エベネプールらがVRツール・デ・フランドルに出場

新型コロナウイルス感染拡大を受けてベルギーの伝統レース、ツール・デ・フランドルが開催延期となったが、レースが行われる予定だった4月5日にプロの13選手がバーチャルレース「ツール・デ・フランドル2020ロックダウンバージョン」に出場する。

VRツール・デ・フランドルがスタートするのはヨーロッパ中央時間の15時30分。日本では22時30分。

主な出場選手は前年の覇者、EFプロサイクリングのアルベルト・ベッティオル(イタリア)、ドゥークニンク・クイックステップのレムコ・エベネプール(ベルギー)、CCCのグレッグ・ファンアーベルマート(ベルギー)、ユンボ・ビズマのワウト・ファンアールト(オランダ)。

イベントを放送するベルギーの公共放送Sporzaと、ツール・デ・フランドル主催者は、出場選手が自宅に設置したローラー台で競うというレース代替手段を実現するためにタッグを組んだ。

●ポッドキャストによる実況

ドットアウト公式サイトが2020シーズン春夏ウエア公開

DOTOUT(ドットアウト)は、2015年にイタリアで生まれた新進気鋭のサイクリングアパレルブランド。ブランド名の由来は、終止符を意味する「DOT」と、屋外を表す「OUT」の組み合わせで、「」日々忙しく過ごす日常から離れ、サイクリングを楽しもう!という意味が込められている。

グローリー・Wジャージ 1万3200円 / カブリオ・ヘルメット+HTカバー 2万1500円
コンバット・ジャージ 1万7200円 / カブリオ・ヘルメット+HTハードトップ 2万1500円
ファナティカ・ジャージ 1万4500円 / チームビブショーツ 1万3200円 / エピックキャップ 2500円
オキシゲン・Wジャージ 1万3900円 / コスモ・Wショーツ 1万3200円 / ルナ・Wグローブ 4000円 / クーペ・ヘルメット 1万8800円

イタリアでは日常がどんなに忙しくても時間を見つけサイクリングを楽しむ人が大勢いる。そんな彼らのライフスタイルを体現しているのがDOTOUT(ドットアウト)だ。

そんなイタリアンブランドのDOTOUTより、2020年春夏コレクションが入荷した。メンズ、ウィメンズともに「人とはかぶらない」スタイリッシュで個性的なアイテムが揃っている。取り扱いはカワシマサイクルサプライ

エアロライト・ジャージ 1万5800円 / ヴァーチカル・ビブショーツ 2万8400円 / ピン・グローブ 4400円 / クーペ・ヘルメット 1万8800円
パス・Wジャージ 1万3900円 / インスティンクト・Wショーツ 1万1200円 / ルナ・Wグローブ 4000円 / ストライプ・Wソックス 1700円 / エピック・Wキャップ 2500円

●ドットアウトジャパンのホームページ

CCCは選手の給与削減とスタッフ契約停止で難局を乗り越える計画

ポーランドのプロロードチーム、CCCは新型コロナウイルスによるパンデミックの影響を受け、チームスタッフ契約の大半を停止せざるを得なくなり、全選手の給与をシーズンの残りの期間大幅に削減すると発表した。

©Tim de Waele/Getty Images

レースができない期間中にチームが最小レベルでも活動維持できるようにするために、わずかなサポートスタッフだけが役割を維持する。

CCCチームのジム・オショビッチ会長は、「チームは今年レースが再開されることを期待して、これらの措置を取らざるを得なくなった」と語った。

「広範囲にわたる削減の決定は、痛みを伴うプロセスであり、数週間前にさえ予見していなかったものだ。パンデミックの経済的な影響は、タイトルスポンサーCCCのビジネスに大きな影響を与え、他のプロチームと同様に、スポンサーシップの予期せぬ減少によりキャッシュフローの不足に直面している」とオショビッチ会長。

「私たちのビジネスのこの側面は、私たちの手に負えない。早くても6月までレースは行われないだろうが、状況は絶えず進化していて、今は短期的にしか行動できない。シーズンが再び始まったときにレース出場の予算を保持するためには、一握りのスタッフを除くすべてのスタッフを一時的に停止し、選手の給料を大幅に減らさなければならなかった。レースが再開できるとすぐに、我々はできるだけ多くのサポートスタッフを復活させ、予算を再評価する立場になることを望んでいる」

「今は誰にとっても困難な時期であり、スポンサーとファンを最大限に尊重し続ける一方で、素晴らしいレースシーンが戻ってくることを待ち続けたい。困難な時期でもチームを維持するために全力を尽くし、新型コロナウイルスの状況が改善したら跳ね返したいと考えている」

●CCCのホームページ

ジャージのバックポケットにピッタリのリフレクター和柄サイフ

自転車関連通販サイトであるワールドサイクルのオリジナルブランド、R250から2020新商品第1弾として、R250 防水スマートライドポーチDX 麻の葉(asanoha)が発売された。

視認性の高い全面和柄リフレクターデザインを採用したサイクリストの定番財布

スマートフォンや小銭、カードなどライド中の必需品がすべてすっきり収納できる。麻の葉デザインは再帰反射プリント。バックポケットに入れたとき、少しはみ出た部分が車のライトに反射する。片面は黒なので、いつもリフレクターを外に向けてバックポケットに入れると、取り出してジッパーをあける動作が統一される。

アルミ製カラビナ付きで、家やワイヤー錠の鍵が取り付けられることも特徴。カラビナ用ループは左右両側についているので、お好みで付け替え可能。

内側はスマートフォンに優しい柔らかい素材を採用。止水ビスロンファスナを使用していて、少々の雨では中身は濡れたりせず、ライド中の汗などからも中身を守る。※ジッパーと素材は防水だが、縫い目は防水加工を施してないので、完全防水ではない。サイクルジャージのバックポケットにピッタリサイズ。

素材:表地/ターポリン、裏地/ポリエステル
サイズ:100x20x190mm
重量:78g
販売価格:2860円(税込み)

●ワールドサイクルの商品ページ

ボトルケージに装備できるロングサイズのツールケース

自転車関連通販サイトであるワールドサイクルのオリジナルブランド、R250から2020新商品第1弾として、R250 ツールケース スリムスーパーロングタイプ カーボン柄/ブラックファスナーが発売された。

仕切り板付きスーパーロングサイズのツールケース

スポーツサイクル用ボトルケージ(直径74mm用)に装着して持ち運ぶことができる。同社比+30mm、ビットリア比でプラス80mm(約1.5倍)の大容量。ボトルケージに取り付けたツールケースとフレームの隙間があるなら、もっと大きなツールケースが取り付け可能。これまでにない外寸260mmのロングサイズ。

上端の直径を5mm細くしたことによって、使い勝手が向上した。従来モデルでは入らなかった長さ250mmまでの携帯ポンプが収納可能。新開発の仕切り板を3個標準装備したことで整理整頓ができるのが特徴。防水ではないが、短時間の弱い雨なら大丈夫だという。雨天走行後は中身を出して本体を乾燥させることが推奨される。

仕切り板を3個標準装備

サイズ:高さ260mm x 75~70mm
重量:145g
販売価格:2530円(税込み)

●ワールドサイクルの商品ページ

2020ツール・ド・フランスは韓国開催…仏週刊誌が4月1日に伝える

フランスの政治系週刊誌「Le Point=ル・ポワン」の電子版が4月1日、2020ツール・ド・フランスの開催地を韓国にするため、関係当局が調整に入ったと伝えた。記事は細部まで詳細に記述されていたが、最後の1行に「ル・ポワンはみなさまにとってよい4月1日でありますように」と締めくくられていた。いわゆるエイプリルフールとして発信された記事。

記事はまず同じAmaury Sport Organization(ASO)が主催するパリダカールが近年は南米大陸で開催されるようになり、さらにはサウジアラビアを舞台とする道を選んだという事実から始まった。ASOはツール・ド・フランスも周到に海外進出準備を進めていたとして、今回のコロナウイルス感染拡大阻止を目的とする無観客開催を回避するために韓国にコースを移す計画にいたったとしている。

「ツール・ド・フランスには観客、歓声、道端でグッズを一般に配布し、イベントの資金の一部を提供できる広告キャラバンが必要です」と主催者本部の1人は語ったと記述。

7時間の時差を考慮して、各ステージはフランステレビジョンで中継されるとした。スタートとゴールは韓国の首都ソウルで、日程は2週間に短縮。ツール・ド・フランス主催者は先週、韓国のムンジェイン大統領と連絡を取り、コース脇で警備をする警察官の派遣などの同意を得たと書かれている。

韓国ではピレネーやアルプスに相当する山岳がないが、中規模の山岳は多く、さらにこの時期の梅雨という気象条件によって優勝を目指すエガン・ベルナル、クリストファー・フルーム、ティボー・ピノらの走りに影響するのではと分析している。

最後の1行を読んでもこれがジョークとわかりにくいが、外出禁止令が長引くフランス国民にとって笑顔を取り戻す一助として作られたニュースだと想像できる。

●ル・ポワンのエイプリルフール記事