公認サイクリングガイドに元五輪代表選手や現役コーチなど加入

一般社団法人日本サイクリングガイド協会(JCGA )が公認するサイクリングガイドに内間康平や飯島誠といった元五輪代表選手や、コーチや自転車専門誌インプレッションライダーで知られる小笠原崇裕らが加わった。

しまなみ海道模擬ツアー引率特別講習会。2022年6月

リアルなイベントやサイクリングツアーが実施できなかった2020年以降、サイクルツーリズム再興の原動力となるサイクリングガイドの育成と認定、および技術の維持向上を目指し、講習会や検定講習会を継続して実施してきた。

その過程で、サイクリングガイドを目指す一般サイクリストも参加できる「基礎検定講習会」を新設し、サイクリングガイドとしての能力や経験を段階的に評価する「JCGAサイクリングガイドクラス認定」も2022年4月1日付けで改定。より幅広い層に門戸を開き、各地で積極的に講習会を開催した結果、2021年度は40名、まだ期中ながら2022年度も34名の新会員(新規受講者)を迎えることができ、2023年1月末現在では、総勢167名がJCGA会員資格を保持している。

基礎検定講習会では一般愛好家と現役プロが混在することも

■クラスごとの人数
・JCGA公認サイクリングガイド JCA認定※  : 79名 ※JCA検定合格者
・JCGA公認サイクリングガイド ベーシック : 29名 ※JCGA基礎検定合格者
・JCGA登録サイクリングガイド アシスタント: 34名
・JCGA登録サイクリングガイド トレーニー : 25名

自転車業界の本流より発足したJCGAは、本物の自転車乗り不在のサイクルツーリズムに異を唱え、プロとして必要な引率技術を重視する理念を掲げたことで、多数の最上級サイクリストが加入し続けている。2021年度以降の新会員74名についても、うち8名が難関として知られる「JCGA公認サイクリングガイド(JCA認定)」を、高い技術と真摯なチャレンジ精神でクリアしている。

2022年12月に神奈川県の湘南エリアで行われた講習会

2021年度以降、JCA検定講習会は単独では開催しておらず、JCGA基礎検定講習会と混在させるかたちで実施。結果として、サイクリングや引率スキルが不足している一般の受講者にとっては目指すべき技術レベルがより明確に自覚でき、上級者にとってはJCGAが追求する技術の意義を自覚できる貴重な機会となった。今後の講習会についても、JCA検定と基礎検定の併催していく。

JCGAサイクリングガイド基礎検定講習会(2023春)実施概要

近日中に開催予定の基礎検定講習会について、参加枠が若干ある。この機会に参加し、サイクリングガイドの根幹となる「安全かつ快適な集団サイクリング引率」の技術と、サイクリングガイド としてのマインドを体得してみては。

●一般社団法人日本サイクリングガイド協会の詳細ページ

鬼の京都×京都1周サイクルチャレンジにグルメキャンペーン追加

「鬼の京都×京都1周サイクルチャレンジ」が2022年7月23日から期間限定で開催されているが、追加イベントとして府内各地の「おいしい」と出会い、オリジナルポストカードと切手が漏れなくもらえる「グルメ」キャンペーンを新たに開始する。

メインキャラクター酒呑童子(しゅてんどうじ)

現在実施中の鬼カードを入手しながら完走を目指す「鬼の京都×京都1周サイクルチャレンジ」キャンペーンに新たな魅力が加わった。

鬼の京都×京都1周サイクルチャレンジ×グルメライド
■内容:京都府中北部のスポット(計12カ所)を巡り、鬼カードを入手しながら完走を目指す期間型サイクリングイベントに、ルート周辺のグルメスポット(計17カ所)の利用で、利用ごとにオリジナルポストカード(13種類)と切手(3種類)を各1枚プレゼントするキャンペーンを追加
■期間:2022年11月1日(火)~11月27日(日)
■主催:Ride with KYOTO推進会議
■参加費:無料
■参加方法:
公式WEBサイトで走行ルート、カード配布スポットを確認するとともに、「参加証」をダウンロードしスタート
●鬼の京都×京都1周サイクルチャレンジ×グルメライド特設サイト
●鬼の京都×京都1周サイクルチャレンジ特設サイト

ナビゲーター茨木童子(いばらきどうじ)

佐渡汽船の佐渡日帰り自転車パックに注目…直江津港発着

佐渡汽船が日帰り型旅行として「直江津港発着佐渡日帰り自転車パック」の発売を開始した。直江津港からの往復ジェットフォイルと佐渡島内での電動アシスト付きレンタサイクル、佐渡産みかんジャムやわかめなどのお土産が付く。

宿根木集落は小木港から自転車で約20分

廻船業で栄えた江戸時代の面影を残す「宿根木集落」や、たらい舟体験も

直江津港からのジェットフォイルが到着する佐渡の小木港周辺には、廻船業で栄えた江戸時代の面影を今に残し国の重要伝統的建造物群保存地区にもなっている「宿根木集落」がある。小木付近の海岸でサザエやアワビなどの漁で実際に利用され、今では観光用として佐渡名物になっている「たらい舟」など、楽しめるスポットがたくさんある。

佐渡の自然や文化を感じながら、電動アシスト付き自転車で佐渡を走るのにちょうどいい。

電動アシスト付きレンタサイクル。佐渡産みかんジャムやわかめのお土産つき

南佐渡観光案内所で自転車受け付け

直江津港発着『佐渡日帰り自転車パック』
●出発設定日 
5月28日(土)~10月31日(月) 

●行程 
直江津港(8:55 出港)~~ジェットフォイル~~(10:10 到着)小木港・・・徒歩(約5分)・・・ 南佐渡観光案内所(自転車受付)==自由行動(自転車貸出約5時間*)==南佐渡観光案内所 ・・・小木家(お土産受取り)・小木港(15:45*出港)~~シジェットフォイル~~(17:00 到着)直江津港
*7 月 30 日(土)~8 月 21 日(日)の間は、 小木港 16:45 発~直江津港 18:00 着のジェットフォイルとなる。 (自転車貸出時間は約6時間)

矢島・経島のたらい舟。小木港から自転車で10分

●旅行代金 
大人 14,000 円/小児 10,000 円
※旅行代金には往復ジェットフォイル乗船代、電動アシスト付き自転車(ヘルメット代、修理保証金含む)、お土産代、消費税等諸税が含まれる。 
※たらい船や西三川ゴールドパーク、博物館の入場料は料金に含まれない。

 ●自転車 
電動アシスト付きのクロスバイク(eバイク)。 
※乗車適用目安は身長159cm以上。身長等により利用できない場合は、現地でシティタイプの電動アシスト自転車(乗車適用目安145cm)または、空きがあればeバイクミニ(乗車適用目安145cm)に変更できる。(変更により旅行代金の返金はなし)
※子供用自転車はない。小児が利用する場合も、上記大人用自転車となる。 
※荷物は南佐渡観光案内所に預けることができる。 

砂金採り体験ができる佐渡西三川ゴールドパーク。小木港から自転車で約40分

●お土産 
佐渡産みかんジャム、あごだしラーメン、佐渡番茶、さしみわかめの4点セット。 
※復路乗船前に、小木港隣接の「小木家」に立ち寄って受け取る。

 ●定員 
各日2名(2台)。 
※3名以上となる場合は電話で問い合わせ。 

●予約受付について 
インターネット予約または直江津総合案内所(TEL:025-544-1234/営業時間08:30~17:00)で。 インターネット予約は出発日の3日前 16:00 まで、 電話予約は前日 16:00 まで。

シマノ自転車博物館で「自転車の旅・様々なかたち」特別展

公益財団法人シマノサイクル開発センターが運営する「自転車博物館」は「シマノ自転車博物館」としてリニューアルオープンした。4月29日から2023年3月20日までの期間、「自転車の旅・様々なかたち」と題した特別展を開催している。

シマノ自転車博物館

世界一周などさまざまなスタイルの自転車旅を紹介

世界で一番長いハネムーンとして、五大陸88カ国を巡り、地球2周半に相当する10 万5805kmを走破した宇都宮一成・トモ子夫妻、8年計画で家族6大陸大冒険をした坂本達ファミリー、長期自転車旅『MOUNTAIN BIKE JOURNEYを国内外で行う西川昌徳さんらが協力。実際の自転車や日記・地図などが展示される。

「限りなく自由な乗り物、自転車。気軽に自転車にまたがり、近くの公園で小さな自然を 満喫する。そこから徐々に距離を延ばし、冒険心を満たしていく。 また、車や電車に自転車を載せて目的地を巡り、自然を満喫し・食を楽しみ・地元の人 に声をかける。

自転車旅の形は自由で様々、そして出会いがあり、旅の最中の思い出も 多く鮮明に残るのではないでしょうか。 今特別展では、一緒に経験を共にする仲間・パートナー・家族というテーマで絆を強め、 旅先で出会う人々と忘れることのない心と心の触れあいをお伝えすることができ、皆様 が自転車旅に思いを馳せてい頂ければ幸いです」と、主催する公益財団法人シマノ・サイクル開発センター。

会場はシマノ自転車博物館4階の特別展示場。施設入館料で閲覧できる。

シマノ自転車博物館

シマノ自転車博物館
[英文名]SHIMANO BICYCLE MUSEUM

〒590-0073 大阪府堺市堺区南向陽町2丁2-1
運営主体=公益財団法人シマノ・サイクル開発センター
●ホームページ
アクセス=南海電鉄高野線「堺東駅」下車 徒歩約5分
入場料=一般500円、65歳以上無料、高校生・大学生200円、小学生・中学生・未就学児無料
◎20名以上、団体割引あり ◎障がい者手帳をお持ちの方と付き添い1名入館料無料
休館日=月曜日、祭日の翌日(土、日の場合は開館)
関連施設=大仙公園 自転車ひろば 所在地:堺市堺区東上野芝町1丁(大仙公園内)
「クラシック自転車のレプリカ体験試乗」 「自転車乗り方教室」

サイクリングは気軽にできて健康にいいアウトドアアクティビティ

クロス・マーケティングが全国47都道府県に在住する20~69歳の男女5000人を対象に「アウトドアに関する調査(2022年)」を実施。今回はアウトドアスポーツの種類別に、実施率、実施目的や理由、頻度、今後の意向などを聴取して分析した。

サイクリングはアウトドアアクティビティの2位

アウトドアスポーツの実施経験者は59%、直近3年以内は25%、1年以内は19%である。直近3年以内の実施率のTOP5は「釣り」「サイクリング」「登山・トレイルランニング」「トレッキング・ハイキング」「スキー」。温暖化の影響もありウインタースポーツ人口の減少はかねてよりみられていたが、「スキー」の経験者は38%から直近1年以内の実施が2%と減少が顕著。

いずれもアウトドアスポーツ実施率は男性で高い。年代別のアウトドアスポーツ直近3年以内実施率のTOPは20代で「スノーボード」、30~50代は「釣り」、60代は「トレッキング・ハイキング」。<図1>

サイクリングをすると健康になる

3年以内に実施したアウトドアスポーツの種別ごとに実施理由や実施してよかったことを聴取した。実施理由は「自然の中で過ごす」「気分転換」「健康」が全般的に高い。特に「自然の中で過ごす」は、トレッキング・ハイキング、登山・トレイルランニング、釣りの実施者、「健康」はサイクリング実施者で高い傾向にある。

実施してよかったことは、全種別で「気分転換ができた」が最も高く、次いで釣りを除く種類で「体力がついた」であった。 <図2、 3>

やっぱりサイクリングが一番気軽にできるアクティビティ

実施頻度が最も多いのは「サイクリング」であり、 ”月に1回以上の実施者”は6割を占める。次いで多いのは「釣り」「トレッキング・ハイキング」。 ”今後増やしていきたい”アウトドアスポーツは、「トレッキング・ハイキング」「サイクリング」「スノーボード」において4割を超える。<図4>

情報収集源は、「友人・知人」「インターネット上の記事」「お店やメーカーのHP」「アウトドア用品店の店員」「SNS、 ブログ」「インターネット上の口コミ」が上位である。<図5>

●クロス・マーケティングのホームページ

サイクリングライフスタイルに関する調査実施中

「安全」「河川沿いのサイクリング」「おでかけライド」をテーマにした3回目となる「サイクリングライフスタイルに関するアンケート調査が行われる。回答者の中から抽選で合計3人にツール・ド・ニッポン2021シリーズイベント招待券(ソロのみ)をプレゼント。

全国各地でサイクルツーリズム事業(=自転車・サイクリングを活用した観光振興事業)を展開する一般社団法人ルーツ・スポーツ・ジャパンは日本全国各地域の特色を活かしたサイクルツーリズム事業を行うとともに、サイクリング環境づくりを推進する地域や企業とともに「サイクリストにやさしい環境」を全国に拡げていくことを目指している。

その活動の一環として、定期的にサイクリストの「生の声」を集約して、その結果をサイクリングを楽しむ環境づくりに関連する地方自治体や企業に提供している。

■調査の内容と目的

調査は、サイクリングを楽し人の意識調査に主眼を置いている。
・サイクリングを安全に楽しむために、どういった意識を持って臨んでいるか?
・河川沿いのサイクリングロードにどういった魅力や不満を感じているか?
・生活圏外のサイクリングの魅力や楽しむためのボトルネックにはどういったものがあるのか? などを明らかにする。

この調査結果を、より安心・安全なサイクリングの促進に向けた施策の企画・立案のため情報として、サイクリストフレンドリーな環境づくりに役立てるとともに、サイクルツーリズムによる地域活性化を促進することを目的としている。

サイクリングライフスタイルに関する調査 -2022 vol.1
【調査期間】2022年2月16日(水)~2022年2月23日(水・祝)
【設問数】最大22問
【所要時間】10~15分
【特典】アンケート解答者の中から抽選で合計3人に 『ツール・ド・ニッポン2021シリーズイベント招待券(ソロのみ)』プレゼント!

※当選者にのみ、3月2日(水)までに回答したメールアドレス宛に連絡

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