ドイツのキャニオン・スラムが世界選手権チームタイムトライアル優勝

ドイツのキャニオン・スラムが9月23日にオーストリアのインスブルックで開催された世界選手権ロード・女子チームタイムトライアルで優勝した。距離54.5kmを1時間01分46秒6で走破。平均時速は52.544km。

キャニオン・スラムが女子チームタイムトライアルを制す © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

2位は21秒09遅れでボエルスドルマン、3位は28秒67遅れでサンウェブ。

女子チームタイムトライアル優勝のキャニオン・スラム。2位はボエルスドルマン、3位はサンウェブ © Innsbruck-Tirol 2018 / BettiniPhoto

●世界選手権ロードの関連記事まとめ

世界チャンピオンに挑む…サガン、バルベルデ、S・イェーツ、アラフィリップ、ログリッチ

自転車ロードレースの世界チャンピオンを決める世界選手権ロードが9月23日にオーストリアのチロル地方にあるインスブルックで開幕する。合計12種目が行われ、最終日の30日にはエリート男子ロードが開催される。

チームタイムトライアルの練習をするボーラ・ハンスグローエ © Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

エリート男子ロードは距離258.5km。午前9時40分(日本時間午後4時40分)にスタートし、ゴール予定は午後4時50分(同午後11時50分)。

大会4連覇をねらうペテル・サガン(スロバキア)をはじめ、アレハンドロ・バルベルデ(スペイン)、サイモン・イェーツ(英国)、ジュリアン・アラフィリップ、ロマン・バルデ、ティボー・ピノ(以上フランス)、プリモシュ・ログリッチ(スロベニア)、ジャンニ・モスコンとビンチェンツォ・ニーバリ(イタリア)、ナイロ・キンタナとミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)、ステーフェン・クライスバイク(オランダ)、ダニエル・マーティン(アイルランド)、ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)、ティム・ワレンス(ベルギー)、中根英登(日本)らが出場する。

歓迎のあいさつをするインスブルックのゲオルグ・ウィッリ市長 © Innsbruck-Tirol 2018 / Franz Oss

男子チームタイムトライアルは23日(日)。距離62.8km。第1チームスタートは午後2時40分(日本時間午後9時40分)、最終チームのゴール予定は午後5時05分(翌日0時05分)。
前年優勝のサンウェブ(ドイツ)をはじめ17チームが出走。BMC(米国)、ミッチェルトン・スコット(オーストラリア)、ロットNLユンボ(オランダ)、クイックステップフロアーズ(ベルギー)、スカイ(英国)など。

© Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

男子タイムトライアルは26日(水)。距離52.5km。第1選手スタートは午後2時10分(日本時間午後9時10分)、最終選手のゴール予定は午後5時10分(翌日0時10分)。
前年優勝のトム・デュムラン(オランダ)、ローハン・デニス(オーストラリア)、ホナタン・カストロビエホ(スペイン)、ステファン・キュング(スイス)、ビクトール・カンペナールツ(ベルギー)、トニー・マルティン(ドイツ)、バシル・キリエンカ(ベラルーシ)、アレックス・ドーセット(英国)、ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルク)、ジョーイ・ロスコフ(米国)ら。

© Innsbruck-Tirol 2018 / Jan Hetfleisch

●各レースの日程

世界選手権インスブルック・チロル大会が9月22日から30日まで開催

サイクリスト国勢調査…行政や地域にサイクリストのことをよく知ってもらう活動に反映

サイクリスト国勢調査が、全国サイクリング大会を運営するツール・ド・ニッポンを主体として調査を実施している。調査期間は2018年9月20日(木)~2018年10月7日(日)。インターネットで答える形式で、設問数は40問。所要時間は約20分。対象は年1日以上自転車利用者(レジャー、競技)かつ直近1年間で、自転車に乗って生活圏ではない地域を走ったことがある人。調査結果は「サイクリストのトリセツ」としてツール・ド・ニッポンサイトに公開される。

同調査は全国サイクルツーリズム連携推進協議会(代表団体:一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパン)として、国土交通省観光庁「平成30年度テーマ別観光による地方誘客事業」の一環として実施するもの。

調査への回答ページ

世界選手権インスブルック・チロル大会が9月22日から30日まで開催

ロードレース世界選手権インスブルック・チロル大会が9月22日から30日まで、オーストリアのチロル地方にあるインスブルックとその周辺で開催され、12の競技で世界チャンピオンを決める最高峰の戦いが繰り広げられる。コースはアップダウンの厳しいもので、真の実力者を決めるにふさわしい舞台が設定された。

© Innsbruck Tourismus / Tom Bause

9月22日(土)09:00 – 12:00 UCIチームタイムトライアル公式練習
9月23日(日)10:10 – 12:05 UCI女子チームタイムトライアル
9月23日(日)14:40 – 17:05 UCI男子チームタイムトライアル
9月24日(月)10:10 – 11:55 ジュニア女子個人タイムトライアル
9月24日(月)14:40 – 16:50 U23男子個人タイムトライアル
9月25日(火)10:10 – 12:40 ジュニア男子個人タイムトライアル
9月25日(火)14:40 – 16:50 エリート女子個人タイムトライアル
9月26日(水)09:00 – 12:00 ロードレース周回コース公式練習
9月26日(水)14:10 – 17:10 エリート男子個人タイムトライアル
9月27日(木)09:10 – 11:15 ジュニア女子ロードレース
9月27日(木)14:40 – 18:15 ジュニア男子ロードレース
9月28日(金)12:10 – 16:50 U23男子ロードレース
9月29日(土)12:00 – 17:00 エリート女子ロードレース
9月30日(日)09:40 – 16:40 エリート男子ロードレース
日本との時差は7時間。上記の現地時間に7時間をプラスしてください。
(例=現地の16:40は日本の23:40)

世界選手権ロードの周回コース部分。ジュニア男子はショートラップ2周、U23は4周、女子は3周、エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

世界選手権エリート男子ロードの周回コース部分

世界選手権ロードの周回コース高低表。エリート男子はショートラップを6周し、最後にロングラップを1周する

全カテゴリーで使用するショートラップと、エリート男子のみ使用するロングラップの高低表

男子エリート・U23・ジュニア、女子エリートの全カテゴリーはクーフシュタインをスタートして90.6kmを走り、インスブルックの周回コースへ

インスブルックの周回コース。下がショートラップ、上の部分を含めたものがロングラップとなる

エリート男子が最後に走るロングラップに待ち構える勾配値28%の激坂グラマルトボーデン

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルのコース

世界選手権エリート男子個人タイムトライアルの高低表

世界選手権男子チームタイムトライアルのコース

世界選手権男子チームタイムトライアルの高低表

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終盤のアタックに反応した山本元喜が4位…ツール・ド・シアク第4ステージ

インドネシア・スマトラ島を舞台に行われてきたステージレース、ツール・ド・シアク(Tour de Siak、UCアジアツアー2.2)は9月21日の第4ステージをもって閉幕。最終日は大会拠点都市シアクの市街地サーキットでの97.6kmで争われた。キナンサイクリングは、レース終盤にプロトンで発生したアタックに山本元喜が反応。そのまま集団の追い上げをかわし、4位でフィニッシュした。また、中盤から終盤にかけてはサルバドール・グアルディオラが逃げグループでレースをリードするなど、チームとしてよい形で大会を終えている。

ツール・ド・シアク第4ステージ ©︎KINAN Cycling Team / Syunsuke FUKUMITSU

18日に開幕した大会は最終ステージ。大会初日からライバルチームの猛攻と徹底マークに遭ったキナンだったが、前日の第3ステージで新城雄大が逃げグループでレースを展開。ビッグリザルトにこそつながらなかったが、存在感を示す走りを見せ、最終ステージへとつなげた。

その最終第4ステージ。17kmに設定された市街地コースをおおよそ6周回するレースは、鋭角コーナーやラウンドアバウトがあり、スピードとともに集団内でのポジショニングも求められる。ショートステージだが、逃げ切りが決まる可能性もあり、キナンとしてもあらゆる展開を想定。個人総合でチーム最上位につける山本の順位アップもねらいながら臨んだ。

現地時間午後2時8分(日本時間午後4時8分)にスタートが切られると、予想通り激しいアタックの応酬。2周回目に入るころには、個人総合首位のマシュー・ゼノヴィッチ選手(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル)を含む8人が逃げグループを形成。リーダージャージ自らレースを先行する状況となり、追う立場となったキナン勢は果敢に追走を試みる。

しばらくは先頭をいく8人とメイン集団とが30秒前後のタイム差で進んでいたが、この形勢は中盤までには落ち着き、いったん集団は1つとなる。ここで流れを変えたのはグアルディオラ。4周回目に入ってアタックを成功させ、3人の逃げグループを率いる。

グアルディオラら逃げメンバーが個人総合成績に大きく関係する選手たちではなかったことから、メイン集団のコントロールを担うセントジョージコンチネンタルは無理に追うことはせず、30秒前後のタイム差で進行。グアルディオラを前に送り込んだキナン勢は、終盤に備えて集団内の好位置を確保していった。

5周回目に4人となった逃げグループだったが、最終周回を目前にメイン集団がペースを上げ、タイム差が縮まっていく。20秒差で残り1周の鐘を聞いたが、フィニッシュまで10kmとなったところで15秒差。逃げ切りの可能性に賭けて粘ったグアルディオラだったが、ほどなくして集団へと戻ることとなった。

このままスプリント態勢に入るかと見られたレースは、残り3kmで大きな局面を迎える。有力チームを中心にアタックが発生し、これにキナン勢も反応。山本がセントジョージコンチネンタル勢をマークし、そのまま集団に対しリードを奪う。

最後の長い直線も先頭をキープした山本らは、集団の追い上げをかわしてステージ優勝争いへ。4人による勝負となり、残り200mから加速した山本だったが、わずかに及ばず。それでもステージ4位を確保。他の4選手もトラブルなくフィニッシュラインを通過した。

全4ステージを終えて、キナンは山本の個人総合17位が最高。ライバルチームに大会前半でリードを奪われ、そのまま最終成績に反映した形となったが、第3ステージ以降は逃げやアタックから見せ場を作るなど、今後に向けてよい形で大会を終えることができている。久々のレースだった選手もステージを追うごとにコンディションの高まりを実感している様子だ。

チームの次戦は、9月26~29日のインターナショナル・ツール・ド・バニュワンギ・イジェン(International Tour de Banyuwangi Ijen、UCIアジアツアー2.2)。今回と同じインドネシアでのステージレースに臨む。ツール・ド・シアクとは対照的に、ジャワ島東部の山岳地帯が舞台となる。チームが得意とする山岳での戦いで、今回の雪辱を誓う。

ツール・ド・シアク第4ステージ(97.6km)結果
1 アクマルハキーム・ザカリア(マレーシア、チームサプラサイクリング) 2時間19分34秒
2 ライアン・カヴァナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +0秒
3 アフィク・オスマン(マレーシア、トレンガヌサイクリングチーム)
4 山本元喜(KINAN Cycling Team)
5 ディラン・ペイジ(スイス、チームサプラサイクリング) +1秒
6 ラクマド・ウィビソノ(インドネシア、PGNロードサイクリング)
38 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team)
41 新城雄大(KINAN Cycling Team)
54 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +22秒
56 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +1分45秒

個人総合時間賞
1 マシュー・ゼノヴィッチ(ニュージーランド、セントジョージコンチネンタル) 11時間52分35秒
2 マーカス・クレイ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +8秒
3 ベンジャミン・ダイボール(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +3分49秒
4 ライアン・カヴァナフ(オーストラリア、セントジョージコンチネンタル) +4分37秒
5 ディラン・ペイジ(スイス、チームサプラサイクリング) +4分49秒
6 アクマルハキーム・ザカリア(マレーシア、チームサプラサイクリング) +4分50秒
17 山本元喜(KINAN Cycling Team) +5分6秒
36 新城雄大(KINAN Cycling Team) +5分17秒
46 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) +5分38秒
54 トマ・ルバ(フランス、KINAN Cycling Team) +9分33秒
57 マルコス・ガルシア(スペイン、KINAN Cycling Team) +16分2秒

ポイント賞
1 モハマド・アブドゥルハリル(マレーシア、チームサプラサイクリング) 27pts
15 山本元喜(KINAN Cycling Team) 8pts
25 新城雄大(KINAN Cycling Team) 3pts
28 サルバドール・グアルディオラ(スペイン、KINAN Cycling Team) 2pts

チーム総合
1 セントジョージコンチネンタル 35時間42分19秒
8 KINAN Cycling Team +10分57秒

山本元喜

山本元喜のコメント
アタックが決まった局面は残り3kmを切ったあたり。セントジョージコンチネンタルの選手が前をめがけて飛び出したので、この動きが決定的になると読んで自分も続いた。先頭交代のローテーションにも加わったが、できるだけ勝負に集中できるよう位置取りを優先した。スプリントは前日までの反省から、残り200mまで待って加速したが、自分にとってはそれでも早すぎたかもしれない。他の選手とのスピードの違いは感じなかっただけに、こうした形での勝負を経験しているかどうかの違いが勝敗に表れたように思う。アタックの直前にはトマや(新城)雄大も動いてくれて、それに助けられた。
今大会はリザルトには結びつかなかったが、みんなうまく仕上がっていると思うので、それを次戦で発揮したい。

サルバドール・グアルディオラ

サルバドール・グアルディオラのコメント
4周回目に前方で動きがあったので、逃げが決まると思って一緒に反応した。レースリーダー(セントジョージコンチネンタル)のペースメイクによって最終周回に捕まってしまったが、トライできたことはよかった。ツール・ド・シアクはとてもいいレースだと感じている。平坦系のステージレースだったため本領発揮とはいかなかったが、山岳がメインの次戦は力を発揮できると思う。

フアンホセ・ロバトがイタリアのコッパサバティーニで優勝

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのフアンホセ・ロバトが9月20日にイタリア・トスカーナ地方で開催されたコッパサバティーニで、残り400mからロングスパートを仕掛け、後続を振り切って優勝した。

コッパサバティーニは残り400mでロングスパートを仕掛けたロバトが後続を振り切り優勝

2018年で66回目の開催を迎えたイタリア・トスカーナ地方でのワンデーレース、コッパサバティーニ(UCIヨーロッパツアー1.1)は、丘の上の美しい小さな町ペッチョリを拠点に変則的な周回コースを使う195.9kmのレース。合計10回通過するフィニッシュラインは高低差約80mを一気に駆け上がる丘の上に設定されていて、終盤はその登坂区間を含む12.2kmの短い周回コースを6周回するコースレイアウトだ。

2018年は7つのワールドツアーチームをはじめ、多くのトップ選手が参戦し、ハイレベルなレースになった。

イタリア・トスカーナ地方で開催されたコッパサバティーニ

序盤よりレース復帰したばかりのエドアルド・グロスを含むプロコンチネンタルチーム6名の逃げが先行していった。集団をコントロールするのはスカイ、バーレーン・メリダ、FDJといった有力なワールドツアーチーム。逃げは順調に距離を重ね、最後の小さな周回コースまでリードを保ち先行した。残り50kmを切ると、グロスをはじめ遅れる選手がいて、一時単独でファウスト・マスナダ(アンドローニ)が先頭に立った。

集団内での動きも活発になり、周回を重ねるごとに登坂区間でのスピードもペースアップ。最終周回に入る前に集団は一つとなり、次々にアタックがかかっていくが、決定的なものはなく、残り1kmの鋭角コーナーを抜け、登坂区間に差しかかるとビンチェンツォ・アルバネーゼ(バルディアーニ)がカウンターアタック。

しかし、残り400mの急カーブでバランスを崩して落車するアクシデントが発生すると、アルバネーゼのすぐ後ろに付けていたメイン集団が動揺。その一瞬の隙をついて、フアンホセ・ロバトが一気に集団を引き離す素晴らしいアタックで先頭に立ち、そのまま後続を寄せ付けずにフィニッシュラインに先着した。後続のメイン集団でのスプリントはマルコ・カノラが3番手、全体の4位でフィニッシュ。マルコ・ティッツァも11位に続く好成績を残した。

ゴール後にチームメートと抱き合うロバト

ロバトは、今季序盤はチーム探しに翻弄し、2月下旬にNIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのメンバーとなり、通常よりも遅いシーズンインを迎えた。しかし、5月には鎖骨骨折の不運に見舞われ苦難のシーズンを送っていたため、ロバトにとって今回の勝利は大きな意味をもつもので、ゴール後のロバトのもとにはチームの垣根を超えて、大勢の選手たちが祝福に集まった。ロバトの通算勝利数は15、チームの今季勝利数は10となった。

優勝のロバト。左が2位のコルブレッリ、右が3位のモスコン

コッパサバティーニ
1 LOBATO Juan José Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini 4:41:40
2 COLBRELLI Sonny Bahrain Merida Pro Cycling Team
3 MOSCON Gianni Team Sky
4 CANOLA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
11 TIZZA Marco Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini
53 PONZI Simone Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +0:33
85 BAGIOLI Nicola Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +1:33
86 HATSUYAMA Sho Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini +1:40
DNF GROSU Eduard Michael Nippo – Vini Fantini – Europa Ovini

フアンホセ・ロバトのコメント
厳しいシーズンの終わりに勝利することができて、心からうれしく思っている。今年は遅いシーズンイン、そしてシーズン中盤はケガのためにレースに出場できず、本当にツラいシーズンだった。今はとても気分がよく、シーズン序盤に自分を信じてくれたチームに恩返しをすることができてよかった。チームにとって重要なイタリアのレースで、名だたるトップ選手たちを相手に勝てたこともうれしい。

初山翔のコメント
スタート直後の大きな逃げに気をつけて、レース最後は今日の登りゴールに向いてる3選手の位置どりに尽力するようにとオーダーを受ける。集団内で距離を消化したが、とても暑く、ボトルの消費が激しかったので忙しかった。ラスト2周からポジション争いのアシストをするが、平坦でアシストをしてからの登りはとてもきつかった。最終周回の登り口で出し切ってゴールした。

今後のレーススケジュール(予定)
9月17日〜23日 Tour of China II 中国 アジアツアー2.1
9月22日 Memorial Marco Pantani イタリア ヨーロッパツアー1.1
9月23日 Trofeo Matteotti イタリア ヨーロッパツアー1.1
10月6日〜13日 Tour of Taihu Lake 中国 アジアツアー2.1
10月6日 Giro dell’Emilia イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月7日 Gran Premio Bruno Beghelli イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月9日 Tre Valli Varesine イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月10日 Milano-Torino イタリア ヨーロッパツアー1.HC
10月13日 Il Lombardia イタリア 1.ワールドツアー

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニのメンバー