21歳のタデイ・ポガチャルがツール・ド・フランス逆転優勝へ

第107回ツール・ド・フランスは9月19日、リュール〜ラプランシュ・デ・ベルフィーユまでの36.2kmで第20ステージとして個人タイムトライアルが行われ、57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)がトップタイム。総合1位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)は1分56秒遅れの区間5位。

ポガチャルが2020ツール・ド・フランス第20ステージで首位に ©A.S.O. Pauline-Ballet

厳しい上り坂にゴールする大会唯一の個人タイムトライアルの結果、総合成績でポガチャルがログリッチに59秒差をつけて首位に。パリにゴールする最終日で総合成績が大きく変動することはなく、ポガチャルの逆転優勝が確実になった。

2020ツール・ド・フランス唯一の個人タイムトライアル ©A.S.O. Alex Broadway
フランスチャンピオンのレミ・カバニャ(ドゥークニンク・クイックステップ) ©A.S.O. Alex Broadway
タデイ・ポガチャルがゴール ©A.S.O. Alex Broadway
フィニッシュ後にログリッチのタイムを待つポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
ログリッチは区間5位のタイムで座り込む ©A.S.O. Alex Broadway
2020ツール・ド・フランス第20ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
総合1位のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
山岳賞のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway
新人賞のタデイ・ポガチャル ©A.S.O. Alex Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

ポイント賞のサム・ベネット ©A.S.O. Pauline-Ballet

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クラー2勝目、ログリッチは首位を堅持…ツール・ド・フランス19S

第107回ツール・ド・フランスは9月18日、ブールアンブレス〜シャンパニョール間の166.5kmで第19ステージが行われ、サンウェブのショーレン・クラー(デンマーク)が区間勝利を目指す精鋭の中からゴール前で抜け出すことに成功し、第14ステージに続く今大会2勝目を飾った。

2019ツール・ド・フランス第19ステージに挑む山岳賞のリチャル・カラパスとマイヨジョーヌのプリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet

総合1位のプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)、57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)は同タイムでゴール。翌20ステージは厳しい上り坂にゴールする大会唯一の個人タイムトライアルで、総合成績がほぼ確定する。

2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
プリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet
クリスツ・ニーランズ(ラトビア) ©A.S.O. Pauline-Ballet
アレッサンドロ・デマルキ(イタリア) ©A.S.O. Pauline-Ballet
マイヨジョーヌのプリモシュ・ログリッチ ©A.S.O. Pauline-Ballet
残り20km地点の先頭集団。2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
ショーレン・クラー(デンマーク)がゴールまで単独で逃げる ©A.S.O. Pauline-Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2019ツール・ド・フランス第19ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

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ツール・ド・フランス出場選手愛用のオークリー発売へ

アイウエアのオークリーからツール・ド・フランス出場選手が着用している3モデルが発売された。レンズの左サイドにはツール・ド・フランスロゴの刻印が入っている。

Sutro(スートロ)

選手やチームごとにかけるモデル・カラーはさまざまだが、オークリーでは毎年ツール・ド・フランスをイメージしたカラーをあしらったモデルを発売している。

2020年はフレームのブラック、ゴールド、シルバーグラデーションが、21の過酷なステージを完走するワールドクラスのアスリートたちのパワー、威信、忍耐を表現している。

Flight Jacket(フライトジャケット)

Flight Jacket(フライトジャケット)

3万4600円(税別)
●Flight Jacketの詳細ホームページ

Sutro(スートロ)

2万5700円(税別)
オークリー直営店およびEC限定発売
●Sutroのホームページ

EV Zero Blades(EVゼロ ブレード)

EV Zero Blades(EVゼロ ブレード)

2万7200円(税別)
オークリー直営店およびEC限定発売
●EV Zero Bladesのホームページ

クビアトコウスキー初優勝…ツール・ド・フランス第18S

第107回ツール・ド・フランスは9月17日、メリベル〜ラロシュ・シュル・フォロン間の175kmで第18ステージを行い、ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)とリチャル・カラパス(エクアドル)のイネオス・グレナディアス勢がワンツーフィニッシュ。先着したクビアトコウスキーが初勝利、先を譲ったカラパスが山岳賞部門でトップに立った。

ミハウ・クビアトコウスキー(ポーランド)、マルク・ヒルシ(スイス)、リチャル・カラパス(エクアドル)、ペリョ・ビルバオ(スペイン) ©A.S.O. Alex Broadway

総合優勝争いでは、首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)が57秒遅れの総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)の攻撃を許さず同タイムでゴール。初の総合優勝に一歩前進した。

2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Pauline-Ballet
2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
第1集団の中にはリチャル・カラパスやヨナタン・カストロビエホ(スペイン)のイネオス・グレナディアス勢が加わった ©A.S.O. Alex Broadway
マイヨジョーヌのログリッチを援護するユンボ・ビスマ勢 ©A.S.O. Alex Broadway
下りで落車したマルク・ヒルシ ©A.S.O. Alex Broadway
2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
ドゥークニンク・クイックステップのティム・デクレルクとジュリアン・アラフィリップ  ©A.S.O. Alex Broadway
山岳を乗り切りポイント賞獲得が見えてきたサム・ベネット ©A.S.O. Alex Broadway
第18ステージを制したクビアトコウスキー ©A.S.O.-Thomas-Maheux
第18ステージでカルパスが山岳賞1位に ©A.S.O.-Thomas-Maheux

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)リチャル・カラパス(エクアドル、イネオス・グレナディアス)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2020ツール・ド・フランス第18ステージ ©A.S.O. Alex Broadway

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ロペス初優勝…ログリッチがポガチャルをリード…ツール・ド・フランス17S

第107回ツール・ド・フランスは9月16日、アルプスを舞台とした今大会最難関の第17ステージをグルノーブルからメリベル・ラロズ峠までの170kmで行われ、アスタナのミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア)が首位プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)と総合2位タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)を振り切って初優勝した。

2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López

総合優勝争いでは、区間2位のログリッチが同3位のポガチャルに15秒差をつけた。ボーナスタイム差を合わせて2選手の差は40秒から57秒に開いた。

エマニュエル・マクロン大統領がツール・ド・フランスを訪問 ©A.S.O. Pauline_Ballet
2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López
2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
マドレーヌ峠からダウンヒル ©A.S.O. Pauline_Ballet
2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López
独走するリチャル・カラパス ©A.S.O. Alex Broadway
ミゲルアンヘル・ロペスがツール・ド・フランス第17ステージ優勝 ©A.S.O. Pauline_Ballet
エマニュエル・マクロン大統領に目礼するマイヨジョーヌのログリッチ ©A.S.O. Pauline_Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)
□マイヨブラン(新人賞)タデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツ)

2020ツール・ド・フランス第17ステージ ©A.S.O. Charly-López

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エガン・ベルナルがリタイア…チームが最善策と判断

2019ツール・ド・フランスの総合優勝者、イネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル(コロンビア)が9月16日に行われる第17ステージをスタートしないことをチームが発表した。ベルナルとチームが「リタイアすることが将来的にベストの選択肢」と同意したという。

エガン・ベルナルが第15ステージで苦戦 ©A.S.O. Pauline Ballet

ベルナルは大会中盤戦まで首位をうかがう位置にいたが、第13ステージでプリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)とタデイ・ポガチャル(スロベニア、UAEエミレーツの)から38秒遅れた。ベルナルは第15ステージでも7分20秒遅れで、総合優勝争いから一気に脱落。第16ステージでも遅れて総合成績で19分04秒遅れの総合19位となっていた。

「私たちは彼の最善の利益のためにこの決定をした」と、マネージャーのデイブ・ブレイルズフォー。

「ベルナルは走るのが好きな偉大なチャンピオンだが、このあとも大きなレースに挑む若いライダーでもあり、現段階ではツール・ド・フランスを走るのをやめる方が賢明だと感じた」

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