走ったアーロン・アンダーソンさん(スウェーデン)が2017年、2018年に続く3度目の男子グローバルチャンピオンに輝き、60.2kmを走ったニナ・ザリーナさん(ロシア)が2019年、2020年に続く女子3連覇を達成した。2021年のランナーと車いすユーザーを合わせた平均走行距離は12.3kmだった。

新潟県南魚沼市にはアプリ計測ながらリアル参加の少人数イベントが行われた ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

全額寄付金となる参加費は2700円。出場できるだけでなく、公式Tシャツとヘッドランプがついてくる。初めてのナイトランで、しかも5月上旬の新潟地方でのイベントということで、どんな気象条件でも対応できるように長袖やタイツなどを用意したが、参加者はこの公式Tシャツを着用してくださいとアナウンスされて、迷いは消えた。ノースリーブの高機能アンダーウエアを中に着込み、パンツは丈の短いレーシング用。ヘッドランプのズレを防止するため、自転車用のツバが小さいカスケット(帽子)をかぶった。

普段のラン練習ではスマホを携帯しないが、この日は必携なので上腕につけるランニング用のスマホホールダーを事前に購入。これは2021年10月、荷物預けができない東京マラソンのときにも必要なので、どんな感じなのかを試すチャンスにもなった。

約2.7kmの周回コースにはエイドステーションも仮設されたのがうれしい ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

公園を拠点とした2.7km周回コースで逃走中

そしてスタートへ。起動したアプリを画面表示させていると1分前からカウントダウンが始まった。会場のアナウンスもそれにシンクロし、午後8時になると大きな赤丸のSTARTボタンが出現。忘れずにこれを押せば、あとは基地局3点の信号を受信して位置情報を取得する。これにより何km走ったかが計測され、世界レベルで瞬時に集計されるのだ。

ちなみにアプリは「位置情報の取得を許可する」や「バックグラウンドで稼動させる」をプリセットしておく必要がある。今回の場合はもちろんとどこおりなくセッティングしておいたが、途中で「省エネモードでスマホ画面が消える」現象に手をやいた。

キャッチャーカーが迫ってくる距離を確認しようとするたびに、消えた画面を走りながら再表示させる必要があった。スマホホールダーはタッチ感応タイプだが、さすがに指紋認証はできず、走りながらその都度暗証番号を入力するハメになった。そのため画面が消えない設定にしておくのが正解だ。

スマホを携えて走るのが特徴 ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

途中でバッテリー切れの心配があったので、早めにチェックインしたホテルの部屋でフル充電してレースに臨んだのだが、結局2時間ほどの逃走ならバッテリー消耗は1/4くらい(購入後1年半の機種による実績)。基地局3点からの位置情報取得は消費電力もパケット通信料も微々たるものだった。

今回のコースはキャッチャーカーが走行しないことがあり、公園を拠点とする一般道の歩道をメインに2.7kmの周回コースをひた走る。イメージしていたよりも薄暗く、横断歩道の段差などはヘッドランプを照射して足もとを確認しながら先に進む必要があった。

途中1カ所に信号機があり、この部分は赤信号なら立ち止まるわけだが、記録をねらう参加者のなかにはUターンして歩道部を折り返すなどで立ち止まらない人も。これがリアルではないアプリランの裏ワザで、走り続けてさえいればUターンしても移動距離がカウントされるのである。それに気づいたときはもうバーチャルのキャッチャーカーが背後に迫っていた。

一般道の歩道を走る。1カ所だけ信号機があるので赤になったら足を止めて息を整える ©Jason Halayko for Wings for Life World Run

結果として20kmを過ぎたところでアプリが「追いつかれました!」という表示に。1時間54分29秒の逃走劇がフィナーレ。みんなと走るとアドレナリンがわいてきて、実力以上の走りができるはずだったが、慣れないナイトランにちょっと緊張してしまったのか目標をかなり下回る結果に。

日本人の最長距離は、南魚沼でのグループランに参加した男子の今井清隆さんが50.1km。これは世界全体で34位となる記録だ。女子の阿萬香織さんはアプリランで44.3kmを走破。

そんな記録にほど遠い結果となったが、やはりリアル大会は楽しいし、頑張れる。2022年は世界がかつての日常を取り戻し、追い抜きながら「頑張れ!」とか、追い抜かれながら「ナイスラン!」なんて言われながら走ってみたい。

2022年は5月8日開催に決定

世界的な新型コロナウイルス感染拡大の状況は見通せないが、所定のコースを走るフラッグシップ・ランは2022年以降に開催される計画だ。すでに2022年5月8日に開催されることが決定し、参加者事前登録が始まった。イベント詳細は今後明らかになるが、再チャレンジして、今回の経験をいかしながらもっといい記録を目指したいと思う。

会場の最寄りとなる浦佐駅は首都圏からのアクセスがいい。上越新幹線の停車駅でもあり、駅改札口から会場となる八色の森公園までは歩いて数分。クルマなら関越自動車道の大和スマートICから数分。スタートが夜8時なので、当日帰りよりも付近に宿を取り、その日は疲れをいやすのがおすすめだ。

意外とあっさりと21km過ぎに捕まったが、リッパな完走賞がダウンロードできてうれしすぎる

追いつかれるまで逃げるラン…2021年はアプリで実施

ウィングスフォーライフ・ワールドランのニュース記事

●Wings for Life World Runのホームページ

ベルギービールウィークエンド横浜が開催延期へ

5月20日から神奈川県横浜市の山下公園で開催予定だったベルギービールウィークエンド横浜が、神奈川県のまん延防止等重点措置延長に伴い、開催を延期した。すでに延期の発表をした名古屋、大阪とともに新たな日程を調整する。

ビールもフードもベルギー風で盛り上がるので人気のあるベルギービールウィークエンド

新日程は緊急事態宣言、まん延防止等重点措置の効果により、新型コロナウイルスの感染状況が収まるであろう夏頃の開催を目指して関係機関と協議していくという。新たな開催日程が決まり次第、発表される。

すでに購入している名古屋・大阪・横浜の前売りチケットは、新たな開催日程の発表まで大切に保管してほしいという。

東京の日比谷開催(6月17〜20日)に関しては、緊急事態宣言の今後の状況をみて、改めて発表があるという。また9月17〜26日開催予定の豊洲はいまのところ開催準備中。

●ベルギービールウィークエンドのホームページ

ミッフィーとアトムの立ち位置にコロナ禍対応違いが

ほぼ同学年のミッフィーちゃんと鉄腕アトムの共通点は、どちらにもその姿があしらわれた信号機があるということだ。ミッフィーちゃんはオランダのとある町の繁華街に。一方のアトムは交通公園のなか。なにか昨今のコロナ禍における海外と日本の感染防止対策の施政にも通じるところがあるような。

ミッフィーの信号機はまぎれもなくオフィシャル

世界でひとつしかないミッフィーの信号機があるのは、オランダ第4の都市ユトレヒトだ。3万人の学生が生活する学園都市なのだが、ミッフィーを生んだ絵本作家ディック・ブルーナ(1927-2017)の出身地でもある。

2015年のツール・ド・フランスがこのユトレヒト開幕だったので、レースが始まる前に世界で一番有名なこのウサギの信号機を探してみることにした。

ボクのシゴト場であるサルドプレスは中央駅の裏手にあるユトレヒト会議場に置かれていた。取材活動の合間に駅構内を突っ切って駅向こうにある繁華街に足を伸ばすと、バイエンコルフ・デパート前の歩行者信号がミッフィーのシルエットになっていた。道行く人はあたりまえの緑か赤の歩行者信号機で、望遠レンズを手にして撮影している観光客は間違いなくボクしかいなかった。

当時のオランダ政府観光局からもらった資料では、ミッフィーの信号機はくたびれた旧式だったが、訪れたときは省エネタイプのLED式に取り替えられていた。せっかくなので撮影した画像を「差し替えてください」と観光局に提供しておいた。

世界でひとつしかないミッフィーちゃんの歩行者信号。©Mercis bv

市民の愛着あってこそ信号機になっても違和感なく

ウサギはこのあたりでは親しみやすい動物のようで、ディック・ブルーナがウサギの絵本を発行したのもうなずける。日本では地域ネコがそこにいるように、ウサギの姿があちこちで目撃できるのだ。

開幕前日の朝、滞在ホテルの近くをのんびり走っていると野ウサギがピョンピョンと跳ねている姿に出くわした。でもこれがクセモノで、草むらを走っているとウサギが掘った穴に足を突っ込んで何度もねんざしそうになった。

2015年はミッフィー誕生60周年でもあって、世界最大の自転車レースを招致したという。だからミッフィーは堂々たる2015ツール・ド・フランス公式キャラなのである。

ちなみに日本ではかつて「うさこちゃん」と命名されたというが、オランダでは「小さなウサギ」という意味のナインチェ(nijntje)と言うらしい。

WACHTは「止まれ」というオランダ語。©Mercis bv

未来の子アトムは楽しみながら学習するイメージに起用される

じつは日本にも国民的アイドルキャラクターが歩行者用の信号機になっている場所がある。手塚治虫(1928-1989)の「鉄腕アトム」だ。神奈川県藤沢市の辻堂海浜公園内の交通公園にある。つまりこちらのほうは公道に信号機として設置することはできず、子供たちが遊びながら交通ルールを学ぶ敷地内に設置されている。

親世代は知っている鉄腕アトムだが、いまの子にはあまり認知されていないようだ(2021年4月27日取材)

神奈川県が藤沢市などを「さがみロボット産業特区」とした際に、イメージキャラクターとして鉄腕アトムを起用して、話題づくりのために歩行者用信号機を設置したのだが、この話には笑えないエピソードがある。

神奈川県の記者会見では、設置場所などの詳細資料を用意しつつ、「場所はあえて公表せず、ゲーム感覚で楽しみながら探してほしい」と報道陣に依頼した。ほとんどの新聞社はその意向を汲んだのだが、朝日新聞だけは見出しと本文でその場所を明かしてしまったという。

押しボタンを押すとすぐに緑の鉄腕アトムが出現する

ミッフィーとアトムはほぼ同学年

1963年にテレビアニメとなり大人気を博したアトム、一方ミッフィーは耳をぴょんと立った現在の姿になったのが1963年。翌年に日本で初めて絵本が発売されたのだから、同学年とも言える。

しかしながら、歩行者用信号機の立ち位置に海外と日本の差がかいま見られる。それはまさしくコロナ禍での防疫対策に似ているところがあるような気さえする。

全土ロックダウン、自宅から規定距離以上の外出は罰金刑という厳しい措置を取る欧州各国。それに対する日本は既存の法律や条令をふまえた上での善後策。力で封じ込まないけど、飲食店や公共施設は営業時間制限や閉鎖。

●辻堂海浜公園のホームページ

ベルギービールウィークエンド名古屋、大阪が開催延期

ベルギービールウィークエンドは、4月28日から名古屋市の久屋大通公園エディオン久屋広場・エンゼル広場で開催予定だったベルギービールウィークエンド名古屋を、名古屋市より新型コロナウイルス感染拡大によりイベント開催自粛の要請があったため、新型コロナウイルス感染拡大防止に協力する観点から延期した。

ベルギービールウィークエンド

また、5月13日から大阪城公園の太陽の広場で開催予定だったベルギービールウィークエンド大阪も、5月11日まで大阪府が緊急事態宣言の対象となり、開催日が解除予定日の直後のため、開催を延期した。

名古屋と大阪では2年ぶりのベルギービールウィークエンドとなり、多くのベルギービール好きが楽しみにしていた。横浜、日比谷、豊洲の開催に関しては、予定通りの開催を目指し準備していくという。

購入した前売りチケットは、新たな開催日程の発表まで大切に保管してほしいと実行委員会。

●ベルギービールウィークエンドのホームページ

有害物質をなくすシューズ製造工程をKEENがオープンソース化

次世代に豊かな自然環境を残していこうと、米国オレゴン州に本社を置くKEENが2012年から<Detox the Planet イニシアティブ>をスタート。サプライチェーンから有害な化学物質を特定・除去し、それらを安全かつ効果的な他の手段に置き換えた環境負荷を最小限にした製品づくりを積極的に行っている。

2003年創業のこのシューズメーカーは、出自や性別、世代を超えて「誰もがいつでもソトを 楽しめ、やりたいことを実現できる世界」を目指す。よりよい暮らしとソトの冒険へいざなう、オリジナルかつ汎用性あるアウトドア・フットウェアブランドだ。環境保護、気候正義、そして災害支援、ジェンダー平等など社会正義への取り組みを「キーン・エフェクト」と呼び、この活動を推進している。

KEENは2021年4月、地球環境について考え、共にアクションを起こし、地球をデトックスする<Detox the Planet>月間を実施。第一弾として、フットウェアの撥水加工プロセスから有害化学物質である PFCs を排除する PFCFREE(ピーエフシーフリー)のフットウェア製造過程を<GREEN PAPER>としてオープンソース化した。

撥水加工から排除するのは環境や健康に害を及ぼす有害化学物質

撥水加工は、アウトドア業界では欠かすことのできない技術であり、アウトドア・フットウェアでも多くの製品に採用されている。その撥水加工に一般的に使用されているPFCsは、PFAS(パーフルオロア ルキル物質およびポリフルオロアルキル物質)という名称でも知られる、約 5000種のフッ素化合物 の総称であり、自然界で分解されにくいことから<フォーエバーケミカル(永遠の化学物質)>とも呼ばれている。

これらの有害な化学物質は多くの場合、汚染された水や廃棄物を通じ、化学物質や部品、完成品の製造が行われている環境中へと入り込み、容易に拡散する。この、環境や人間の健康に害を及ぼすことが判明しているPFASは、エベレストのベースキャンプからヒトの母乳まで、どこででも見つかっているという。

非営利アドボカシー団体である環境ワーキンググループが2021年1月に行い、SCIENTIFIC AMERICAN誌に掲載された研究では、「大多数の米国人の飲料水には<永遠の化学物質>が含まれている可能性が高い」とされ、問題が広範囲におよんでいることが明らかになった。さらに「これらの化合物が自然界で分解されるには、数百年あるいは数千年かかることすらある。また、体内に蓄積され健康被害を引き起こす可能性もある」とも述べられている。

KEENでは「予防原則(Precautionary Principle)」を採用し、部品や材料で不必要に使用されているPFCを特定・除去してきた。具体的には、最小部品に至るまですべての仕様書を完全に精査し、ベンダーやパートナーの協力のもと、サプライチェーン内からまず約65%のPFCsを速やかに除去することができた。

残りの35%については、4年にわたり膨大な時間とリソースを投入し、専門家の協力のもと、PFCを用いない撥水ソリューションを開発。研究と試験を重ね、安全で効果的、かつ現実的なソリュー ションが誕生した。2014年にPFC-FREEの取り組みをスタートし、今日の目標に達成するまでに費やした時間は約1万時間。その結果、環境中に排出されるPFCsを180トン以上削減した。

●KEENの関連ホームページ