キナンレーシングが2022ウエア発表…白・青の軍団に

キナンレーシングチームが2022シーズンのウエアを発表した。注目すべきは一新されたデザイン。これまでの活動で定着した「KINAN=ホワイト」のイメージを押さえ、2021シーズンまでのパターンを踏襲しつつもブルーの割合を増やして、新チーム名「KINAN Racing Team」を印象付けるよりレーシーでスタイリッシュなものにした。

キナンレーシングチームの2022ウエア

これまでと同様にチャンピオンシステム社のレーシングジャージを着用。同社ジャージのエアロ性能、コンプレッション性といった機能性は世界的に高く評価され、チームがこれまで獲得してきた数々のタイトルにおいても、高性能ジャージが選手たちの走りを後押ししてくれたという。

チャンピオンシステム社製のレーシングウエア

これにより、集団内でも埋もれることなく、瞬時に「KINANの選手」と判別できる仕上がりになった。「2022年シーズンは白・青の軍団としてレースシーンを席巻していきたい」と意気込む。

キナンレーシングチームのホームページ

ラルプデュエズを目指すエタップ・デュ・ツール参加者募集

ツール・ド・フランスの1区間を走る一般参加レース、エタップ・デュ・ツール・ド・フランスが2022年に3年ぶりに開催されることになり、公式ツアー会社となる国際興業が日本人参戦枠を発売した。国際興業は1997年のエタップ・デュ・ツールから日本出発の参戦&ツール・ド・フランス観戦ツアーを催行。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

エントリー枠を獲得済みで、現地のアレンジが必要な人のために、ホテル・送迎などの手配をする手配旅行の形式。 参加手配料金は約25万円~を予定。エントリー枠が未獲得の場合は参加料別途3万3000円が必要。エントリー料はツアー参加を取り消した場合も返金されない。
●フランス入国には、滞在日数+3カ月のパスポート残存期間が必要。
●新型コロナウイルス感染拡大の影響により、入国条件が変更となる可能性がある。

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

エタップ・デュ・ツール2022モデル日程
7月8日 各自ジュネーブ空港へ。ホテルに送迎
7月9日 専用車・日本語アシスタントとともに現地受け付け。グルノーブル泊
7月10日 エタップ・デュ・ツール参戦(ホテルからスタート地点へ、ゴールからホテルに送迎)。グルノーブル泊
7月11日 ジュネーブ空港に送迎。搭乗・荷物預け手続きサービス

2019エタップ・デュ・ツール ©A.S.O. Aurélien Valatte

●エタップ・デュ・ツール日本人参戦枠の問い合わせ先
国際興業トラベル
TEL 03-3273-2855 FAX 03-3273-2872
担当:出村 < cycletour@kokusaikogyo.co.jp>
営業時間:月曜日~金曜日 9:30~18:00(土・日・祝・年末年始<12/29~1/3>休業)

●国際興業エタップ・デュ・ツールのホームページ

ピドコック、ロード、MTB、シクロクロスで世界三冠を目指す

英国のトム・ピドコックが、12月18日にオランダのルクフェンで開催されたシクロクロスワールドカップ第11戦で英国選手として初優勝した。翌日の19日にベルギーのナミュールで行われたレースではマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー)に続いて2位となったが、2022年1月30日に開催されるUCIシクロクロス世界選手権の大本命に躍り出た。

トム・ピドコック。UCI XCCノベームニェスト・ナ・モラビエ(チェコ) 。2021年5月14日 ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

トラック競技からロード、シクロクロス、そしてMTB

英国北部のヨークシャーで生まれ育ったピドコックは、熱心なサイクリストの両親の影響で3歳から自転車に乗り始め、すぐにその魅力に取りつかれた。当時はロンドン市内唯一のベロドロームでもあった、サウスロンドンのハーンヒルベロドローム(Herne Hill Velodrome)で本格的な練習を開始。

この頃からピドコックはほとんどの時間を自転車と一緒に過ごすようになった。路面や場所を問わず、どこでも自転車を乗りこなしたピドコックは、学校の校庭でウィリーをメイクして怒られたこともあった。

UCI XCOアルプシュタット(ドイツ) ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

ピドコックはまずロードレースで頭角を現した、2020年に開催されたU23ジロ・デ・イタリアの「ジロ・チクリスティーコ・ディタリア」で第3ステージを制して総合優勝。ビッグタイトルを手にした直後、ピドコックはロードからダートに転向。UCIマウンテンバイクワールドカップ(クロスカントリー)にエントリーすると、チェコのノベー・ムニェストで開催されたU23クラスのダブルヘッダーで連勝した。

さらには、オーストリアのレオガングで開催されたUCIマウンテンバイク世界選手権(クロスカントリー)のU23クラスでも圧勝し、2016年のシクロクロスジュニア世界選手権に続いてキャリア2回目のアルカンシエルを手中にした。

2020年のUCIシクロクロス世界選手権で銀メダルを獲得したピドコックは、2020東京オリンピックではマウンテンバイクの英国代表となり、クロスカントリーで金メダルを獲得。さらに2021年のUCIロード世界選手権で6位に入賞した。

ピドコック。UCI XCOノベームニェスト・ナ・モラビエ(チェコ) ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

シクロクロスのライバルはファンデルポール、ファンアールト

ロードシーズンを終えてオフシーズンを過ごし、現在は2022年UCIシクロクロス世界選手権の優勝を目指してコンディションを上げている。ロード、MTB、シクロクロスの3つの分野すべてでチャンピオンになりたいという野心がある。

ライバルは同世代のマチュー・ファンデルポールとワウト・ファンアールト。それを追う3番手の選手としてシクロクロスシーズンに入ったが、そのポジションには満足していない。ワールドカップ第10戦のバルディソーレ(イタリア)大会は雪の中の戦いとなり、ファンアールトとマイケル・ファントーレンハウトに次ぐ3位に終わった。

UCI XCOアルプシュタット(ドイツ)で。2021年5月9日 ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

そして第11戦でピドコックはベルギーのエリ・イゼルビットとファントーレンハウトとともにトップ争いを展開。ベルギーのデュオが優位に立っているように見えたが、ピドコックは粘り強い走りで最後に逆転し、エリートクラスのシクロクロスワールドカップで優勝した最初の英国選手となった。

翌日のナミュールでは、ピドコックのクラッシュを利してファントーレンハウトが復讐の機会を得て、ピドコックは2位に終わる。

UCI XCOワールドカップ・レジェ(フランス)を走るピドコック。2021年7月4日 ©Bartek Wolinski / RedBull Content Pool

ワールドカップ次戦は12月26日。さらに1月2日にオランダのハルストで、1月16日にフランスのフラマンビル、1月23日にオランダのホーヘルハイデでシリーズが行われる。その1週間後の米国での世界選手権が開催される。

急な雨でも安心のヘルメットレインカバーポケッタブル新発売

持ち運びやすく、急な雨でも安心の「ヘルメットレインカバーポケッタブル」がオージーケーカブトから新登場。2022年1月から発売する。カラーはライトグレー1色。1320円。

すっぽり覆うことでしっかり雨水をガード

ほとんどのサイクルヘルメットにフィットする立体縫製を採用したフリーサイズ。防水素材とヘルメット全体をすっぽり覆うことができるカバーにより、しっかり雨水をガードする。

締め付けの調整機能でしっかりフィット

背面に設けられた締め付けの調整機能により、形状や大きさに合わせてフィットさせることが可能。また、折り畳んで収納できるポケッタブル仕様で、従来製品よりも持ち運びやすくなり、急な雨でも安心のヘルメットレインカバーとなった。

ほとんどのサイクルヘルメットにフィットする立体縫製
急な雨でも安心のヘルメットレインカバーポケッタブル
夜間走行時の視認性を高める反射材

オージーケーカブトの詳細ページ

チーム名変更のキナンレーシングが新ウェブサイト公開

2022年シーズンからKINAN Racing Teamと名称を変更する同チームが公式ウェブサイトのURL変更をした。新シーズンを前に先行公開として、12月20日に新URLに切り替わった。

●KINAN Racing Team 公式ウェブサイト

主なコンテンツ
NEWS-REPORT…レースレポート、イベント参加レポート
           -FEATURE…最新のチーム情報、各種告知
           -GALLERY…レース写真、イベント写真
           -PARTNERS…スポンサー・サプライヤー企業情報、タイアップ情報
           -RIDER…所属選手最新情報
           -SOCIAL…チームに関連する話題のSNS(Twitter、Facebook、Instagram)投稿
TEAM-チーム情報、シーズンレース数・勝利数、所属選手一覧(選手データ、出場全レース結果など)
RACES-出場予定・出場済レース一覧
PARTNERS-スポンサー・サプライヤー企業一覧、各社へのリンク
CONTACT-チームへのコンタクトフォーム
STORE-KINAN Racing Teamオフィシャルウェブショップ

これまで通り、ビジュアルにこだわったインパクト十分の内容でチーム動向を知らせていく。各コンテンツとも、2022年に入ってから新シーズン情報へと移行していく。

新URL運用にともない、各種SNSのアカウントも変更された。
Twitter @KINANRacingTeam
Facebook KINANRacingTeam
Instagram @kinanracingteam

パナソニックの電動アシスト自転車がマザーズセレクション大賞

子育て期のママ、パパの1年間にわたる投票によって選出される第13回マザーズセレクションション大賞で、パナソニックサイクルテックの子ども乗せ電動アシスト自転車ギュット・クルーム・EX、ギュット・クルーム・DX、ギュット・アニーズ・DX、ギュット・アニーズ・DX・26の4モデルが2021年の大賞を受賞した。 

ギュット・クルーム・EX

ギュットシリーズは、「家族の移動から育児の質を向上させる」というコンセプトで開発し、コンビと共同開発したチャイルドシート「クルームシート」やスタンドを立てるとハンドルが固定される「スタピタ2S」を装備する。

ギュット・クルーム・DX

また、12月3日に発売した新製品ギュット・クルームR・EXとギュット・クルームR・DXには、パワーはそのままで業界最軽量を実現した「カルパワードライブユニット」を搭載し、さらに快適性を向上させている。 

ギュット・アニーズ・DX

受賞の理由は「子供が乗る場所が安定していて安心安全に乗せられる」、「走行性、パワーも十分」、「車体が低く操作がしやすい」などでマザーズセレクション大賞2021となった。

ギュット・アニーズ・DX・26

●パナソニックサイクルテックの詳細ページ