全国で地域活性化や地方誘客を目的とするサイクルツーリズム事業ツール・ド・ニッポンが新コンセプト発表

全国で地域活性化や地方誘客を目的とするサイクルツーリズム事業「ツール・ド・ニッポン」を主催しているルーツ・スポーツ・ジャパンが、同事業の新しいコンセプトを発表した。ロゴやメインビジュアルも一新し、そのコンセプトをもとに引き続き全国各地でサイクルツーリズム事業を展開していく。

結局のところそれが「たのしい」から

「ツール・ド・ニッポン」は2012年のスタート以来、多くのサイクリスト、開催地の皆様に支えられてきました。2018年シーズンは全国18地域で26のサイクリングイベントを開催し、のべ約1万8000人の方にご参加をいただきました。また近年はイベント事業にとどまらず、サイクリングに特化したスマートフォンアプリ(ツール・ド)の開発、サイクリングガイド(TDNエスコートライダー)の養成、外国人を対象にしたインバウンドサイクリングツアーの造成など「サイクリストと地域をつなぐ」さまざまな事業を展開しています。

そしてシリーズ8年目となる2019年の開幕を迎え、ツール・ド・ニッポンのコンセプトを「たのしいがゴール。」に一新しました。サイクリストの皆さんが日本各地にサイクリングに出かけるのは、結局のところそれが「たのしい」からであると考えます。レースで順位を上げることを目標にして練習に励むのも、グルメライドに参加して地域のおいしいものを味わうのも、週末にふらっと気ままなサイクリングに出かけるのも、それはきっとその行動が「たのしい」から。ツール・ド・ニッポンは活動を通して「サイクリング」と「ニッポン」の楽しさを提供していきたいと考えています。

また一方で、サイクリストが訪れる地域の人たちにも「たのしい」と感じてもらいたいと考えています。「サイクリストが、このまちに来てくれてよかったな、たのしいな~」と感じてくれる地域が増えることを望んでいます。ツール・ド・ニッポンは、関わるすべての人たちに「たのしい」と感じてもらえる存在でありたい。サイクリングを通してニッポンをたのしくしていきたい。新しいコンセプト「たのしいがゴール。」にはそんな思いが込められています。

ジロ・デ・イタリアのeバイクレースがほぼ同日程で開催

eバイクと呼ばれる電動自転車を使ったジロ・デ・イタリアの「ジロE」が5月12日から6月1日まで開催される。2018年に続く2度目の開催だが、出場チームは5から10チーム超へ、4つのリーダージャージも設定されて本格化する。

2019年もジロ・デ・イタリアのeバイクレースが開催される ©LaPresse

ジロ・デ・イタリアは5月11日から6月2日まで全21ステージで開催されるが、ジロEは18ステージ。各ステージはゴールが同じで、競技距離は3分の2ほどで争われる。2026年冬季五輪誘致を目指すミラノ・コルチナもチームを結成し、五輪メダリストが出場する予定だ。

メインスポンサーはイタリアの電力会社「エネルX」。オフィシャルカーはトヨタ。栄養補助食品のネームドスポーツが協賛する。

ジロ・デ・イタリアのeバイクレース ©LaPresse

津田悠義がフランスでキャリア最大ともいえる勝利

2018ロード&個人TTジュニア王者の津田悠義が3月31日に行われたフランス伝統のジュニア大会、ヴァル・ド・ガロンヌ・クラシックで逃げ切り優勝した。同選手は高校の休みを利用しての本格的な欧州遠征の最中で、キャリア最大ともいえる勝利をフランスで挙げた。

津田悠義がヴァル・ド・ガロンヌ・クラシックで優勝

今回の津田はEQADSが拠点とするフランス「オートガロンヌ地方」の選抜チーム選手として出場し、フランス人チームメイトと力を合わせて優勝を飾った。

レースはかつて新城幸也が所属したBBoxブイグテレコムのチームメイト、ピエリック・フェドリゴ(アマ時代に400勝)の出身チーム「CCマルマンド47」が主催するジュニア向け大会。

2018年の優勝者であるニコラ・アモンはこのレースでの優勝後に世界選手権トラック大会のフランス・ジュニア・ナショナルチームメンバーに選出され、2019からはフランスアマ最高峰カテゴリーDN1のチームとの契約を獲得。ジュニア選手にとってのステップアップとなるレースだ。

今回のレースは、今春のフランス遠征最終戦。フランスの中でもレベルの高いレースと聞いていたので、入念にコース図などを確認しまくりました。

津田悠義のコメント
レースは85kmの大周回+8kmの周回を4周回=計118.5km。スタートから20km地点で約20名の勝ち逃げ決まり、それに乗ることに成功。次はその20人から抜け出すことを考え、80km地点(残り40km地点)の横風区間でアタックして2人での抜け出しに成功。最後は8km x 4周回の周回コースに入り残り2周回での上りでアタックして独走で体制に。そのまま踏み切って逃げ切り優勝できました。
レース展開においてもたくさん頭を使って勝てたので、本当にうれしいです。ありがとうございます。

四国初出店 トレック直営のTREK Bicycle 松山が4月26日オープン

トレック・ジャパンは、六本木ヒルズ店を軸に全国で好評のトレック直営店を、四国初出店となる『TREK Bicycle 松山』として4月26日(金)に愛媛県松山市にオープンする。

1976年に米国ウィスコンシン州ウォータールーで誕生したトレックは創業以来、卓越した技術力と革新的なスポーツ自転車の開発により、プロアマ問わず世界中のサイクリストから支持されているスポーツ自転車ブランド。

TREK Bicycle 松山は、トレックのブランドやスポーツ自転車の魅力を体感できるストアとして、常時100台近くの展示車と10台以上の試乗車を用意する。最新のロードバイクやクロスバイクはもちろん、マウンテンバイク、今注目のe-bike(電動アシストクロスバイク)など、スポーツ自転車を始めるために必要なアクセサリー類も含め、幅広いラインナップで、知識・経験豊富なスタッフが安心の製品とサービスを提供する。女性用モデルやキッズバイクもあるので、家族でも気軽に来店できる。

「クロスバイクで自転車通勤を始めたい」「ロードバイクで運動不足を解消したい」「子供と一緒にしまなみ海道をサイクリングしてみたい」など来店者の要望に合わせて、自転車を通じた幅広いライフスタイルをメーカー直営店として自信をもって提案したいという。

また、スポーツ自転車のメンテナンスも、メーカーを問わず受け付けてくれるので、所有のスポーツ自転車で不具合などあったら気軽に相談できる。

「松山を中心に、趣味としてスポーツ自転車を楽しむ人が増えるよう、地域の皆さまとの出会いを大切にしたストア作りを目指して参ります。ぜひお気軽に『TREK Bicycle 松山』へお立ち寄りくださいませ!」と同社。

TREK Bicycle 松山
運営:トレック・ジャパン株式会社
住所:〒790-0044 愛媛県松山市余戸東1-3-1
オープン日:2019年4月26日(金)
営業時間:11:00~20:00
定休日:木曜日
駐車場:あり
電話番号:089-965-3777(オープンより開通)
ストアサイト
Facebook
Instagram

Trek Bicycle Store
米国でシェアNo.1を誇るスポーツバイクブランド、Trekの直営店。今回オープンする松山を含め、六本木、大阪、神戸など、全国に10店舗を構え、スポーツ自転車の楽しみ方を熟知したスペシャリストが集まるストアとして、初めてスポーツ自転車に触れる人からベテランライダーまで最高のおもてなし接客とサービスを提供。

ジロ・デ・イタリアがカステリ製のリーダージャージを公開

ジロ・デ・イタリアの主催者RCSとラ・ガゼッタデッロスポルト新聞が、3月27日にミラノで2019年のリーダージャージを公開した。イタリアのサイクリングウエアメーカー、カステリ製。第102回大会は5月11日から6月2日まで。

マリアローザ ©LaPresse

ジャージは空気抵抗の低減を実現して、素材や縫製に趣向を凝らしたエアロタイプ。汗をかく部位には吸汗速乾生地を使うなど、4種類の素材を適所に配置した。ファスナーの金具はジロ・デ・イタリアの象徴とも言える金色のトロフィー。

マリアアッズーラ ©LaPresse
マリアチクラミーノ ©LaPresse
マリアビアンカ ©LaPresse
カンディード・カンナーボ氏のサイン

新人賞のマリアビアンカの襟の内側には、かつてのラ・ガゼッタデッロスポルト編集長、カンディード・カンナーボ氏の10周忌を悼むために同氏のサインを挿入した。

大会の新スポンサーに、イタリアの男性用下着メーカー「インティミッシミ・ウオモ」が加わり、ジャージのファスナーを開けると同社ロゴが出現するようなデザインを採用した。

ファスナーを開けると防風リブに下着メーカーのロゴが出現する ©LaPresse

ジロ・デ・イタリア、ツール・ド・フランスとともにグランツール(3大ステージレース)となるスペインのブエルタ・ア・エスパーニャはイタリアのサンティーニ社製ジャージを採用。4月3日にマドリードでリーダージャージをお披露目する。

あさひオリジナルサイクルウエアブランド「ILMIK」春夏ライン

快適な自転車ライフを提供する自転車専門店のあさひは2019年3月下旬より、あさひのオリジナルサイクルウエアブランド「ILMIK」春夏ラインの展開を、全国のサイクルベースあさひ各店(店頭展示は約150店舗)、あさひ公式オンラインショップで開始する。

あさひはこれまで、「SHIFT TO SPORTY」をスローガンにスポーツスペシャリティストアの出店や実用性とコストパフォーマンスに優れたあさひオリジナルスポーツサイクルの開発に取り組み、国内のスポーツサイクルの普及と市場活性化に取り組んできた。

ビギナーサイクリストに対してもサイクリングの楽しさをより感じてもらえるよう、シンプルなデザインに高い機能性とコストパフォーマンスを備えたあさひオリジナルサイクルウエアブランド「ILMIK」春夏ラインを展開する。

バックポケット付Tシャツ
1980円(税込)

吸汗速乾性の高いポリエステル素材に春夏時期のサイクリングにうれしいUVカット機能付き

ILMIKウエアは、ポタリングなどのカジュアルなサイクリングや自転車を降りて街を歩く間でも街に馴染み、気軽に着用できるようトーンを抑えたカラーリングとシンプルなデザインを採用している。

また、吸汗速乾素材やベンチレーション機能、乗車時の前傾姿勢にフィットして風によるバタつきを抑えるフォルムなど、サイクリングを快適に楽しむために必要な機能を詰め込んだアイテムでありながらも、気軽に一式揃えられるようリーズナブルな価格で展開している。

乗車時の前傾姿勢をとっても収納物が邪魔にならず、安定するバックポケットを採用
胸元のブランドロゴや袖のデザインに反射素材を採用し、夜間の安全をサポート。レディースはポケット部に採用

『ILMIKウエア』ブランドVISION

「サイクルウエアが、もっと身近に」。前傾姿勢で風を切り、ペダルを踏むほどに上昇する体温。自転車に乗る人の身体を快適に維持するために、サイクルウエアのデザインや機能にはすべて理由がある。
「ILMIK」は、自転車を楽しむあなたに寄り添うサイクルウエア。シンプルながらもライドに求められる機能が詰まったアイテムを、抜群のコストパフォーマンスでお届け。

【特徴】
1.街に溶け込めるシンプルなデザイン
スポーツウエアは派手なカラーやタイトなデザインが多い中、ILMIKではトーンを抑えたカラーリングと適度にゆとりを持たせたシルエット、シンプルなデザインを採用し、カジュアルなサイクリングや街中でも気軽に着用できる。

2.快適なサイクリングをサポートする高い機能性
吸汗速乾素材やベンチレーション機能、乗車時の前傾姿勢にフィットし、風によるバタつきを抑えるフォルムを採用するなど、サイクリングに必要な機能を備えている。サイクリング専用ウエアの着用で走行中もストレスなく、快適なサイクリングを楽しむことができる。

3.気軽に一式揃えられるコストパフォーマンス
サイクリングに求められる機能性はそのままに、自社で企画開発から販売までを行なうことで、これからスポーツバイクを始めるエントリー層やビギナーサイクリストにも気軽に購入できるリーズナブルな価格を実現した。

フルジップパーカー 3980円(税込)