ランダがティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ優勝…トーマスが首位を奪還

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは大会4日目となる3月10日に第4ステージが行われ、モビスターのミケル・ランダ(スペイン)が大会初優勝。スカイからエース格で現チームに移籍しての初勝利でもあった。

ミケル・ランダがステージ優勝 © LaPresse/Fabio Ferrari

「この日のコースは亡くなった元チームメート、ミケーレ・スカルポーニの故郷近くでもあったから、フィニッシュラインを通過したときは天にいる彼にこの勝利を捧げるつもりで手を挙げた」とランダ。
「モビスターは昨年までのスカイよりもストレスを感じることなく、いつでもアタックできる環境にあるので走りやすい」

ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

ティレーノ〜アドリアティコ第4ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

総合成績では首位ゲラント・トーマス(英国、スカイ)がレース終盤にメカニックトラブルで遅れ、BMCのダミアノ・カルーゾ(イタリア)が初日以来となる首位を奪還した。

BMCのダミアノ・カルーゾが総合1位に ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

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7ITAが春夏コレクションを発表…人気アイテムは3月中に在庫切れする傾向に

7ITA(セブンアイティーエー)が5回目の春夏コレクションを発表した。イタリアで30年以上にわたり一貫してサイクルウエアのみを作り続けているGSG(ジェッセージ)と、日本のセブン・バイシクルのコラボレーベル。職人魂と技術、デザインセンスを駆使して、ユニークでクールなサイクルウエアを日本向けにリリースしている。

小さなブランドで生産数も少ないこともあって、例年人気アイテムは3月中に在庫切れする傾向にある。
「イタリアGSG社ともども、みなさまへの感謝をこめて製作しました。少しでもみなさまに笑顔が広がるように願っています」とのこと。

7ITA 2018 Summer Collection

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初山翔がティレーノ〜アドリアティコで逃げ、バジョーリの山岳賞防衛に貢献

NIPPO・ヴィーニファンティーニ・ヨーロッパオヴィーニの初山翔がティレーノ〜アドリアティコ第3ステージで逃げ、チームメートであるニコラ・バジョーリの山岳賞防衛に大きく貢献した。勾配20%の“壁”のような坂を2回登る厳しいフィニッシュが組み込まれた第3ステージでは、フォッロニカからトレビまでアップダウンを繰り返す239km、大会最長距離だった。

初山翔がアタック ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2018

前日のステージを終えて、山岳賞ジャージを獲得したバジョーリの山岳賞を守ることを第一の目標としてスタートを切った。スタート直後のアタックにバジョーリが反応。さらに作戦通りに初山も続き、他のプロコンチネンタルチームの選手を含む5人の逃げができた。5選手は脚が揃い、すぐに集団から8分強のリードを得た。

フィニッシュ地点のほか、コース上に3カ所の山岳ポイントが設定されていたが、バジョーリはすべて1位通過に成功。初山も上位通過し、ライバル選手にポイントを与えないなどバジョーリのために力走をみせた。バジョーリは3つめの山岳ポイントを過ぎた時点で山岳賞ポイントを合計20点まで伸ばし、このステージでの山岳賞ジャージを確実なものとした。また初山も暫定で山岳賞3位につけることになった。239kmの長いステージだったが、その後も逃げ集団はうまく協調しながら走り続けた。最後の周回コースに入った残り12km地点で初山は脱落。その後もバジョーリを含む2選手が先行を続け、そこから最初の激坂区間を前にバジョーリがアタック。一時単独で先頭に立ったが、ハイペースで追い上げるメイン集団により吸収された。

協調しながら走り続ける初山を含む5人の先頭集団 ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2018
山岳賞リーダーを守ったプロ2年目のニコラ・バジョーリ ©Luca Bettini/BettiniPhoto©2018

周回コースを1周回すると集団はどんどん小さくなり、最後はトラブルで後退したマルコ・カノラに代わり、クライマーであるイバン・サンタロミータが粘りの走りをみせて、区間28位でフィニッシュした。

初山翔

初山翔のコメント
自分がジャージを獲得したわけでも、上位入賞したわけでもないが、今のコンディションや自分のレベルを考えると今日はいいレースができたと思う。今日はバジョーリの山岳賞キープを第一の目標とし、さらに可能なら自分も逃げに乗るというオーダーだった。0km地点のアタックで逃げが決まり、自分は少し遅れて追いつき、その後は5選手で最後までうまく回った。山岳賞を狙うライバルチームもあったが、バジョーリのポイント差を広げるために、監督の指示もあり、最初と2番目は自分がバジョーリに次いで2位通過した。コンディションが確実に上がっている実感がある。明日からのステージはミーティング次第だが、またチャンスをみて逃げを狙っていきたい。

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ピナレロ・ドグマF10にマットブラックとカーボン生地が見えるBOB登場

ピナレロが先日発表したDOGMA(ドグマ)F10の新色 “Shades” (シェード)シリーズに、新しくBOBが追加された。同カラーはDOGMA F10 DISKにも用意される。

マットブラックベースのカラーに、カーボン地が見えるシャイニークリアからシャイニーブラックに変化するグラデーションがダウンチューブ上面に入っている。また、シートチューブ上端からシートポストにかけて後ろ側がシャイニーブラックとなっている。ロゴもシャイニーブラック。

DOGMA F10に新しくBOBが追加

DOGMA F10 200/BOB
フレームセット68万円(税別)

DOGMA F10 DISK 948/BOB
フレームセット70万円(税別)スルーアクスルシャフト付属

DOGMA F10の新色 “Shades” (シェード)シリーズに新しくBOBが追加

ピナレロジャパンのホームページ

ログリッチがティレーノ〜アドリアティコ第3ステージV…首位はトーマスに

イタリア半島を横断する7日間のステージレース、ティレーノ〜アドリアティコは大会3日目となる3月9日に第3ステージが行われ、ロットNL・ユンボのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が残り1kmから単独で抜け出し、スロベニア選手として大会初優勝を遂げた。

ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージを制したログリッチ ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

「ゴールまでまだあるところでアタックする作戦だった。ボクはこれまで何度もゴール勝負で負けているからね」とログリッチ。
「この大会は総合成績の上位をねらうつもりだったけど、昨日は落車によってマシンが壊れてしまって遅れを取り、その夢が絶たれてしまった。だからステージ優勝することに目標を変えた」

ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージ ©LaPresse/Fabio Ferrari

スカイのゲラント・トーマス(英国)はログリッチから7秒遅れの単独4位でゴールして、総合成績で1位になった。チームエースのクリストファー・フルーム(英国は)10秒遅れの5位集団の中でゴールして、トーマスから3秒遅れの総合3位に。トーマスは「いつでもフルームがテイクオーバーしてもいい」と語っていて、総合優勝をねらう好位置につけた。

ティレーノ〜アドリアティコ第3ステージで首位に立ったゲラント・トーマス ©LaPresse/Gian Mattia D’Alberto

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山本純子がレッドブル・クラッシュドアイス最終戦に…安床ブラザーズ初参戦

アイスホッケー、ダウンヒルスキー、スノーボードクロスの要素を取り入れたアイスクロスダウンヒル競技の世界選手権、「ATSX Red Bull Crashed Ice(レッドブル・クラッシュドアイス)World Championship」が2017-18シーズン最終戦となる第4戦決勝を3月10日(土)=日本時間の3月11日(日)=にエドモントン(カナダ)で開催される。シーズン全戦に出場している山本純子(35=北海道在住、会社員)に加えて、インラインスケート・ハーフパイプのアスリートで、数々の国際大会で優勝を果たしている安床エイト(34)と安床武士(31)の安床ブラザーズがレッドブル・クラッシュドアイスに初参戦。

米国セントポール大会で果敢に戦った山本純子 ©Mihai Stetcu/Red Bull Content Pool

全戦出場の山本は最終戦に向けて「いよいよ今季最終戦を迎えます。各大会を転戦する中で身に着けた技術や改善してきたことをしっかりレースにつなげて、勝ち抜いていきたいと思います。ご声援よろしくお願いします!」とコメントしている。

安床ブラザーズは、最終戦エドモントン大会でレッドブル・クラッシュドアイス初参戦を果たすが、3月3日にカナダのケベック州ラサールで開催されたレッドブル・クラッシュドアイス下位カテゴリー大会「ライダーズカップ」に参戦し、本戦前のシミュレーションを行った。ライダーズカップ出場後、兄のエイトは「アイススケートを履いてするジャンプ、スピード感など全てが初めの体験でした。カーブテクニックはもっともっと追求していく必要があることを実感できたので、エドモントンではそれを少し改善しながら、勝つという気持ちも込めて走りたいと思います」とコメント。

弟の武士は「当初はもっと悪い結果をイメージしていましたが、思っていたよりもいい結果でちょっと自信がつきました。また自分の課題がはっきり見えました。エドモントン大会は計算できないので全力で挑戦し、来シーズンにつなげたいと思います」とコメントしている。

インラインスケート・ハーフパイプで数々の国際大会で優勝を果たしている安床エイト、武士の安床ブラザーズがレッドブル・クラッシュドアイスに初参戦 ©Joerg Mitter / Red Bull Content Pool

ワールドチャンピオンシップの行方も興味深い。男子は2015年チャンピオンのスコット・クロクソール(カナダ)と2014年チャンピオンのマルコ・ダラーゴ(オーストリア)の戦いに、2016年、2017年チャンピオンのキャメロン・ナーズ(米国)がなんとか食らいつく展開。女子はアマンダ・トルンゾ(米国)の初チャンピオン獲得を、2016年、2017年チャンピオンのジャクリーン・レジェール(カナダ)が大逆転で阻止できるかが見どころ。

また年々総合順位を上げている山本が、どこまで順位を上げられるか? そして大会初参戦を果たすインラインスケート・ハーフパイプ界トップアスリートの安床ブラザーズが、どのようなパフォーマンスを見せるかにも期待。大会決勝の様子は3月11日(日)の昼12:00よりインターネットスポーツメディアのスポーツブルで生中継する。
インターネットスポーツメディア・スポーツブル

■レッドブル・クラッシュドアイス エドモントン大会のライブ中継
スポーツブルのiOS/Androidアプリ、ブラウザ(PC/スマホ)で無料で生中継を観戦できる。アプリはApp Store、Google Playで入手できる。
日時:3月11日(日)の昼12:00より (日本語解説付き)
見逃した場合はRed Bull TVでオンデマンド視聴が可能。(オンデマンドも日本語解説付き)
Red Bull TV レッドブル・クラッシュドアイス エドモントン大会

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