ヒルシが悲願の初勝利…ツール・ド・フランス第12S

第107回ツール・ド・フランスは9月10日、今大会最長となるショビニー〜サランコレズ間の218kmを走る第12ステージが行われ、サンウェブのマルク・ヒルシ(スイス)がレース終盤の山岳で単独アタックし、ゴールまでの28kmを逃げ切ってプロ初勝利。

マルク・ヒルシが独走 ©A.S.O. Pauline Ballet

総合成績ではユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が総合成績の上位選手と同タイムでゴールし、首位を守った。

2019年11月に逝去したレイモン・プリドールの故郷を通過 ©A.S.O. Pauline Ballet

22歳になったばかりの同選手は2018年にU23世界選手権と欧州選手権に優勝した逸材で、今大会も序盤から積極的な走りを見せていた。

人気があったがツール・ド・フランスに勝てなかった故プリドール氏の家族を招いてセレモニー ©A.S.O. Pauline Ballet
最長距離の218kmを走った第12ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
マイヨジョーヌのログリッチ(前から4人目)とそれを援護するユンボ・ビスマ勢 ©A.S.O. Alex Broadway
ヒルシが独走状態になると、追走集団でニコラス・ロッシュが抑え役を務める ©A.S.O. Pauline Ballet
ヨナタン・カストロビエホ(スペイン) ©A.S.O. Pauline Ballet
マルク・ヒルシがツール・ド・フランス第12ステージで優勝 ©A.S.O. Alex Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

ログリッチがマイヨジョーヌを死守 ©A.S.O. Alex Broadway

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ユアンが区間2勝目…ログリッチがマイヨジョーヌを守る

ツール・ド・フランス第11ステージはシャトライヨン・プラージュ〜ポワティエ間のほぼ平たんな167.5kmを走り、ロット・スーダルのカレブ・ユアン(オーストラリア)がゴール勝負を制して区間優勝。第3ステージに続く今大会2勝目、大会通算5勝目を挙げた。

マイヨジョーヌのログリッチと新人賞のマイヨブランを着るベルナル ©A.S.O. Alex Broadway

総合成績ではユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)がタイム差なしの同集団でゴールし、総合1位の選手が着用する黄色いリーダージャージ、マイヨジョーヌを守った。

それぞれの村は歓迎気分いっぱい ©A.S.O. Thomas Maheux
ツール・ド・フランス第11ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
ツール・ド・フランス第11ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet
マイヨジョーヌのログリッチに補給食を手渡すアシストのアムントグレンダール・ヤンセン ©A.S.O. Alex Broadway
キャラバン隊がやってきた ©A.S.O. Thomas Maheux
カレブ・ユアンが第11ステージで優勝 ©A.S.O. Alex Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

2020ツール・ド・フランス第11ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux

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ベネットが悲願の区間初勝利…ツール・ド・フランス第10S

1回目の休日を過ごした第107回ツール・ド・フランスは9月7日、本土と橋で結ばれた2つの島、オレロン島からレ島までの168.5kmで第10ステージが行われ、アイルランドチャンピオンのサム・ベネット(ドゥークニンク・クイックステップ)が大集団のゴール勝負を制して初優勝。

サム・ベネットがツール・ド・フランス初優勝 ©A.S.O. Pauline Ballet

総合成績ではユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)が首位を守った。

マイヨジョーヌのログリッチとマイヨベールのサガン ©A.S.O. Pauline Ballet

前日には選手とスタッフらがPCR検査を受け、選手は全員が陰性。大会のディレクターであるクリスティアン・プリュドムが陽性となり、7日間レースから離れることになった。

第10ステージはフランス西海岸を行く ©A.S.O. Pauline Ballet
グルパマFDJのシュテファン・キュングとCCCのミヒャエル・シャールというスイス勢がアタック ©A.S.O. Pauline Ballet
2020ツール・ド・フランス第10ステージ ©A.S.O. Thomas Maheux
フランス西海岸、本土と橋で結ばれた2つの島をスタートとゴールとした ©A.S.O. Thomas Maheux
アイルランドチャンピオンジャージを着るベネットが第10ステージ優勝 ©A.S.O. Pauline Ballet

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)サム・ベネット(アイルランド、ドゥークニンク・クイックステップ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

センチュリー21のキャラバン隊 ©A.S.O. Thomas Maheux

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ツール・ド・フランス最高権威プリュドムがコロナ陽性

ツール・ド・フランスのレースディレクターを務めるクリスティアン・プリュドムが新型コロナウイルスに感染していることが9月8日に明らかになった。プリュドムは1週間ツール・ド・フランスを離れ、フランソワ・ルマルシャンが大会最高権威としての指揮を執る。

クリスティアン・プリュドム ©ASO_G.Demouveaux

ツール・ド・フランスは9月7日に出場選手とそのチームスタッフをPCR検査。全選手が陰性で、各チームも2人以上の陽性者がいなかったため、陽性者のみの除外にとどまり、全22チームがレースを続行すると発表したばかり。まさかの最高権威の感染が発覚した。

ただしツール・ド・フランスがストップすることはなく、プリュドムだけがツール・ド・フランスを7日間離れる。プリュドムは2回目の休息日の翌日、9月15日の第16ステージから役職に復帰する。

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ツール・ド・フランスの4賞マスクなどオンライン販売へ

ツール・ド・フランスさいたまクリテリウムのオフィシャルオンラインショップが9⽉8⽇(⽕)にオープンし、グッズ販売を同⽇より開始する。

2020年⼤会は開催⾒送りとなったが、2021年の開催を⽬指し、「toward 2021=2021年に向けて」というメッセージを込めたTシャツやサコッシュをはじめ、4賞カラーをイメージしたマスクが登場。2019さいたまクリテリウムで実現した「マイヨジョーヌ」と「マイヨロホ」の共演を収めた時計やジグソーパズルも販売する。

また、ツール・ド・フランス開催期間中に1万円以上購⼊した人の中から抽選で、ツール・ド・フランス2020に出場している選⼿のサイン⼊りグッズをプレゼントするキャンペーンも実施。

●オフィシャルオンラインショップ
販売開始⽇:9⽉8⽇(⽕)12:00〜

ツール・ド・フランス2020開催記念キャンペーン

■実施内容
ツール・ド・フランス開催期間中に1万円以上購入した人の中から抽選で3名にツール・ド・ フランス2020出場選⼿のサイン⼊りグッズをプレゼント
■キャンペーン実施期間
9⽉8⽇(⽕)12:00〜9⽉20⽇(⽇)23:59

ポガチャルV、ログリッチ首位…ツール・ド・フランス第9S

第107回ツール・ド・フランスは9月6日、ポー〜ラランス間の153kmで第9ステージが行われ、スロベニア旋風が吹き荒れた。90kmを逃げ続けたサンウェブのマルク・ヒルシ(スイス)を残り2kmで4選手が捕らえ、UAEエミレーツのタデイ・ポガチャル(スロベニア)がゴール勝負を制して初優勝。ユンボ・ビスマのプリモシュ・ログリッチ(スロベニア)がタイム差なしの区間2位に入り、総合成績で首位に立った。

ログリッチがツール・ド・フランス第9ステージでマイヨジョーヌを獲得 ©A.S.O. Alex Broadway

首位のアダム・イエーツ(英国、ミッチェルトン・スコット)は途中の山岳で遅れ、1分02秒遅れの総合8位に後退した。

ユンボ・ビスマのトム・デュムラン ©A.S.O. Alex Broadway
90kmを逃げ続けたマルク・ヒルシ ©A.S.O. Alex Broadway
ワウト・バンアールトがメイン集団を引っ張る ©A.S.O. Alex Broadway
マイヨジョーヌのアダム・イェーツがピレネー2日目に脱落 ©A.S.O. Alex Broadway
2020ツール・ド・フランス第9ステージ ©A.S.O. Alex Broadway
イネオス・グレナディアスのエガン・ベルナル ©A.S.O. Alex Broadway
逝去したイネオスのニコラ・ポルタル監督の家族がポーのスタートに招かれた ©A.S.O. Alex Broadway
UAEエミレーツのデラクルス、ポガチャル、クリストフ ©A.S.O. Alex Broadway
敢闘賞を獲得したマルク・ヒルシ ©A.S.O. Alex Broadway

●4賞ジャージ
マイヨジョーヌ(個人総合成績)プリモシュ・ログリッチ(スロベニア、ユンボ・ビスマ)
マイヨベール(ポイント賞)ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
マイヨブラン・アポワルージュ(山岳賞)ブノワ・コズネフロワ(フランス、AG2Rラモンディアール)
□マイヨブラン(新人賞)エガン・ベルナル(コロンビア、イネオス・グレナディアス)

2020ツール・ド・フランス第9ステージ ©A.S.O. Pauline Ballet

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