トレックが高性能かつ多用途で”遊べる”ロードバイク「Checkpoint(チェックポイント)」を発表した。冒険好きなグラベルライダー向けに作られたモデルで、舗装路もダートも走れることで人気の「グラベル」カテゴリーに位置する。
チェックポイントは、トレックのCrockettやBooneシクロクロスバイクの改良版ではなく、イチから設計がなされ、新たなジオメトリーを開発し、舗装路やダート、さらにグラベル、すなわち過酷な悪路での長距離ライドに耐えられる高品質パーツと組み合わせた。Stranglehold調整式ドロップアウト、広いタイヤクリアランス、用途を広げて簡単にカスタムできる豊富なマウントなど、冒険を支える特徴を数多く備えている。グラベルのみならず舗装路でも十分な性能を発揮するため、これ1台で平日や休日のあらゆるシーンで使える。
速くて楽しい
あらゆるライダーのニーズに応えるため、カーボンとアルミの全3モデルを用意。SL 5、ALR 5、ALR 4。SLモデルの高品質な500シリーズOCLVカーボンと、ALRモデルの軽量な300 Series Alphaアルミが機敏な走りに貢献。特徴の1つはそのユニークなグラベル専用ジオメトリー。長距離ライドや荒れた路面で快適だが、多くのグラベルライダーが求める速さや機敏な走りを余裕で実現できるほどアグレッシブだという。
トレックのBooneシクロクロスバイクと比べて、リーチはほぼ同じ、スタックはやや高めで、ボトムブラケット下がりは低め。チェーンステー長とホイールベースは同じ。ボトムブラケット高を下げたことで長距離ライドで求められる安定性が高まり、短めのホイールベース、長めのリーチ、そして比較的低いスタックが機敏さと操作性を高めている。
高性能で信頼できるテクノロジー
SLモデルには、DomaneやBooneに搭載されているリヤIsoSpeedテクノロジーが採用され、縦方向の振動吸収性とそれに伴う快適性を高めている。IsoSpeedは、険しい路面からの不快感と疲労を生む振動を最小限に抑え、快適で効率よく、長い距離を力強く走られるようにした。カーボンシートマストキャップやフレームを飛び石などから守るCarbon Armorを搭載、シングルスピードや電動ドライブトレインへの載せ替えも簡単。
どのモデルも前後12mmのスルーアクスルと、チェックポイントに乗れば必然的に出くわす泥や土からケーブル類をすっきりとした見た目で保護するControl Freak 内蔵ワイヤリングを採用。
カスタムの幅が広い
CrockettやStacheと同様、Strangleholdドロップアウトを採用し、走りの内容に応じてジオメトリーやギヤ比を変更できる。例えば、最長にセットすると長距離ライドやバイクパッキングに適した安定性が得られ、ホイールベースを短めにセットするとグラベルレースに適した機敏さと優れた応答性を実現。シングルスピード化も素早く簡単。
標準装備の35mm幅のタイヤは、多くのライダーにぴったりだが、太さを変えれば走りも変えられる。砂利道を含む舗装路を走るライダーは固くて速い28mmを、轍や岩でいっぱいのコースを冒険したいライダーはノブありの45mm幅がいいという。このようにさまざまなタイヤ幅に対応できるため、ライダーの好みを実現しやすくできるよう仕上がっている。
チェックポイントには多くのマウントがあり、機能性や多用途性を高めている。フロントトライアングルのシートチューブとダウンチューブのマウントにはウォーターボトル3本 (サイズ56cm以上) 、または低めの位置に2本とフレームバッグを取り付けられる。ダウンチューブ裏側にはさらにもう1本のボトルが取り付け可能。
Lowriderフォークマウントには、トレック720フォークラックなどのラックを取り付けられる。リヤラックマウントを使えばさらに多くの荷物を載せられ、隠れたフェンダーマウントが悪天候での泥や水撥ねを防ぐ。SLモデルはトップチューブマウントを採用し、必需品を出し入れしやすいバッグも簡単に取り付けられる。
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